記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,831件
同時的なつながり
(7)同時的なつながり
同時ということに疑問が起こるかもしれません。「たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ」という親鸞のことばは、「いま」行信を獲られたのは、遠い「むかし(宿)」にその縁があった..
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縁ということ
(6)縁ということ
縁ということばが縁起に由来することは言うまでもありません。釈迦が「これあるに縁りてかれあり、これ生ずるに縁りてかれ生ず」と言った、あの縁起です。
もう数え切れないほど繰..
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偶然と必然
(5)偶然と必然
ぼくはぼくの父と母から生まれ、その父と母もまたそれぞれの父と母から生まれ、というふうに、ぼくがこの世に生まれ出た系譜をずっと辿っていくことができます。もちろんその具体的な顔・..
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たまたま
(4)たまたま
「たまたま」ということばに含まれているものはそうとう深いものがあるといわなければなりません。
まず思いますのは、このことばはこの世を軽やかに生きさせてくれるということです。..
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一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟
(3)一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟
「わが父母の孝養」に対して「一切の有情はみなもつて世々生々の父母・兄弟なり」と高らかに謳いあげられます。われらは「わが父母」、「他の父母」と分..
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恩愛はなはだたちがたし
(2)恩愛はなはだたちがたし
第4章は決して「ものをあはれみ、かなしみ、はぐくむ」こころそのものを否定するものではありませんでした。「ものをあはれみ、かなしみ、はぐくむ」のは如来の本願力に由来..
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父母の孝養のためとて
第6回 世々生々の父母・兄弟
(1)父母の孝養のためとて
第5章は父母の供養のための念仏についてです。
親鸞は父母(ぶも)の孝養(きょうよう、追善供養)の..
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念仏申すのみぞ、すゑとほりたる大慈悲心にて
(10)念仏申すのみぞ、すゑとほりたる大慈悲心にて
曇鸞の文から汲み取らなければならないのは、われらはともすると他利であることを利他と思ってしまうということです。如来の本願力がなさしめているに..
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念仏して、いそぎ仏に成りて
(9)念仏して、いそぎ仏に成りて
何とかして「人を教えて信ぜしめよう」と思っているのに、「存知のごとくたすけがたい」のは何とももどかしいことですが、さてしかし翻って考えてみますと、そのもどかし..
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今生に、いかにちほし不便とおもふとも
(8)今生に、いかにいとほし不便とおもふとも
ここでいま一度確認しておきたいのは、「人を教えて信ぜしむ」とするのは紛うことなく「わたし」ですが、しかし実際に「信ぜしむ」ことができるのは如来の本..
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上人のわたらせたまはんところには
(7)上人のわたらせたまはんところには
そのとき法然は親鸞に向かって「生死出づべき道をば、ただ一すじに仰せられ」(同)たことでしょう。自分が救われたこの教えを何とかしてこの若者に伝えたいという..
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人を教えて信ぜしむ
(6)人を教えて信ぜしむ
いかがでしょう、「わたし」はすべての起点という特別な位置にあるわけではないことがお分かりでしょう。「わたし」は連綿とつづく本願の信のリレーのひとこまにすぎません。釈迦..
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