ランセリン砂丘3
風が吹くと砂粒が這うようにして吹き飛ばされ，風下側へと砂丘を乗り越えていく。
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ピナクルズ10
露出した植物の根まわりに，石灰質が付着している。鉛筆程の太さで，パイプ状に固まった破片もたくさん落ちていた。このような炭酸カルシウムの溶解・再結晶が繰り返されて，ピナクルズは形成された。
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ピナクルズ9
大きな孔があいたり，複雑な形の岩も多く見られた。現在でも，所々に植生が見られる。
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ランセリン砂丘1
ピナクルズのあるナンバン国立公園の南，ランセリンには砂丘が広がっている。貝殻や珊瑚の破片を含む砂は，真っ白に見える。
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ピナクルズ11
ピナクルとは，尖塔のこと。大きいものは，高さが3mくらいもある。それが無数，立ち並んでいるからピナクルズ（Pinnacles）と呼ぶのであって，地名ではない。したがって他の地にも，ピナクルズはある。
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ピナクルズ3
降水量が増え，砂丘の表層に土壌が形成されると，草木が根を張りはじめた。雨水が根を伝わって地中にしみ込み，砂に含まれる炭酸カルシウムを溶かした。炭酸カルシウムが再結晶して粒どうしを結びつけると，根のまわ..
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ピナクルズ8
遠目には，お墓のようにも見える。
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ピナクルズ6
砂粒が風に運ばれて堆積する時，地層のように平行に伸びる線構造を作る。これを葉理（ラミナ）と呼び，水の流れによっても作られる。あまり明瞭ではないが，葉理を示す岩石も見られた。
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ピナクルズ4
乾燥化が始まると土壌がなくなり，固結していない部分が風に吹き飛ばされて石灰岩が露出した。砂地には風によって作られた風紋が見られる。砂は粒度によってふるい分けられており，粗粒の石英が多く含まれていた。
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ピナクルズ7
石灰岩の表面にも，渦巻きのような線構造が見られた。葉理か，または炭酸カルシウムが再結晶して成長した跡と思われる。日本で建材用に採掘される石灰岩とは，ずいぶん違う。
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ストロマトライトとブラック・スワン
写真を撮っていると，ブラック・スワンが近づいてきた。
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ピナクルズ5
砂漠と海岸線の間には，ブッシュが広がっている。砂地は固くしまっており，乗用車で石灰岩の間を巡ることも出来る。
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