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タグ検索トップ  >  記事  /  幸田 露伴
記事 での「幸田 露伴」の検索結果 29
惜福の説
 幸福不幸福というものも風の順逆と同様に、畢竟(つまり)は主観の判断によるのであるから、定体はない。 しかし先ず大概は世人の幸福とし不幸とするものも定まって一致して居るのである。 で、その幸福..
タグ: 幸田 露伴
台所の音をかわいがれ
台所には是非とも音が生じる。その音を怖じたり恥じたりしないようになれ。厨房の音を美しくしろ、台所の音をかわいがれ。 台所はたべるうまさをつくるところだ、うまい音があっていいはずじゃない..
タグ: 幸田 露伴 幸田 文
人は小さな存在である
 人はその内よりしてこれをいうときは、天地をも籠蓋し古今をも包括しているものである。 天地は広大であるが人の心の中のものに過ぎぬ。古今は悠久であるがやはり人の心の中に存するものである。人..
タグ: 幸田 露伴
趣味
芝居の好きなものは芝居を観、角力(すもう)の好きな者は角力を観、盆栽いじり好きなものは盆栽をいじるが好いのである。 趣味は気を涵養して生気を与え、かつ順当に発動せしむるにおいて大有力なもので..
タグ: 幸田 露伴
疾病の説
病者自身にありては、病のために悲観に陥り意気の銷沈に陥るは、万々やむをえぬことではあるけれども、余り多く自意識を使って想像的に主観的に苦悩するよりも、寛やかな心を有し、のびのびとした考を懐き、..
タグ: 幸田 露伴 安岡 正篤
努力の堆積が天才を生む
 天才という言葉は、ややもすると努力によらずして得たる知識才能を指すが如く解釈されているのが、世俗の常になって居る。 が、それは皮相の見たるを免れない。 いわゆる天才なるものは、その系統上..
タグ: 司馬 遼太郎 幸田 露伴
接物宜従厚
 物に接するよろしく厚きに従うべしというは黄山谷の句である。人は心を存するすべからく温なるべきである。 ~中略~  性癖は如何とも為し難いにせよ、人はなるべく「やわらかみ」と「あたたかみ」..
タグ: 幸田 露伴 黄山谷
四季に順応して、自身を処理する
もし植物や家畜において四季の作用することが甚大甚深であり、かつその作用に順応しまたはこれを利用することが、有利でかつ有益であることを認めたならば、人類もまた天地の外に立ち日月の照らさざるところ..
タグ: 幸田 露伴 司馬 遼太郎 ヘンリー・デイヴィッド・ソロー 安岡 正篤
植福の説
有福、惜福、分福、いずれも皆好い事であるが、それらに優って卓越している好い事は植福という事である。 植福とは何であるかというに、我が力や情や智を以て、人世に吉慶幸福となるべき物質や情趣や智識を寄..
タグ: 幸田 露伴
分福の説
一瓶の酒、半鼎の肉を頒つも頒たざるももとより些細の事である。しかしその一瓶の酒を頒ち与えられ半鼎の肉を頒ち与えられた人は、これによって非常に甘美なる感情を惹起されるのであって、その感情の衝動..
タグ: 幸田 露伴
気分と免疫はつながっている
免疫細胞の中には、神経伝達物質のレセプターをもっているものがある。神経伝達物質とは神経細胞から神経細胞へとインパルスを伝えるもので、つまり「気分」の決定権を持っている物質だ。免疫細胞がこれのレセプター..
タグ: 多田 富雄 関野 吉晴 幸田 露伴
拍子をあわせる
「どんなことにでも拍子(リズム、はずみ)はつきものだが、特に兵法の拍子は鍛錬によってでなければ身につかないものである。~中略~また、目に見えないことにもやはり拍子がある。武士なら、昇進落魄(らくはく)..
タグ: 宮本武蔵 幸田 露伴
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