SSブログ

●新月+日食の本日、産経新聞に夏目のインタビュー初掲載● [雑誌掲載ニュース]

いや~ もうダメかと思いました。

何しろ、取材を受けたのが先月の、バレンタインの日でしたからね! “来週には載りますよー”と記者さんに軽く予告されていたのが実現せず、どうやら掲載日不確定の待機記事としてストックされている様子となって1ヵ月経過……もしかしてこれって “気づいたら時期を失してお蔵入り”(五七五)なんて可能性もアリ?!と本気で覚悟しました。

でも、この世の中、ワケのわからん延期現象の裏には、そうしたほうが結果オーライだった、という天の配剤が働いている場合もあります。そこで、縁起をかつぐようですけど、「なぜ、今日がよかったのか?」とその意義を天体配置で探ってみると、今日は新月と日食、2つのイベントが重なる日。

新月は、月齢周期の始まりの時。新しい月の誕生の日、ってわけで文字通り物事を刷新=リセットし、再スタートを切る好機として、「願い事をするのによい日」とされています。もう一方の日食はといえば、これまで当たり前と思われていた権威や価値観に揺さぶりがかかる、社会的な転換点を暗示するものです。そう、「転機」暗示の二重唱ってわけですね。なんかこの世界の風向きが変わってくるんじゃないの~?って期待が生まれてこようってもんです。

そんなお日柄に、これまで全国紙では大きく取り上げられたことのなかった「ダイエットやめたらヤセちゃった!」というおハナシが載るというのは、いかにも縁起がイイ。しかも、ここでは『ダイやめ』巻末付録にある「ダイエット法則を無効にする7つの逆説」の全項目を列挙してくれてます。世の中の価値観が方向転換するキッカケになれるかなぁ?

20世紀末に出した前著『ダイエット破り!』(1999年・河出書房新社)のラストを私は、ちょいと予言めかした文句で結びました。

《百年後の人類は、誰もダイエットなんかしていない。そうしてダイエットなるものを大真面目に信じてたこの時代を、「はー、こんな迷信にふり回されて」と笑い話のように眺めるのだ。》

きっと、大きな時代の変わり目の渦中にいる私たち。そのさ中にいると、マクロな変化のスピードってものはモタモタとまだるっこしく見えるのですけど、後でふり返ってみれば、波乱含みの面白い時代だったと思えるのかもしれません

 


nice!(0)  コメント(8)  トラックバック(0) 
共通テーマ:美容

nice! 0

コメント 8

こうちゃん

最近、ある謎が解けました。

それは、ダイエット製品に効果がない謎です。
食べた脂肪を包んで排出するサプリまた履いているだけで痩せる下着に効果がないのは業者側の計算外の出来事だと私は思っていました。

しかし、効果がないことを前提に造られていて、だます技術が進化すればもうかることを知っている。どうやら「本当に痩せる商品」を造った方が業者は
もうからないのでしょう。

8年前の百年後まであと92年。
ダイエットは進化するどころか退化しているように思えます。それは、情報によって「痩せる答を教えてくれる」と信じているダイエッターが多いこと。
でも、自分の頭を使って考えなければ、結果は出ないでしょう。
『ダイやめ』に載っていた摂取カロリー、消費カロリーの矛盾点を始め、未解決な部分がいっぱい。
・なぜ野生の動物は太らないのか?
・地球上で唯一カロリー計算をし、スポーツをする動物、人間だけが太るの  か?
・中学3年で部活が終わった時、運動部の子が全員太りだすなんてことは ない事実
・太る食べ物?が女性の一番の大好物である偶然の謎

私は、ダイエット依存症以上に『引き算の法則依存症』という依存症に多くの人がかかっていると感じます(また、変な用語作っちゃった)。

私は、昨年の夏頃、ふと思ったのですが、「なぜ、太った野生の動物はいないのか?」自然の法則に従えば痩せるのではないかと思い、書店でそのようなタイトルの本がないか探し、見つかったのが『ダイやめ』でした。
そこから次々と長年の謎が解けました。

成功にはひらめきが不可欠。ひらめきを生むには「依存症」から抜け出すことが重要ですね。

では、また先生にどこかで会えることを楽しみにしています。
by こうちゃん (2007-03-20 23:32) 

まつりこ

こうさん、いつもありがとうございます。
そうですか、『ダイやめ』を読まれる前に、そのような偽りの裏側のにおいを嗅ぎ取るひらめきがあったんですね…!
いやはや、ビンゴ!な出会いでした。

>ひらめきを生むには「依存症」から抜け出すことが重要ですね。

ホントにそうですね。依存症は「思考停止」を生みますからね。

またご意見聞かせて下さい☆
by まつりこ (2007-03-22 15:12) 

はじめまして

「ダイエットをやめて自由になる」というサイトを作っているノラと申します。
「ダイエットやめたらヤセちゃった」を紹介させて頂きました

自身の過食症だった経験から、
とにかく今混乱している人に
「自由になる勇気、自分を信じる勇気をもとうぜ」と言いたくて
微力ながらできる限り情報発信してきました。

ジェニーン・ロスやスージー・オーバックなど、
参考になる良書はたくさんあるのですが、
やはり文化的背景などに多少の差を感じ
「どうして日本にはこういう本がないんだろう?」って思っていたのです。

ですのでこの本に出合えてとても嬉しい思いをしました。
サイトでも紹介した直後に「これ欲しい!」って書き込みがありまして
シメシメ・・・と(笑)

良い本を、どうもありがとうございました。


(サイトのURLが同じだったのでびっくりしました。
まねっこではなく、一応私もオリジナルのつもりで考えたものなのです。
私が後出しです。すみません。)
by はじめまして (2007-03-26 13:07) 

ノラ

↑名前の欄にメッセージ書いてしまいました。すみません。
by ノラ (2007-03-26 13:08) 

めい

ずっとのご無沙汰申し訳ありません。

先般、私が卒園した幼稚園の卒園文集(書くのは保護者)に文章を書くことになり、その中に夏目さんの五行詩を引用させていただきました。メールで報告しなければと思いつつこのブログを見つけましたので、ここに書かせていただくことにします。以下の文章です。

   *   *   *   *   *

   わが子という自分        
 
ちょうちょう組のみなさん、そして保護者のみなさん、ご卒園おめでとうございます。

子どもが小さいうちほど、手がかかる分だけ時間が長く感じられます。それは親にとってだけではなく、子ども自身にとってもそうにちがいありません。その濃密さの度合において、幼稚園での数年間は、その後の人生の同じ時間に比してずっと重いはずです。

わが家の二十二歳、二十歳、十七歳の子どもたち、それなりの経験も積み、また親の考えも理解しようと努めるようになって、問題に直面しての家庭での話し合いもかなり実のあるものになってきました。その中で、子どもたちとの間に共通の土俵のようなものを感じることがあります。それが、私を含めた四人に共通のM幼稚園で受けた教育です。

M幼稚園教育の伝統を一言でいえば、ひとりひとりの心の動きを大切にしながら子どもたちに接するということでしょうか。そうして育てられることで、自分の心を大切にし、相手の気持ちを尊重することを学びます。

心は身体と別物ではありません。心と身体はつながっています。

  まるで
  体は
  心の固まり
  心は
  体の風       (夏目祭子)

風はたやすく他の風と交じり合います。固まりである体の方向から見ると人間はそれぞれ個々人ですが、風である心の方向から見ると、自分と他人の区別はあいまいです。いつのまにか自分が他人になり、他人が自分になったりもしてしまっています。同じ匂いの風の吹き合わせ、わが子に自分を感じる時です。

心の方向から見ると、親にとっての子どもは、境目のはっきりしない自分自身の延長です。わが子を通して、親は世界の広がりを体験することができるのです。それが子どもを持つことのいちばんの意味かもしれません。

子どもさんのM幼稚園での学びを土台に、これからも親子共々心を合わせて、世界の広がりを体験していっていただきたいと願っております。

   *   *   *   *   *

いよいよ夏目流ダイエットが認められる世の中になりそうですね。
by めい (2007-03-27 15:52) 

まつりこ

ノラさん、はじめまして。ようこそいらっしゃいました!
早速、貴ブログ拝見しました。
とっても読みごたえがあって、考察内容が充実した、すばらしいブログですね。
それに、拙著を大きくご紹介下さって、本当にありがとうございます。(プレゼントまで…感謝致します!)

ノラさんも私と共通する実体験をお持ちで、それをヴィヴィッドな言葉でぐいぐい語られていること、爽快で嬉しくなります。

>サイトのURLが同じだったのでびっくりしました。
まねっこではなく、一応私もオリジナルのつもりで考えたものなのです。

“antidiet”ですネ。
オッケーですよー、同じ事を考える人が次々現れるのは、時代の価値観が変わるよい兆しですよね。
まだ認知されていない「アンチダイエット」という言葉を、これから確立しちゃいましょう…!

★近々、よかったら拙サイト「アンチダイエット・スリミング本舗」
http://www15.ocn.ne.jp/~antidiet/
のリンク部屋に、ノラさんのブログを貼らせていただければと思います。
by まつりこ (2007-03-27 21:42) 

まつりこ

めいさん、心のこもったエールを下さって、本当にありがとうございます。
めいさんが寄稿されたという名文も味読させていただきました。
拙歌を基にそこまで思いをふくらませて下さっていること、光栄です。
めいさんの「子育てを考える会」の精神が健在なことがよく伝わってきました。

>親にとっての子どもは、境目のはっきりしない自分自身の延長です。

これは私も常々実感致します…。
めいさんの地元のお子さん方が、心豊かに育っていかれますようお祈り致します。
by まつりこ (2007-03-27 21:45) 

ノラ

ありがとうございます。
読んでくださったこともリンクも大感激です。
実は私の方ではこちらのブログをすでにリンクをさせていただいていました。
HPの方もぜひリンク追加させていただきます。

私のサイトは小さなサイトなんですが、
それでも本当に悩んで情報を求める方が来てくださっていて
思いつめたコメントや相談のメールを頂くことがあります。
とっても嬉しいと同時に、
なんと言ったらいいのか、私の方にまだ充分な精神的体力(?)が備わってなくて
重たい言葉を受け止める方法がよくわかってないのですね、
ちょっと自分が迷子になってる感じでした。
「カウンセラーでもなんでもないのに、なんだ偉そうに」という
自分の声が聞こえたりして。

でも、頂いたコメントを見て元気出ました。
慣れるまで思う存分空回りしようと思います。
素敵な本も、コメントも本当にありがとうございました。
by ノラ (2007-03-27 22:55) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。