SSブログ

科学の園 [科学、数学]

今日は、和光市にある理化学研究所の一般公開に行きました。
目的は、2004年に日本で始めて作られた大規模Linuxクラスタ・システム、理研スーパー・コンバインド・クラスタ(2,048CPU、総演算性能12.5TFLOPS)の実物を見ること...って地味かな



コンピュータのある情報基盤棟は、4Dシアターを見る人で、なかなかの人気です。


クラスタ・システムは、1Uのユニット(ノード)に2CPU(Intel Xeon 3.06GHz)乗っていて、3年前に作られたとは思えないほどコンパクトにできてました。

CPUの利用状況のモニタリングもわかりやすくできています。



ネットワークは、ユニット間はInfiniBandで一般の通信用にはGigabit Etherを利用しているそうです。
プログラムは、FORTRANでMPIを使っているものが多いということでした。
いろいろ参考になるお話を聞かせていただいて、とってもありがたかったです。


和光の研究所に来たからには、やっぱりあれを見ておかないと

ということで、巨大なヘリウムのタンクのある建物の地下へ..



仁科加速器研究センターにある史上最強の超伝導リングサイクロトロン(SRC)です。
ここで粒子を光速の70% (345 MeV)まで加速できるそうです。




原子核ビームの入り口



RI(ラジオアイソトープ)ビーム分離生成装置BigRIPS
こんな大掛かりな装置で何をしているかというと、原子核を高速でぶつけて壊すことによって、構造や性質を調べているそうです。

加速器研究センターの出口で、ビームを照射したアサガオの種をもらいました。
この種から咲いたアサガオの次の世代から変種が生まれるそうです。
すでに、この方法で観賞用の花の新種を作ることが行われていて、花の苗も配られていました。


最近科学ばなれが進んでいるということですが、今日は「科学戦隊実験ジャー」による科学実験ショーとか、工作教室なども沢山あって、大勢の人が理化学研究所に見学に来ていました。
やっぱり科学は楽しく学ばないとね。


おまけ
なんか絵的に地味になってしまったので、理化学研究所の隣のAFN(American Forces Network)放送局の菜の花畑です。

今日は風が強かったので、研究所内どこにいても菜の花の香りが漂っていました。

独立行政法人 理化学研究所


nice!(0)  コメント(3)  トラックバック(2) 

nice! 0

コメント 3

Oimizu

> この種から咲いたアサガオの次の世代から変種が生まれるそうです。

え、次世代から変種。うーん、交配できるのか。。。
変種になった次世代は、種できるんでしょうか。
そうやつて、変種がばらまかれていくのは、ちょっとなぁ。。。

それはそうと、菜の花の季節なんですね。
これは、凄い数の菜の花ですね。
写真通してでも、香ってくるようです。
by Oimizu (2007-04-21 23:37) 

sonare

菜の花きれいですね~(美味しそう(^^;))
by sonare (2007-04-22 00:46) 

aoken

Oimizu さんコメントありがとうございます。

ビームをあてたときに、ほとんどの場合は片方の遺伝子にしかキズがつかないので、次の世代にならないと変種が出ないそうです。
隔世遺伝なんですね。

理研のアサガオ倶楽部のページに説明があります。
http://rarfaxp.riken.go.jp/~miyauchi/asagao/what.html

自然界にある放射線や宇宙線でも、遺伝子にキズがついて突然変異が起こることがあるのかもしれないですけど、人工的に沢山作ると、どうなるのでしょう...アサガオ覚醒?!

AFN(昔のFEN)放送局の敷地は、大きなアンテナが立っているだけで、あとは一面の菜の花畑というか、菜の花の、なすがまま状態になっています。
理研の脳科学総合研究センター1階にTully's Coffeeがあって、菜の花畑に面したところがウッド・デッキになっていて、研究所というイメージとは違って、とてもおされな場所になってました。



sonare さんコメントありがとうございます。

菜の花、こんなに大きくなちゃうと食べれませんよ。
あとは油を採ったり肥料にするぐらいかな
そうそう、今年もコンサート楽しみにしてます。
by aoken (2007-04-22 09:00) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 2