記事 での「親鸞を読む」の検索結果 2,828件
三途の黒闇ひらくなり
(12)三途の黒闇ひらくなり
煩悩はそれに気づくことがすでにしてそこから抜け出すことだという点はまだ納得していただけないかもしれませんが、次の和讃を読みながら、さらに考え続けたいと思います。
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一切の業繋ものぞこりぬ
(11)一切の業繋ものぞこりぬ
さて次に「遇斯光(ぐしこう)のゆゑなれば 一切の業繋(ごうけ)ものぞこりぬ」という言い回しに注目しましょう。
弥陀の光明に遇うことができますと、一切の業繋つ..
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いまあふことをえたり
(10)いまあふことをえたり
「あひがたくして〈いま〉あふことをえたり、ききがたくして〈すでに〉きくことをえたり」という言い回しにはっきり現われていますように、〈いま〉は〈すでに〉を含意してい..
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この光に遇う
(9)この光に遇う
十二光の四番目、無対光の讃嘆です。
「清浄光明ならびなし 遇斯光(ぐしこう)のゆゑなれば 一切の業繋(ごうけ)ものぞこりぬ 畢竟依(ひっきょうえ)を帰命せよ」(第7..
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さわりなし
(8)さわりなし
次に十二光の三番目、無碍光についての和讃です。
「光雲無碍如虚空(こううんむげにょこくう) 一切の有碍(うげ)にさはりなし 光沢かぶらぬものぞなき 難思議を帰命せよ」..
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光に触れる
(7)光に触れる
「解脱の光輪きはもなし 光触かぶるものはみな 有無をはなるとのべたまふ 平等覚に帰命せよ」の「有無をはなる」について考えているところです。弥陀の光明に触れるものは、「わたし」..
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有無をはなる
(6)有無をはなる
「解脱の光輪きはもなし 光触(こうそく)かぶるものはみな 有無をはなるとのべたまふ 平等覚に帰命せよ」という和讃ですが、弥陀の光明に触れると「有無をはなる」と言われているこ..
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きはもなし
(5)きはもなし
「智恵の光明はかりなし」という言い回しも、はかりない光明がどこかに存在すると考えますと、たちまちゼノンのパラドクスにとらえられてしまいます。どこかに無限の光明の世界があり、そ..
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飛ぶ矢のパラドクス
(4)飛ぶ矢のパラドクス
「智恵の光明はかりなし 有量の諸相ことごとく 光暁かぶらぬものはなし 真実明に帰命せよ」という和讃を読みながら「無量と有量」について考えているところです。無量つまり無..
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十二光仏
(3)十二光仏
「弥陀成仏のこのかたは いまに十劫をへたまへり 法身の光輪きはもなく 世の盲冥をてらすなり」に続いて、「法身の光輪」がわれらを照らしてくれるさまを十二の相において讃嘆されます。..
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いまに十劫をへたまへり
(2)いまに十劫をへたまへり
讃阿弥陀仏偈和讃冒頭の「弥陀成仏のこのかたは いまに十劫をへたまへり 法身の光輪きはもなく 世の盲冥をてらすなり」から考えたいのは「永遠といま」についてです。弥陀..
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讃阿弥陀仏偈和讃とは
第2回 讃阿弥陀仏偈和讃(その1)
(1)讃阿弥陀仏偈和讃とは
冠頭讃2首のあと、讃阿弥陀仏偈和讃48首が続きます。『浄土和讃』全118首の中で最大のボリュームです..
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