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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~圓福寺編③~ [日本の旅(関東)]

土砂降りが時折小降りになるものの雨が上がる気配のない銚子で、
なんでも鑑定団に出たというお宝たちを見学した後は、歩いて飯沼観音に
向かいますがその前にお寺敷地内でもうちょっと見学。
IMG_6511.JPGIMG_6512.JPG
入口近くにある歌碑。
参加者のお一組が埼玉からのご参加と聞いたご住職が埼玉に因んだもの、
として紹介してくれました。
江戸時代、埼玉(入間郡越生町)の豪商の鈴木金兵衛さん(俳号:古帳庵)が
俳諧の友である銚子の豪商、田中玄蕃、野崎小平次らに招かれた時によんだ句が
「ほととぎす 銚子は國の とっぱつれ」、今では銚子を代表する句となって
いるそうです。確かに銚子は関東の最東端ですから、とっぱずれ、ですね。
この他、祠みたいなところに入っている神龍丸という船の船首像を観ました。
(写真撮ったのですがぼやけすぎてさすがに載せられません(^-^;)
この船、国木田独歩の父である専八が乗っていた播磨龍間藩の御用船で、
異国のご婦人の姿をしているのですが婦人病を治してくれるという信仰が
あるそうです。私も病がちな年頃で色々あるので手を合わせました。
IMG_6514.JPGIMG_6515.JPG
昨日の記事でも書きましたが、圓福治飯沼観音は坂東三十三所の第二十七番、
本尊の十一面観世音を漁夫の清六と長蔵が海から拾い上げて、
彼らが後に出家して観清(清六)、音長(長蔵)と称し、草庵を結んんで尊像を
安置加持して諸人の病を癒し、虐除(ぎゃくよけ)法師と呼ばれたそうです。
その後、弘法大師が巡錫したとき、海中から拾われたままの状態だったため、
台座や光背を作って開眼供養を行い、その後、この地の海上長者と称する豪族が、
財を提供し壮麗な伽藍を建立されました。
その後広い敷地に多宝塔や大師堂、鐘楼堂なども整備されていた圓福寺さんも
第二次世界大戦の空襲で多くが焼失(その後おそらく再建)し、現在のように
2ヶ所に分かれてしまっているので、横断歩道を渡ったりと数分歩きます。
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仁王門には阿形と吽形がいらっしゃいました。
IMG_6519.JPGIMG_6520.JPGトイレの仏様
以前も記事でご紹介しましたが、敷地内の洗手間には仏様がいらっしゃいますが、
不浄除け、金運上昇にご利益があるそうです。
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桜もかなり咲いていましたがこの雨で花びらが散っているのが残念。。。
望願叶石、というのが木の下に置いてあったのですが、あまり欲張っても
いけないな、と思いながら「二度と転びませんように(笑)」と願いました。 
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この石(飯沼水準原標石)についても以前記事で書いたような記憶があるのですが、
1872年12月、明治政府が招聘したオランダの土木技師者(LA リンド氏)によって
日本における河川測量の原点として、圓福寺境内に設置されたものだそうです。
2015年、「日本選奨土木遺産」に指定されたという説明もあり、建築関連に興味の
ある方だと興味が湧く石なのでしょうね。
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本堂と五重塔。雨が凄くてスマホのカメラも濡れていて写真もこんな感じ。
IMG_6530.JPGIMG_6531.JPG大仏様
第二次世界大戦で被弾された大仏様ですが、その後被弾部分は修復されて
今はこんな感じで丸い模様が入ったように見えます。 
IMG_6532.JPG銚子の地酒 菰樽はずっと見ていても飽きません
以前酒蔵にお酒を買いにいきましたが、飯沼観音様から数分の距離にあります。
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本堂には十一面観音様が安置されていますが、その両脇の天井には
坂東三十三所の観音様の絵が描かれています。
反対側にも秩父だったか西国だったか同じように観音様の絵が描かれていますが、
絵馬も置いてあって願い事を書くことができます。
(その横には観音様を海から拾った清六さんの像もあります)
今回の参加者でお子さんは小学生男子1人だったので、ガイドで同行していた
車掌の馬上さんにべったりくっついていて(彼女にしたいと思っていたらしい)
その光景がずっと微笑ましかったのですが、絵馬に願い事を書くときも男子は
とても楽しそうで、おそらく中年や老年の大人たちと一緒に銚子旅といっても
あまり楽しくはなかったかのかもしれないと思うと馬上さんの存在は「神」です。

と、観音様に手を合わせた後は、再び大師堂に移動します。
この時も雨はザンザン振り、撥水加工されていない上着も水分で重たくなり、
再び濡れた靴を脱いで絨毯に足跡をつけながら畳のお部屋へ。
IMG_6535.JPG頂戴しました
銚子に茶畑は有りませんがお寺ならではのお心遣いですね。
IMG_6536.JPG1グループに1包配給
旅程表に書いてあった「さのや」さんの今川焼。
観音様の裏手にお店があるのは知っているのですが、いつも混んでいて
(地元の方もお土産などで大量に購入されています)
あとは今川焼が大きいのでこれを食べるとご飯食べられない、と思って
未だに食べたことがなかった今川焼きが今回いただけてラッキーです。
IMG_6537.JPGIMG_6538.JPGIMG_6539.JPG
白あん、つぶあんの2種類、Sちゃんと半分ずつ分けていただきました。
手で半分にするともうもう上がってくる湯気、出来立て熱々で皮もかりっとしていて、
ずっしりあんこもそれほど甘くなくてくどさがなく、あっという間に完食。
次回銚子に行く時はさのやさんに絶対行こう、と思いました。

今川焼をいただいたところで圓福寺さんの見学は終了。
この後は、銚子電鉄らしい企画がありました。(笑)


(つづく)
 

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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~圓福寺編②~ [日本の旅(関東)]

お宝(鎌倉時代の写本)を観た後はご住職について大師堂に向かいます。
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小さい鍾と木魚の原型(吊るしてありました)
鍾は参加者全員一打ずつ、小さいながら叩くとかなり大きな音でびっくり。
木魚の原型は、やっぱり木で出来た魚だったのか、、と納得したのですが、
この形からお寺でよく見る形に変化したそうです。
IMG_6472.JPG口の中に入っている丸い物体
これが煩悩なのだとか。(触るとくるくる回ります) 
IMG_6474.JPG
あれ、どこかで見たことあるような気がする、、、と思い出したのは
銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」で怪談師の蓑毛(みのけ)よだつが
数人のお客さん相手に怖い話(全く受けていない(笑))をしていた場面が
ここだったのか!お寺の本堂という厳かな場所ですが、
銚子電鉄ファンとしてはロケ地めぐりしている気分でテンション上がりました。 
IMG_6478.JPG仏事やおつとめで使われている木魚
かなり豪華な感じでしたがバチがかなり重く、1時間叩く時などは手に力をいれず
重力でバチが落ちて木魚が鳴る、という叩き方をされているそうです。 
IMG_6479.JPG鬼?
お供えなどがのっている台を支えていました。

IMG_6480.JPG天女?の彫刻
江戸時代のものだそうですが当時は極彩色だったのでしょうね。 IMG_6484.JPGIMG_6485.JPG
本堂にかけられていた絵(地元の酒屋さんが描かれたものとか)、
お参りする人の旅の様子を描いたものだそうですが、この圓福寺の飯沼観音は、
日本百観音(坂東三十三所、秩父三十四所、西国三十三所)の一つで、
坂東三十三所の第二十七番がここのお寺、自動車もなく移動に時間のかかる時代、
お参りして無事に帰れないこともあったそうですからある意味命がけでお参りに
行ったんですよ、というご説明でした。
IMG_6486.JPG渡世人
いわゆる893さんの番付表だそうです。
小結に銚子ノ五郎蔵、と書いてあって、銚子に893さんがいたのか、
(私の実家のあるS倉市でも学校に893のお子さんがいました)
と驚いたのですが、天保水滸伝で知られた侠客が銚子ノ五郎蔵、
IMG_6487.JPGこの大銅壺
五郎蔵のお墓がこの圓福寺さんにあるそうで、この壺は五郎蔵の息子の勝五郎と
飯岡の助五郎に寄進されたと説明がありました。
ここから更に進んでいくと、再び古書が飾られていて、
IMG_6490.JPGIMG_6491.JPG
上左は「方丈記(鴨長明)」の最初の版本で京都の豪商である角倉素庵が製作した
豪華本「嵯峨本」に属する木製の活字で印刷された本。
上右は「徒然草」。やはり角倉素庵が製作した嵯峨本という説明でしたが、
どちらも紙に透かしというのか模様が描かれているのが豪華。
(昔からお金のあるところにはあるんだなあ、と思ってしまう庶民の私)
IMG_6493.JPG鉢かつき
私が「鉢かぶり姫」という読み方で昔読んだ話です。
江戸時代前期、女性の絵本作家(居初(いそめ)つな)によって描かれた本、
世界的にも見てもこの時代では女性の絵本作家によるもの、というのが、
驚くべき事実であるという説明がありました。
IMG_6494.JPGIMG_6495.JPG
毎日「電車を止めるな!」を唯一上映しているのがこの圓福寺さん。
私が鑑賞した時は違うお部屋でしたが、現在はこんな感じのお部屋で
映画を見ることができます。とはいえ、「空海」のDVDも置いてあって
他の映画も上映しているのかな、なんてちょっと気になりました。
この後もうちょっと展示を見てから歩いて飯沼観音に向かいますが、
お墓が並ぶところから銚子電鉄の車両が見えますよ、とのことで、
参加者で暫し電車を待ち、
IMG_6496.JPG
手を振りましたが、乗客の方は気づいていなかったと思います。(笑)
IMG_6497.JPGお寺にもルンバ
複数台が活躍していますとご住職が説明していました。
この先の部屋に今の時代から近い頃の作家の直筆原稿の展示がありました。 
IMG_6498.JPGIMG_6499.JPG
与謝野晶子の直筆原稿(達筆すぎて読めませんでした)に 
IMG_6500.JPG泉鏡花
これも達筆で読めなかったのですが、私でも読める原稿がありました。 
IMG_6501.JPGIMG_6502.JPG
芥川龍之介先生の原稿は読めました。 
IMG_6503.JPGIMG_6504.JPG
Sちゃんと「几帳面な字だね」と驚きながら原稿を読みましたが、
芥川作品、意外と読んでいないのでこれを機会に読んでみてもよいかも。 
IMG_6505.JPGIMG_6507.JPG
途中で池やお茶室を観て入口に進み、 
IMG_6508.JPGIMG_6509.JPG
昔の地図で馴染みのある佐倉と松戸の記載を見つけて(自己満足です)
やっと生乾きになったところで再びぐじゅじゅの靴を履いて飯沼観音へ向かいます。


(つづく)


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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~圓福寺編①~ [日本の旅(関東)]

なんとかSちゃんと合流し、仲ノ町駅の車庫見学して集合写真を撮った後は、
IMG_6452.JPGIMG_6453.JPG
元ピンクニュージンジャー号に乗って隣の観音駅で下車します。

今回の参加者は5組11名。
アラフォーご夫婦に小学生高学年男子のファミリー、
男性2人組(恐らく銚子電鉄ファンと思われます)、
私と同年代と思しきご夫婦、私より少々若そうなご夫婦、
あとは、おばさん2人組(Sちゃんと私)。

銚子電鉄ファンが飛びついた、という私と同じなのは男性2人組だけで、
残りの3組は千葉そごうの福袋企画が面白そうと思って参加したらしく、
銚子電鉄や竹本社長のダジャレへの免疫なし(笑)で、私から見ても新鮮です。

昨日書いた通り、駅と駅の間が短いので乗って1分、2分?も経たないうちに
観音駅に到着し、折り畳み傘(撥水加工もなくなり内側もビショビショ(笑))を
再びさしてホームに降りると、
IMG_6454.JPGきゃりーぱみゅぱみゅちゃんの大漁旗。
(2022年に見て驚きました)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2022-08-10-1 
きゃりーぱみゅーぱみゅさんが全国ツアーを行う都道府県での地方創生企画として
千葉県では銚子電鉄が選ばれて観音駅の改修が行われたのですが、それまでの間に
コロナ禍でYouTubeなどを中心にして積極的に発信していたのが岩下の新生姜の
ピンクニュージンジャー号やきゃりーぱみゅーぱみゅさんとのコラボにつながって
いったのかな、と思います。
銚子電鉄自体の面白い取り組みに加えて、色々な方々とのコラボのお陰で
かなり全国でも有名になったような気がしている私ですが違ったらごめんなさい。 
IMG_6455.JPGIMG_6456.JPGまずは圓福寺さん
昔は広い敷地だったのかなと思っているのですが、
今は本坊と大師堂のあるところと、ちょっと歩いたところに本殿と飯沼観音の
あるところ、2か所に分かれています。
戦前までは仁王門、鐘楼同、多宝塔、大師堂など大小の建物が並んでいたそうですが、
第二次世界大戦の空襲で焼失してしまい、観音様と大師堂の間に戦後商店などが出来て、
2か所に分かれてしまったそうです。
という圓福寺さん、最初に観音駅から近い大師堂に向かいます。

(以前、「電車を止めるな!」を観た場所です)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2021-11-15

折り畳み傘も内側まで水滴がついてしまうほどの土砂降りの中、
屋内に着いてホッとしたのですが、靴を脱いで中に上がる段になって
既にぐちゃぐちゃに水没した靴を脱いで屋内の絨毯に足跡をつけながら歩いて
ごめんなさい、と心の中で思いました。
参加者の大半がこんな感じだったので自分だけではありませんが(笑)
こういう時って、折角きれいに掃除されているところを汚してしまって
申訳ない気持ちになります。(^-^;
IMG_6457.JPG目に留まったので撮影(^-^;
写っている皆さんは銚子の消防隊(本物)?、気になって撮影したのですが、
お寺は特に火気厳禁ですから、こういうポスター、リアルに心に響きます。
IMG_6458.JPGIMG_6459.JPGIMG_6460.JPG
ご住職のご挨拶の後、竹本社長からもご挨拶がありましたが、
相変わらず腰の低い竹本社長、控え目に見えつつ、こういうところでも
さりげなくダジャレを挟んでくるので参加者、序盤から盛り上がっております。(笑)

この圓福寺での見学時間が1時間40分も予定されていて何を観るんだろう、と
写経をしたところで1時間もあれば十分なのに、と思っていたら、お寺のお宝を
見せていただけるとのこと、これは楽しみです。(^-^)

IMG_6463.JPG棟方志功の絵(本物)
ご本人が書かれた「圓福寺」という木札のようなものもありましたが、
味わい深い字体に優しい絵柄の観世音菩薩、心が和らぎます。
また、この圓福寺さん、以前のご住職が古書を集めるのがご趣味だったそうで、
なんでも鑑定団に出演されたこともあるそうです。 
IMG_6465.JPGIMG_6466.JPG
上左は「源氏物語 幻」の写本(鎌倉時代)、最も古い写本の一つと考えられていて、
セットになっていた「柏木」は天理大学天理図書館に保存されているそうです。
雲母の粉を使った紙を用いた高級な本、という説明がありました。
上右は「源氏物語 夕霧」の写本(鎌倉時代)、室町時代以前の物語写本は正方形が
一般的だそうですが、この写本は長方形になっていて、献上などを目的にした清書本、
ではないかと考えられているそうです。

という説明を読んでもこの手の文字は全く読めず、これが読めればもっと楽しいはず、
と思うとこれまでの自分の学んでいない加減を悔いました。

この後も、まだまだお宝を見せていただきます。(^-^)

(つづく)



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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~スタート前に珍事編~ [日本の旅(関東)]

始発で久しぶりの銚子に行き、土砂降りの中、外川-銚子間を往復し、
銚子駅の改札で今回の旅をご一緒いただくSちゃんを待っていたのですが、
電車が到着して5分経ってもSちゃんの姿が見えず、
「着いた?改札で待ってるよ!」LINEを送ってみると、

「仲ノ町駅に着きました」

という返事が返ってきました。

今回の旅、仲ノ町駅に集合と書いてあるのですが、Sちゃんが乗る電車だと
銚子駅には〇時〇分くらいの到着(銚子電鉄への接続が悪い)、
銚子駅から歩いて7分くらいなので改札で待ってるね、とLINEに書いたのですが、
私は改札=銚子駅、と思っていたのが、Sちゃんは仲ノ町駅だと思って一本早い
電車で銚子に着いて銚子電鉄で一駅、仲ノ町駅に行っていました。
Sちゃん、昔、北千住で呑み会といったのになぜか昔呑みにいった浅草の居酒屋に
行ってしまったことがあったなあ、、、もうちょっと細かく書いて送ればよかった、
と思いながら、土砂降りの中、銚子駅から仲ノ町駅まで歩きます。
銚子電鉄は一駅の区間が短いので1駅歩くといっても10分かかりません。
IMG_6440.JPGIMG_6441.JPGIMG_6442.JPG
駅が近づいてくるとヤマサ(醤油メーカー)の工場のタンクが見えてきて、 IMG_6443.JPG新しい車両!
新しいといっても南海電鉄のおさがりなので中古です。
といっても、これまでは中古の中古を買っていたので、
今回の中古は銚子電鉄や銚子電鉄ファンにしてみたら「新しい」(笑)、
竹本社長も「新型中古車両」と読んでいらっしゃいます。
IMG_6444.JPG仲ノ町駅に着きました~
(千葉そごうの企画担当の方お二人が出迎えてくれました)
駅舎に入ると既に到着していた(笑)Sちゃんが「うつぼちゃん、ごめんね」と
いうので昔の北千住話をすると「うん、私もそれ思い出してた」と笑っていて、
旅の始まりから珍事も悪くないかと思いました。
IMG_6445.JPGIMG_6446.JPG
この旗を持っているのが銚子電鉄の竹本勝紀社長。
竹本社長は元々銚子電鉄の顧問税理士だった方なのですが、
2006年に前社長が横領で逮捕され(会社の金使込み)たことで、公的支援や銀行融資が
受けられなくなり、そこで会社再建のために社長に選ばれた?のが竹本社長、
当初はワンポイントリリーフ的なつもりで引き受けたものの、資金繰りで奔走し、
オンラインショップを自ら立ち上げ(システム関連もお得意だそうです)、
コロナ禍で乗客が更に減少した時にYouTubeチャンネルや映画製作に力を入れて、
最近では首都圏のJRや私鉄とコラボしてぬれせんべいの物販を行ったり、
ある意味ご本人が広告塔になって日本全国のローカル鉄道の現状(窮状)について
多くの人に知ってもらう機会も作っていらっしゃいます。
銚子電鉄は全国の皆さんからのご支援もあって二期連続黒字化となりましたが、
税金や社会保険料の支払いから安全運行のための経費捻出まで本当にお忙しい、
その竹本社長と長時間にわたって一緒に銚子を巡ることが出来るとなれば、
参加します、私。[黒ハート]

(今回の日程)
  旅程.JPG
当初もらったスケジュールが直前に変更となり、車庫見学は先に行ってください、
とのことだったので、Sちゃんと一緒にホームを渡って車庫に向かいます。
IMG_6447.JPGIMG_6448.JPG
左は3000形、この日は「澪つくし号」のヘッドマークで朝だけ運行していましたが、
いつか沢口靖子さんと川野太郎さんが銚子にきてくれるといいなと思っています。
上真ん中の黒いのはデキ3。大正12年ドイツ製の機関車。日本の旅客鉄道では最小です。
その隣の赤いのは元丸の内線のデハ1002。2015年に運行終了となって今は車庫に
置いたままになっていますが、かなり錆びてぼろぼろなので再度運行、することは
なさそうです。と、足早な車庫見学を終えて駅舎に戻ってきて。 
IMG_6450.JPG番組で紹介された時のスタンプみたいです 
IMG_6451.JPGたい焼どっぐ?
アメリカドッグにはいっているウィンナーをタイ焼きではさんだものらしいです。
平日の短時間しか営業していないのでまだ食べたことがありませんが、有休とって
平日にぼんやり銚子電鉄にのってたい焼きを食べる、というのも楽しそうです。

(久しぶりに見たくなって貼り付けました) 
コロナの間、YouTubeにかなり力を入れていた銚子電鉄の姿に影響されたのか、
紺野美沙子さんが案件でもないのに銚子電鉄に歌をつくってくれたという回は、
え、なぜ紺野美沙子が!本気で驚いてこの動画を観た私です。

と、珍事はありましたが、集合時刻となったところで、集合写真を撮影し、
(この記事をアップしている頃にはまだいただいておりません(:_;))
次にやってくる電車に乗って最初の訪問先、圓福寺さんに向かいます。


(つづく)



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「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」2024~銚子電鉄編~ [日本の旅(関東)]

久しぶりにやってきた銚子は土砂降り、しかも久しぶり乗った銚子電鉄は
ド派手なピンク色の内装から地味に戻っていて時の流れを感じつつ、IMG_6414.JPG弧廻手形(一日乗車券)
銚子から終点の外川まで行って戻ってくる、往復で70弧廻手形0円ですが、

それと同じ金額なので何度も乗り降りする時はこの手形が便利です。
本当はこの後の「ぶらり銚子電鉄ニコニコ途中下車の旅」で一日乗車券が
もらえるのは分かっているのですが、お賽銭の代わりというか、長らくの
ご無沙汰のお詫びというか、で手形を購入しました。

ちなみに、銚子電鉄の映画「電車を止めるな!」を鑑賞すると弧廻手形を
いただけるのですが、それも黒字化してから使おうと貯めこんだままになっていて
未だに使っていません。(使うタイミングを逸している感じ)

今回の車掌さんは私が来なくなってから入社されたと思しき高橋さんという男性。
以前車掌さんだった袖山さんが現在運転士になったのでその後、車掌さんとして
何人か入社されてお名前と顔は知っているのですが、今回お初の方にお会いして
ここでも時の流れを感じました。
IMG_6412.JPG
手描きの路線図も変わっていました。
ネーミングライツで副駅名を販売しているのですが、一部変わっていたりして、
ここでも時の流れを感じつつ、もうちょっとまめに通わないとなあ、と
反省する自分がおりました。 
IMG_6413.JPGこの人が竹本社長です
映画も現在は銚子電鉄沿線にある圓福寺で毎日上映されているだけで、
映画館の上映がありませんが、期間限定でもまた上映してほしいなと思います。
(超C(ちょうし)級映画ですがとても楽しい映画です)https://utsubohan.blog.ss-blog.jp/2023-07-13  
IMG_6415.JPG銚子駅の次が仲ノ町駅(銚子電鉄の本社がある駅) 
IMG_6416.JPGあきらめずに走り続けてやっと黒字化
といっても電車運賃収入100円を稼ぐのに経費は200円かかるので
(ローカル鉄道は多かれ少なかれこんな感じで経営厳しいです)
売上の8割を占めるぬれせんべいやまずい棒などの食品販売力を入れる、
そんな会社です、銚子電鉄。
営業努力もあるのでしょうね、最近、都内でも販売されているのを見かけるように
なりました。 
IMG_6418.JPGIMG_6419.JPG
キャベツ畑(春キャベツの収穫が終わった後でちょっと寂し気)や
犬吠駅の楽しい壁画を観たら、終点の外川駅に到着。
IMG_6420.JPGIMG_6421.JPG
駅舎内には大漁旗や銚電マンシール(私も何枚かもってます(笑))のガチャ、
IMG_6422.JPGぬれせんべい売り場も
あまりに雨が強かったので駅舎の外観は撮影しませんでしたが、
IMG_7555.JPGこんな趣深い駅舎です 
沢口靖子さんがデビュー?した朝ドラ「澪つくし」といえば銚子。
銚子電鉄も登場しましたが、この駅舎も映っていたそうです。
(何回か見たものの実はドラマについてよく分からない私です(^-^;)
IMG_6424.JPGIMG_6425.JPG
グミとぬれせんべいの組合せ?私には想像できないアイデアですが、
こういうことを考えて商品化するところも銚子電鉄さんの面白さですね。 
IMG_6426.JPGIMG_6427.JPG 
IMG_6429.JPG色褪せたポスターが悲しい(:_;)
と乗ってきた電車に再び乗って、銚子駅に戻ります。 
IMG_6430.JPG吊り広告
以前は地元の嘉平屋さん(ねりものやさん)などの広告ばかりでしたが、
法律事務所などの広告が増えていて、銚子ローカルでない会社も銚子電鉄を
応援しようと広告しているケースが増えているのかなと嬉しい気持ちになりました。 
IMG_6431.JPG袖山さん♪
この日の運転、袖山さんでした。
ご挨拶できませんでしたが、活躍されているお姿を観ると嬉しいものです。(^-^) 
IMG_6432.JPG本銚子駅あたりの緑のトンネル
あっと言う間に銚子駅に着いて、 
IMG_6433.JPGIMG_6434.JPG
久しぶりに見る醤油樽&イルカを写真に収めて改札を出ると、
IMG_6436.JPG私が乗ることのない特急しおさい
車両が新しくなるんだ、、ここでも時の流れを感じました。 
IMG_6437.JPGご無沙汰しておりました!
IMG_6438.JPGIMG_6439.JPG
ここで総武線経由でやってくるSちゃんを待っておりましたが、
ちょっとした珍事が起きました。(笑)

(つづく)
 

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