「ナイフ」重松清
重松清さんの、「ナイフ」です。
「いじめ」「親子の関係」「教育問題」
あたりがテーマになった短編集です。
『ワニとハブとひょうたん池で』
『ナイフ』
『キャッチボール日和』
『エビスくん』
『ビタースィート・ホーム』
どれも面白かったですね、というと御幣がありそうですが・・・。
“いじめ”と子供たちの心理状態の描写が、妙にリアルで驚きました。
モノによっては、読んでると辛くなったりもしました。
特に印象深いのが
『エビスくん』
途中まではとにかく辛いです。電車で読むとしんどい感じです。
最終的には、良い作品だと思いました・・。でも辛すぎる。
『ビタースィート・ホーム』
は、子を持つ親と、教育に従事している人には読んで欲しいですね。
どれも、とにかく何かを感じることができるはずです。
子供の視点や子供に関係するものばかりですが、大人の自分でも今の自分に教訓となるようなメッセージも多くありました。
これは必読です。
にしても重松さん、すごいです・・。
私はここまで子供視点でものを書くことは出来そうにもありません。
重松ファンになりそうです。
次は
三崎 亜記 さんの「となり町戦争」
です。
面白そうなテーマなので、期待してしまいます。
2005-02-24 23:59
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コメント(2)
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遅ればせながら、「ナイフ」読了いたしましたので、トラバさせてもらいます。
ブログ内容、かなり同意見です。
by うめの (2005-08-19 18:07)
>うめのさん
お、読まれましたか。そちらへコメントしますね。
by arukakat (2005-08-20 13:43)