SSブログ

夢 [戯言]

おいらの小学校のときの夢。

プロ野球選手。

おいらの中学校のときの夢。

プロ野球選手。

おいらの高校のときの夢。

プロ野球選手と気象予報士(ぇ


中学三年生のとき、高校で文系にいくか理系にいくかで、進路面談があった。

「この歳になって”何をばか言ってるんだ”って言われるのはわかってるけど、野球をずっと続けてプロになりたい。」って打ち明けた。

当時の担任の先生は言ってたな。

「全然悪いことじゃない。私が学生の頃、私の通う学校は野球なんかそれこそ万年初戦敗退の学校だったけど、それでも当時のキャプテンは大学にスカウトされて野球推薦で大学に入ったんだよ。だからやればできる。」

高校でも野球を続けようと思ったし、ずっと続けると思った。

けれど・・・高校二年。

周りが何を言っても聞かず、仲間を・・・いや、仲間って言ったら失礼かな。

周りの部員を裏切って、野球部をやめた。

必死に止めてくれた部員も、マネージャーもいたのに。

練習がつらい

コーチと合わない

ほんっとに根性なし。根性なし。根性なし。


そして高校三年になったころ。

野球がやりたい。

その一言を聞いた当時のキャプテンは

「じゃあまたやりゃいいじゃん。」

その日、家に帰ってユニフォームを引っ張り出した。


そして4月29日みどりの日。

復帰後初めての練習試合。

思いっきりバットを振って、思いっきりボールを追いかけた。

もう練習がつらくても絶対やめない。


最後は引退までたった3ヶ月の短い部活だったけど。

その3ヶ月で学んだことは多かった。

そして1年のブランクは、体力的なことはもちろん精神的なことが非常に大きかった。

部員みんなが変わってた。

すごいチームだった。


7月。公式戦最後の試合。引退試合。

次の回から守備につけ、といわれキャッチボールをはじめた直後、コールド負け。

なんで・・・

何で俺は・・・

そう思うと涙が止まらなかった。

負けて悔しかったんじゃない。

試合に出られなくて悔しかったんじゃない。

自分のふがいなさが悔しかった。根性のなさが。

卒業後、しばらくはみんなに合わせる顔がなかった。

なるべく野球部のイベントは避けるようにしてた。

怖かった。

俺はみんなの一員になれてないって感じた。

当たり前だけど。

みんなと一緒につらい時期を乗り越えられなかった。逃げた。


どのツラさげてみんなと会えばいいのかわからなかった。


その後、とある部員にそのことを打ち明けると、「気にしすぎ。誰もそんなこと思ってない。」って言った。


そうなのか?

それからは積極的に野球部のイベントに参加するようになった。

でも・・・引退からもうすぐ5年たとうとしてるけど、まだ心のしこりが取れない。

むしろ時がたつにつれ・・・自分に腹が立つ。

あの時、必死に俺に殴りかかろうとしてまで止めようとしてくれたコーチ・・・

今でもたまに会うと目すら合わせてくれず、挨拶もよそよそしい。

謝っても謝りきれない。



こないだの野球部OB戦の後の二次会、監督に当時の話をされて、色々とまた思い出してしまった。



夢から覚めた今、新たな夢を追う。



おいらの今の夢。

金貯めてバイク買って、日本中を走り回って写真を撮りまくる。

今度は逃げません。

nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

まったりな休日夢2 ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。