記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,830件
至心のひと回向したまへり
(9)至心のひと回向したまへり
『論註』のあと、今度は曇鸞の『讃阿弥陀仏偈』から引かれます。
『讃阿弥陀仏偈』にいはく、曇鸞和尚の造なり 「あらゆるもの、阿弥陀の徳号を聞きて、信心歓喜して聞く..
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三不三信の誨(おしえ)
(8)三不三信の誨(おしえ)
一方、如来は本願力として「いまここ」ではたらいているとすればどうでしょう。そもそも如来ということばの元来の意味は「如より来生す」ということで、「いまここ」に来生している..
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実相身と為物身
(7)実相身と為物身
『論註』の文の後段です。
いかんが不如実修行と名義と相応せざるとする。いはく、如来はこれ実相の身なり、これ物(人のこと)のための身なりと知らざるなり。また三種の不相応あり..
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よく衆生の一切の無明を破す、よく衆生の一切の志願を満てたまふ
(6)よく衆生の一切の無明を破す、よく衆生の一切の志願を満てたまふ
曇鸞は『浄土論』の一句一句について丁寧に注釈していきますが、注目すべきは第三句の「かの名義のごとく、実のごとく修行し相応せん」の..
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かの如来の名を称し
(5)かの如来の名を称し
経典からの引用が終わり、これから高僧たちの要文が引かれます。まずは曇鸞の『論註』から。長いので前後二段に分け、まず前段です。
『論の註』にいはく、「〈かの如来の名(み..
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よきひと
(4)よきひと
三つ目の文に「このゆゑに信・聞およびもろもろの善友の摂受を具足して、かくのごときの深妙の法を聞くことを得ば、まさにもろもろの聖尊に重愛せらるることを獲べし」ということばがありました..
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法蔵菩薩
(3)法蔵菩薩
ちょっと横道にそれることになるかもしれませんが、ここで曽我量深氏の「地上の教主」という論説を参照しておきましょう(古いもので、大正2年に『精神界』に掲載されています)。曽我氏はそこ..
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如来とひとし
(2)如来とひとし
「如来とひとし」ということについては、関東の弟子に宛てて書いた手紙のなかで次のように言っています、「浄土の真実信心の人は、この身こそあさましき不浄造悪の身なれども、心はすでに如来..
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わが善き親友(しんぬ)
第4回 如来とひとし
(1) わが善き親友(しんぬ)
第十八願とその成就文の引用のあと、信を得るとはどういうことかについてさらに『大経』と『如来会』の文が引かれます。
また..
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「ほとけのいのち」のふところのなかで
(11)「ほとけのいのち」のふところのなかで
娑婆という世界意識とは、ひたすら「わたしのいのち」を生きていると意識することであり、そこに広がる世界が娑婆です。一方、浄土という世界意識とは、「ほ..
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すなはち往生を得
(10)すなはち往生を得
さて第十八願成就文で一番の問題である「即得往生」について考えなければなりません。「至心に回向せしめたまへり」のあと、「かの国に生ぜんと願ぜば、すなはち往生を得、不退転に住せ..
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至心に回向せしめたまへり
(9)至心に回向せしめたまへり
もうお気づきでしょう、すでに『如来会』の第十八願の読みにおいて同じことがありました(4)。普通の読みでは「おのれが所有の善根、心々に回向して、わが国に生ぜんと願じて..
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