『琥珀の心臓』瀬尾つかさ
ファンタジア大賞の審査委員賞受賞作。異世界に召喚された少女が闘うという話。集団で飛ばされたという設定なので、無人島漂着物的な話かと思うとそうでもない。ファンタジーと言うよりは、世界の設定からすると..
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『白い花の舞い散る時間』友桐夏
　 ロマン大賞の佳作入選作。チャットで知り合った少女がオフ会をする話。ミステリーっぽいイントロで、てっきり殺人事件でも起きるのかと思ったら、そうでもない。むしろ、ある種のサスペンスになっている。..
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『オペラ・エテルニタ　世界は永遠を歌う』栗原ちひろ
　 ビーンズ小説大賞の優秀賞受賞作。ファンタジー。割と暗めの設定だが、雰囲気は良く出ている。ストーリーも上手くまとまっている。新人にしては文章は読みやすいが、割とありがちな感じもする。 ..
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『花に降る千の翼』月本ナシオ
　 ビーンズ小説大賞の優秀賞受賞作。南洋の島国を舞台にしたファンタジー。といっても、かなりオーソドックスなタイプの話である。文章も新人にしては読みやすいし、話もうまくまとまっている。ただ、悪くは..
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『シェオル・レジーナ　魂の捜索人』村田栞
　 角川ビーンズ小説大賞の奨励賞と読者賞の受賞作。ルネサンスを舞台にした一種のエクソシスト物。新人にしては、文章も割と読みやすく、キャラも立っている。ストーリーも上手くまとまっているが、ちょっと..
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『神様ゲーム　カミハダレニイノルベキ』宮崎柊羽
　 作者は角川学園小説大賞の奨励賞を受賞しているが、今回出版されたのはそれ以前の回の最終選考作。学園物で、神様とゲームをする話。ゲームといっても、神様自体を探すというものだが、そちらの方は、最初..
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『魔法鍵師カルナの冒険』月見草平
　 ＭＦ文庫Ｊの新人賞の審査員特別賞受賞作。主人公は、魔法で鍵を開ける魔法鍵師の見習いの少女だが、それを除くと、非常にオーソドックスなファンタジー。とはいえ、魔法で鍵を開ける描写はそれなりに凝っ..
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『蟲と眼球とテディベア』日日日
　 新人賞を五つ受賞した新人の五つ目の新人賞受賞作。といっても、最終選考に残った時点で、他のところからデビューしたので、編集長特別賞を出したと言うことのようだ。意地悪な言い方をすれば、バスに乗り..
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『アンダカの怪造学Ｉ　ネームレス・フェニックス』日日日
　 角川学園小説大賞の優秀賞受賞作。新人賞を四つも通っていたことで有名な作家だが、純然たるライトノベルはこれと同時発売のファミ通文庫のが初めてである。ＭＦ文庫Ｊからも出るようだが。この作品は、怪..
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『暗夜変　ピストル夜想曲』青目京子
　 ホワイトハート大賞の優秀賞受賞作。大正時代を舞台にした伝奇物。割とオーソドックスな感じで、きっちりと描かれている。しかし、巻末の選評で、『サクラ大戦』の様に空想生を高めたらどうかと述べられて..
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『風月綺』皇城一夢
　 富士見ヤングミステリー大賞の最終選考作。１９７０年代の中国が舞台だが、共産党支配下なのに、秘密結社の暗躍する変な設定になっている。内容は武侠物的なミステリーで、一応館の密室物。そもそも、こん..
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『奇蹟の表現』結城充考
　 電撃小説大賞の銀賞受賞作。サイボーグになった男が修道院で子供を守るために立ち上がるという話。割とありがちな話で、最後も予想通りハッピーエンド。それなりに読ませるところもあるが、プロットの細か..
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