野帆船
陽が背伸びしててきた
雲船が緩りと帆走する
どこへ行くのだろうか四方へ行くのだろうか我はこの地で旅をする
野山の生き物とともに
光と風と土に塗れ乍ら
雨が降れば天に謝する満面の笑みで..
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不登校
畑につづくこの野の道は
幼き日々の原っぱに似て
わたしが一番落ち着く処
雲と風と
光が奏し
森が歌い
鳥が舞い
木々躍る
動物達が
集まって
豊かな時
が流れる
やがては
..
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穂含月(hofumizuki)
初老否中老否長老否中長老
初めてトマト山の茎を登る
初夏とは言え穂含月の日に
初鳴きの蝉の声を聞き乍ら
腰の手ぬぐいを揺らしては
フーゥー フーゥーと登る
薄き緑の道は空に透き通り..
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