電話
 グルグルまわすと何処に繋がるのだろう。 
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駅舎
 入り口の引き戸から中を覗くと、埃をかぶった待合所には、東の窓から遅い朝の陽が差し込んでいた。 
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田圃
薄氷が張った田圃に、冬の陽が跳ね返る。何処へ行くでもなく、人気の無いあぜ道をダラダラと歩いている。雪は止んだけれど、吐く息は今日も白い。 
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田舎町
おばあちゃん、何処まで行くの？俺？あてもなくブラブラ。
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雪の日
降る雪の中にお堂が一つポツンと在った。
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待合室
雪 踏んでやって来ると、窓からお日さま 差し込んで座布団に座れば、途端に昨夜の寝不足 思い出す。乗り遅れては大変と、新聞の活字に目をこらす。
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あぜ道
甲高いカララカラララが聞こえる。塩ビのパイプにかぶせた空き缶が、風にふかれた鳴いていた。人影の無いあぜ道、果物畑と田圃の平、物悲しい缶笛の音。顔はほころび、足取りはますます軽い。 
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宝くじ
どうやら今年も444人の中には入れないようだ。
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日暮時
川面を見つめて思う事は家庭、、社会、それとも明日のわが身どうせこの世はままならぬ。
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春を待つ
小さなふくらみはつぼみなのだろうか。
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不法投棄
字が読めない人の仕業だろう。一週間後に通ったら、一袋増えていた。中身はエロい本二冊。 投棄したの保管してあるの杭にかけたヘルメットが微妙、、、。
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店番
冬のやわらかい日差しを受けてついウトウト、、、ＺＺＺｚｚｚ。
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