記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
貪愛・瞋憎の雲霧
(4)貪愛・瞋憎の雲霧
本文に戻りましょう。唯円がこころのうちに包み隠しておくことができず、告白せざるをえなくなった一つ目は、本願に遇うことができたときの突き上げるような喜びのこころがいつのまにか疎..
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吾がもてる貧しきものの卑しさを
(3)吾がもてる貧しきものの卑しさを
自分のこころのうちに醜いものがあるなと気づいても、それをあえて口にすることはないのが普通でしょう。そんなことをわざわざ人前にさらすものではないと思い、なにくわ..
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恥ずべし、傷むべし
(2)恥ずべし、傷むべし
自分を正直にさらけ出す、己のこころのうちを包み隠さずに明かす、ということについてもう少し考えてみましょう。
日本の数ある僧のなかで親鸞という人ほど、自分を正直にさらけ出..
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師弟の対話
第9回 死なんずるやらんと
(1)師弟の対話
第9章です。ここは唯円と親鸞の対話になっています。まずはその前半。
念仏申し候へども、踊躍歓喜のこころおろそ..
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自力をはなれたる
(9)自力をはなれたる
ここまできまして「ひとへに他力にして、自力をはなれたる」ということばの真意を了解することができます。「自力をはなれたる」というのは、自力そのものからはなれることではあり..
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宿業にあらずといふことなし
(8)宿業にあらずといふことなし
この問題を主題的に取り上げているのは第13章で、そこで次のような親鸞のことばが紹介されます、「卯毛・羊毛のさきにゐるちりばかりもつくる罪の、宿業にあらずといふ..
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自分で「そうしよう」と思う
(7)自分で「そうしよう」と思う
二等兵の「上官の命令に従わないなどということは考えられない」という呟きはしっかり胸にしみますが、しかし検察官の「それは結局あなたが自分でそうしようと思ってした..
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念仏は行者のために、非行・非善なり
(6)念仏は行者のために、非行・非善なり
次に第8章に進みます。
念仏は行者のために(にとって)、非行・非善なり。わがはからひにて行ずるにあらざれば、非行といふ。わがはからひにてつくる..
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罪悪も業報を感ずることあたはず
(5)罪悪も業報を感ずることあたはず
そしてさらにこの「無礙の一道」においては「罪悪も業報を感ずることあたはず。諸善もおよぶことなき」とあります。これは第1章に「本願を信ぜんには、他の善も要に..
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帰去来
(4)帰去来
「本願の光明」のなかを歩むとは「本願の名号」が聞こえるなかを歩むことに他なりません。「なんぢ一心正念にしてただちに来れ、われよくなんぢを護らん」(善導『観経疏』「二河白道の譬え」..
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本願の光明のなかを歩む
(3)本願の光明のなかを歩む
こちらに凡夫の闇の世界があり、むこうに仏の光の世界があるのではありません。凡夫の闇の世界がそのままで仏の光の世界です。
われらは「惑染の凡夫」であるというのは..
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惑染の凡夫、信心発すれば
(2)惑染の凡夫、信心発すれば
『華厳経』に「十方の無礙人、一道より生死を出でたまへり」とあるのは、仏のことを言っていますが、その一方で、「念仏者は無礙の一道なり」と言い、「惑染の凡夫、信心発..
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