記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
さるべき業縁のもよほさば
(8)さるべき業縁のもよほさば
最後の第3段です。
「さるべき業縁のもよほさば、いかなるふるまひもすべし」とこそ、聖人は仰せ候ひしに、当時は後世者(来世の往生を願うもの)ぶりして、よからんもの..
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宿業と差別
(7)宿業と差別
何ごとも宿業によるという思想は、「善因には善果が、悪因には悪果が」といういわゆる因果応報と同じと見られるのがしばしばです。そしてそこから、人々から卑しめられる生業についているのは..
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海・河に網をひき
(6)海・河に網をひき
そして「海・河に網をひき、釣をして、世をわたるものも、野山にししをかり、鳥をとりて、いのちをつぐともがらも、商ひをし、田畠をつくりて過ぐるひとも、ただおなじことなり」という印..
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悪は往生のさはりたるべしとにはあらず
(5)悪は往生のさはりたるべしとにはあらず
第2段に進みます。
そのかみ邪見におちたるひとあつて、悪をつくりたるものをたすけんといふ願にてましませばとて、わざとこのみて悪をつくりて、往生の業とす..
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「わたし」という囚われ
(4)「わたし」という囚われ
宿業の思想は決して自由を否定しませんし、責任を否定するのでもありません。いや、それは否定するも何も、われらが生きることの大前提となっています。何をなすにせよ、それは自..
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宿業の思想
(3)宿業の思想
唯円は「悪をおそれなくていいなどというのは本願ぼこりであって、悪はつつしまなければならない」という考えを取り上げ、それを「本願を疑ふ、善悪の宿業をこころえざる」異義であると批判して..
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本願ぼこり
(2)本願ぼこり
しかしだからと言って唯円はいわゆる本願ぼこり(あるいは造悪無碍)を肯定しているわけではありません。この次の段で彼はそれをはっきり邪見として否定しています。ここがきわめて分かりにくい..
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善悪の宿業をこころえざる
第11回 宿業ということ
(1) 善悪の宿業をこころえざる
さて重要な問題が含まれているとして残しておいた第13章です。全文を読みたいと思いますが、長いので3段に分け、まずその第1段。
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一紙・半銭も(第18章)
(10)一紙・半銭も(第18章)
さて最後の第18章、「仏法の方(寺や道場)に、施入物(布施)の多少にしたがつて、大小仏になるべし」という異義です。これに対して唯円は、当然のこととして「一紙・半銭も..
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回心といふこと(第16章、第17章)
(9)回心といふこと(第16章、第17章)
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。
第16章は「信心の行者、自然にはらをもたて、あしざまなることをもをかし、同朋同侶..
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罪と救い(第14章、第15章)
(8)罪と救い(第14章、第15章)
次の第14章は「一念に八十億劫の重罪を滅すと信ずべし」という異義についてです。唯円はこれに対して「念仏申さんごとに、罪をほろぼさんと信ぜんは、すでにわれと(わ..
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争うな(第12章)
(7)争うな(第12章)
次に第12章、「経釈をよみ学せざるともがら、往生不定のよし」という異義について。唯円はこれに対して、往生は本願力によるのであり学問によるのではないと一喝しますが、この問題を..
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