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ざこば

亡くなったとのこと
あまり見ることがなくなり見てもなんだか元気なさそうで、なんとなくの覚悟はできていた

俺にとっては見たい落語家のトップクラスだった
なにせ東京だとあまり見る機会がないのだ
談志の会(国立の談志五夜)に出ていたのと、枝雀との兄弟会、これは鈴本が夏と年末にやる恒例の米朝一門からメンバー選抜してやってたやつ、そうそう、横浜賑わい座で木久扇(当時木久蔵)一門の会に出ていたのをチケットを買って見に行った、これは二人会(ざこばと木久蔵)という題名だったように思う。まあ遠い横浜での公演のチケットを買うくらい見たいという気持ちが強かったのだ
そうそう思い出したーーー。阪神大震災の年だから95年かあ、おれが落語に興味を持ち出したころだ、このとき仕事を止め目的のない旅に出たことがあり、最初大坂へ着き、ぴあで落語公演を確認したら、ざこばが出る会があって、土地勘もないのに、どうやってその会場が近いとわかったのだろう、どうやってそこへ辿り着いたのだろう、タクシーに乗ったみたいな覚えはないし金もないし、歩き回ったような覚えがある、まあそこでざこばを見たな
すごいうまい人がいて、それが思い出せないのだが、たぶん松葉だったんじゃないかなと思う、ということは前にも書いてあった(アナザーストーリーズ 運命の分岐点「“復活の日”の衝撃~コロナ“予言の書”~」の項目)

木下恵介アワー「太陽の涙」 [連ドラ]

03/18(月) 17:00 -
BS松竹東急|30分|10倍録
[新]木下恵介アワ―「太陽の涙」 #1[字]

04/23(火) 17:00 -
BS松竹東急|30分|10倍録
木下恵介アワ―「太陽の涙」 #26[終][字]

放送期間:1971年12月7日 - 1972年5月30日
放送日時:毎週火曜日 21:00-21:30
放送回数:全26回

5回まで視聴
まあ最初のうちは登場人物紹介のような感じで終始
メインは
及川正司:加藤剛
前田寿美子:山本陽子
で、その二人の恋が成就していくことなると思うのだが、今のところ5回まできてもまだ二人は出会っていない。が、初回からこの二人の間に縁談があり、寿美子のほうで断っている。仲介しているのは菅井きん演じるはつである
メイン二人が違うが、例えば菅井きんを始め木下恵介アワー常連の役者もたくさん出ている
沢田雅美、長浜藤夫、三島雅夫など。三島はトメである
3回の終盤で、正司は旅行に出ている。彼は旅行会社に勤めており、初回から、仕事で旅立つことは言っていたが
4回では正司の元婚約相手である宮沢泰子:馬渕晴子が登場し、多少ストーリーに波風が立つ
5回ではメインの二人ではないが、正司の弟、及川勉:小倉一郎が寿美子を待ち伏せして強引に会う
OPでは詩のようなものがナレーションで流れる。ここが一定ではないところが目を惹く。毎回同じ口上があるのは珍しくはないのだけど、異なるというのはちょっと珍しい。ちゃんと内容を聞いていないから、確定めいたことはいえないが、その回と関係あるようなものであろう。数回は本編内容に沿ったものであったことを確認した

*0612
6,7話
6話でついに二人が出会う。それもお膳立てされた形でなくお互いがそれとは知らずに(正司はお見合いの件を聞かされてもいなかったが)。しかも双方一目惚れ。弟勉の非礼に突き飛ばしてしまった寿美子はその後そのことで父やはつに責められ、なんとなく気になって病院へ見舞いに。一方正司は帰国し、弟を見舞いに。しかし勉はおらず。二人はまず売店で双方が見かけるという程度で出会う。そして病院からの帰り、タクシーがなかなか拾えず、同じ方向ということでタクシーに同乗することにし・・・、という形
7話の序盤において店へ戻った寿美子が父にその日あったことを核心には触れず話し出してる時のニコニコが素晴らしい。恋してるって感じ。そこまでツンツンしたすました女というキャラだったのでそのギャップもある
6話のOPの詩は長め。これまでの回では一画面の納まっていた(縦書きで8行くらい)が、この回ではそれでは治まらず二画面になっていた
7話のOPの詩。前回ラストのナレーション「人生には奇妙な出会いがあります いや 奇妙な出会いこそが人生なのかもしれません」と同じものから始まるものであり、その前回のナレーションはそれだけだが、OP詩のほうはそれに続く言葉がある。なんか聞き覚えがあるなと思い、それは確か初回だったなと見返してみたが、初回ではなく第2回のOP詩とまったく同じであった
小倉一郎は不良の役、確か20歳という役である。あの小倉一郎が不良である。その後の彼のイメージからすると似合わない役ではある
加藤剛というのはなかなか特異な役者イメージを持っていると思う。ここでもそうだが、底抜けに善人でそれを嫌味なく演じる。おれが見た彼の作品の多くでそうだ
ここでもとにかく善人、その善人が4話5話で過去の女泰子と出会い、そこで泰子が自分は離婚したと言い出し、重苦しい内容の話。そこで苦言を呈するそこでもあくまで穏やかなのが彼らしいなあと思う

*同日
8.9話
8話のOPの詩では7話と同じ始まり方「人生には奇妙な出会いがあります いや 奇妙な出会いこそが人生なのかもしれません」それに続く言葉は異なっているが
8話では泰子登場。前回は穏やかにであったが、今回はしつこいにもほどがあるということだろう、冷たく追い返している
9話に話が大きくこんがらがってくる。この木下恵介シリーズではそういえばわりとこういうことがあり、どうなることやら、どう納めるのやらと思っていると、それをうまく処理するというか、その件がおれが思ってるほど大したことでもなく、なんとなく納まってる風になってることがあったように思う
そしてこの回で起きたこととは。病院の売店が舞台。寿美子と良子の場面から展開していく。寿美子は正司のことを聞き出そうとしだし、そこへ小川:三島雅夫がやってきて、絵葉書の件(※)を話題に
(※)--この絵葉書というのは初回が始まりであるのだが、小川は独り身、しかし息子がベニスに料理の勉強をしていると同じ病室の人らには話しており、それは疑われている
売店で知り合った正司がベニスへも行くと知り、絵葉書を出してくれるように頼む(頼む場面は出てこない、頼みごとがあると売店から出ていく場面があるだけ)
そしてベニスから絵葉書が届き、小川は大喜び。その絵葉書を売店で落としてしまい、それを病院へやってきた寿美子が拾って良子に渡したということがあったのだ
そして寿美子と正司の初めての出会いがあり、良子が売店を出て行ったあとに、その絵葉書のことを正司に話しだし、良子は正司が出したものだと悟ってしまったのだった
--
その絵葉書のことを良子がこの方が拾ってくれたのよと話題にし、そして良子がなんと正司こそが小川の息子でねなどと話し出す。小川が正司に依頼したことは自分だけの秘密だのに
さらには勉がやってくる。勉と寿美子には因縁もあり、寿美子はまたも勉を突き飛ばし・・・となんだかストーリー的に収拾のつかない感じになっていく
正司は勉の兄なのに小川の息子と寿美子は認識。勉の兄とわかれば、こんどはあのお見合いの相手とわかり、それはそれで混乱ではあるが、いずれそういう形を経てゴールインしていくのではあろうが
この回はそういう場面を経て最後は良子が正司を呼び出し小川の息子役をやってくれとお願いするも断られるというところで終わる
9話で、びっこという言葉がカットに。7話ではかたわという言葉がカットされていた

*0613
10、11話
前回までの展開で、二つの伏線というか問題点というかがあった。主人公二人がそうとは知らずに惹かれあっており、それが良子らに知れる件、そしてもう一つが小川と正司の件
これらを引継ぎ面白い内容が続く。小川と正司については、小川が同部屋の唯一の友人が亡くなり落ち込んでいることで、とうとう正司が息子の振りをしてやるということで終息したようだ。本当は医者や看護婦なんかにもその設定で顔を合わせるのかどうかとかいう問題があるのではあるがそこらは触れられていない。病室で息子の振りをして、売店ではもう他人行儀
主人公二人の件についてが10話にてはつと高行(正司の父親)が、そして良子と勉がそれぞれにまだその二人があのお見合いの二人とは知らずに噂話。後者で良子と勉はそれでは辻褄が合わず少しおかしいと感じ始めている
そして11話のラストでついに。展開は次回に持ち越されるが、正司が良子とはつを誘って、鉄板焼きの「新作」(寿美子から聞いていた店の名前)へ行く(勉退院で世話になったからという名目)ことになる
11話、OP詩の後(主題歌と各クレジットの前)に、ここまでのあらすじ(うまくまとまっている)が流れる。これはここまでで初めての演出。
で、ここまででわかったことをまとめておこう。10話や11話で初めて明らかになってきたこともたくさんある
正司33歳。
勉と良子20歳(10話で明らかに)
寿美子は確か25歳、大学出たての勤め人が寿美子に惚れてストーカー的につきまとい、使い込み。週刊誌ネタとなり、寿美子はうんざりしていたというキャラ設定
はつは及川家、前田家双方と長い付き合いのようだ。前田家とは新作が一念発起で東京に出てきた(新作48歳)とき、新作のところへ食材を入れていたのははつという関係(10話)。及川とは勉を小さい時から知ってるとの言及があったはず
及川については11話で長く語られる。正司は母親が死んで親戚に預けられており、正司を引き取るため後妻を入れる。そのときの連れ子が勉1歳、しかしその後妻は半年後に洗濯屋といなくなってしまい、それ以来正司は自分の責任だと勉の面倒を優先するようになった
小川についても11話。英霊として25年前に日本へ戻るも、妻は他の男のものになっており、もちろん子供もそうなっていた

花王名人劇場(BSよしもと)(202405)☆

05/30(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 緊急特報!!爆笑!プロ野球NEWS
シーン情報なし

05/30(木) 10:05 -

BSよしもと|55分|12倍録
[字]花王名人劇場 やすしきよしに挑戦!!若手漫才ダ―ビ―
シーン情報なし

05/25(土) 13:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 いとしこいしと爆笑!!しゃべくり最前線
シーン情報なし

05/23(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 おなじみ!おもしろ落語三人衆6
シーン情報なし

05/18(土) 13:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 立体落語スペシャル 爆笑!!桂三枝のゴルフ夜明け前
シーン情報なし

05/16(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 おもしろ落語三人衆 5
シーン情報なし

05/16(木) 10:05 -

BSよしもと|55分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!四天王
シーン情報なし

05/11(土) 13:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 激突!男と女の爆笑マンザイ
シーン情報なし

05/10(金) 10:05 -

BSよしもと|55分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑四天王
シーン情報なし

05/09(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!やすしきよしたっぷり
シーン情報なし

05/09(木) 10:05 -

BSよしもと|55分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!!漫才 BIG3
シーン情報なし

05/04(土) 13:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 今年も笑っていただきます!オ―ルスタ―勢ぞろい!! 後編
シーン情報なし

05/02(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 今年も笑っていただきます!オ―ルスタ―勢ぞろい!! 前編
シーン情報なし


花王名人劇場(BSよしもと)(202404)☆

04/27(土) 13:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 漫才スペシャル爆笑!!マンザイ昭和史
シーン情報なし

04/26(金) 10:05 -

BSよしもと|55分|12倍録
[字]花王名人劇場 やすしきよしで初笑い
シーン情報なし

04/25(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑王!!やすきよと三枝
シーン情報なし

04/20(土) 13:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 おもしろ落語三人衆 4
シーン情報なし

04/18(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!プロ野球ガンバレ!くたばれ!ジャイアンツ
シーン情報なし

04/13(土) 13:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!!世界おもしろマジック PARTIII
シーン情報なし

04/12(金) 10:05 -

BSよしもと|55分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!!やすし・きよしたっぷり
シーン情報なし

04/11(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 爆笑!最新おもしろ派
シーン情報なし

04/06(土) 13:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 お待ちかね!円楽たっぷり横山やすしと激突!爆笑親父論
シーン情報なし

04/04(木) 20:00 -

BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 特選!リレ―落語三人衆

花王名人劇場(BSよしもと)(202406)☆ [落語・演芸]

06/06(木) 20:00 -
BSよしもと|60分|12倍録
[字]花王名人劇場 談志と爆笑!おもしろ派

すっかりこの番組は見なくなった。録画は続けているのであるが
で、これはタイトル見ただけで早く見たいと思っていて、早速放映日に視聴
場所は国立劇場演芸場
内容
OP
オール阪神・巨人「おしゃべりコンピューター」
桂文治「あわてもの」
立川談志「六尺棒」
---
談志の出番は自分の高座以外にOPトーク、その日の出演者を呼び込んでそれぞれと少しだけトーク。オール阪神・巨人の漫才の後に、彼らとトーク。桂文治の高座前に文治について少し喋る
楽し気にやり取りする姿が楽しい。また阪神・巨人のネタがマンションにコンピューターが設置してあり、入り口で入ってきた人に問いかけるというようなネタで、それを談志が、こういうのはいずれ実現するでしょうなどと言っており、まあ今やその通りである
桂文治については談志百選で激賞していた内容と似ているように思う。桂文治こそ家元で、とか、着物で西武線乗ってて、そこらでは有名だ、とか
談志は自分の高座の冒頭でも前にやった文治のネタを褒めまくる。落語に飽きた人たちが喜ぶ、人物描写をデフォルメした戯画化する凄さ、こういうのが好きなのは異常者、質の高い変質者
ひょっとしたら談志の堀之内も影響を受けているのかもしれない
さらに、芸人が楽しめる芸人が少なくなった、調子のいい時の志ん朝と文治さん、これくらいかな、あと円楽入れとかないとうるさいからねと続ける
落語に入る直前の小話、「お父さんは俺のことがわかってない」「俺は分かってる」「分かってないのに分かってるって言ってるのがわかってない 証拠だ」と延々と続いていくやつをやっていて、一つも間違えずにやってるのがすごい

おとなのEテレタイムマシン お笑い指定席(リストア版) 落語「つぼ算」桂枝雀 [落語・演芸]

04/30(火) 22:45 -
NHKEテレ1東京|30分|10倍録
おとなのEテレタイムマシン お笑い指定席(リストア版) 落語「つぼ算」桂枝雀[字]
この枠では志ん朝と枝雀を数本やっており、枝雀のほうはあまり見る気もしなかったが、このネタは好きなので、枝雀だったら面白いだろうと録画
「お笑い指定席」という番組で1990年放送。挿絵が山藤章二
収録場所はテレビ局のスタジオに高座を設えた感じであり、演芸図鑑的な匂い、といってもあれほど冷めた感じではないが、それは時代の違いのせいでもあろう
冒頭に文字で枝雀のこのネタについての言葉があった
ふと思い出して枕元の本をめくる。おれの枕元には、必ずしも自分の愛著というわけではないが、数冊置いてある。愛著どころか、単に実家から持ってきてしまう場所がないから放ってある場所が枕元というだけ、枕元の携帯置き場にしているだけである
その枕元に枝雀の文庫本「桂枝雀のらくご案内 枝雀と61人の仲間」がある。その中の文章ではないかなと思ったのだ。けど違った。
枝雀はいつもやれるようにしておくネタを60用意してあってその60のネタについての解説、といってもとても短い文章だが、の本であり、今回の番組冒頭の文章にもその60のネタがどうのこうのと書かれていたものだから、そう思ったのだ
メモ
兄貴分が弟分を叱る(最初から二荷入りと言っていたという弟分に、そのことは黙っとけよと)ため、体を後ろ向きにする場面があった。向きを変える際、座布団の上で飛んで向きを変えていた

この番組志ん朝枝雀でずっと行くのかと思い、予約もしたのだが、この回以降落語はなくなっている

「古畑任三郎」30周年記念で地上波一挙再放送!☆

ビバリーで話題にされていて知った
もう始まっちゃってるなら、全話一気見したいおれとしては、パスだなと思っていたが、一応ここまででどこまで放送されているのか、このメモブログでおれが今まで見た履歴の確認をしてみると、今のところまだ第1シーズン放映中、そしておれは第1シーズンだけはすでに見ているということがわかり、まだ間に合うということから録画しておくことにした
HDDの残量のことや、いまあまりテレビを見る時間がない、気分にもなれない(つべのほうを見てしまう)などもありちょっと重荷ではあるが
そういう視聴ペースにするかなんかは後で考えよう
放映時間はフジテレビの「ハッピーアワー」枠、関東ローカルで毎週月曜から金曜、午後1時50分から3時45分まで(5/24~)
本日の放送から録画したが、上記のように色々確認、そして多少重荷の気持ちもあり、しばしボーっとしてしまい、本日の放送の1話めが始まってしまった(約2時間の枠で連ドラシリーズ時代のものが2本流れる、この枠でスペシャル版も放映されるようだ)

「古畑任三郎」30周年記念で地上波一挙再放送! 田村正和が豪華ゲストと対決するミステリードラマの金字塔

*追記、同日
早速本日放送分を視聴
05/30(木) 14:48 -
フジテレビ|57分|10倍録
30周年記念一挙放送! 古畑任三郎1 #10[再][字][デ]
今日は第9回、10回だったようだ
第10回 1994年6月15日 矛盾だらけの死体 小堺一機
他に森山周一郎が出演している
見たことあるはずだが全然覚えていない。小堺が政治家秘書役で、その政治家が森山というキャスティング
11回が桃井かおり、12回が第1シーズン最終回で菅原文太。両方ともかすかに記憶がある。特に桃井の回は憶えている
さて次回以降どういうスタンスで見ていこうか。一話完結、どういう作品かもよくわかっているという状態だから、一気に見てその世界観に入り込むという必要もなく、また日を空けて見ても十分ついていけるので、逐次視聴sていく必要もない。
いまは他に数本逐次視聴しており、さらに無用ノ介、こちらも一話完結、も見始めてしまっており、一話完結ものばかりが複数同時進行だ
そろそろ一話完結でない連ドラも消化していかなくてはならんのだが・・・
まあ、これは気が向いたときに見ていく感じでいいか。でも見やすいから、どんどん見て行ってしまいそうだけど

*0602視聴
05/31(金) 13:50 -
フジテレビ|115分|10倍録
30周年記念一挙放送! 古畑任三郎1 #11[再][字][デ]
↑2時間弱で二回分
第11回 1994年6月22日 さよなら、DJ 桃井かおり
第12回 1994年6月29日 最後のあいさつ 菅原文太
桃井かおりの回はかなり記憶に残っている。今回第1シーズンを全部見たわけではないから、実際にそうかどうかはわからないが、このシリーズで一番覚えている回という気がする
メイン以外のキャストではあめくみちこ、神津はづきというのが目立つ。ほかに池田貴族が作品内ラジオ番組のゲストとして音声のみで登場(生放送のラジオだがゲスト部分は収録という設定)
宇梶剛士の名前もクレジット。ウィキを見ると菅原文太の付き人をやっていたとのことで、だから菅原文太の回なのかと思ったが、出ているのは桃井かおり回か
ネット検索によるとディレクター役。白い服の人か。出てきた際に一瞬小林隆かなと思ったがほかの場面でアップになると全然違った
今泉、走らされる
菅原文太回も見ていくうちに確かに一度見たなとは思い出した
梶原善が出ている
今泉の古畑への狂気が出てくる
今泉という存在はストーリー的にはまったくいらない、というかむしろ邪魔な存在で、でもこういうのは邪魔にならない程度に出すあたりの塩梅がうまいと思う。ほかにもストーリー的に無駄なギャグのそれを入れる分量が多すぎないところがいいなと思う

*0603
どういうタイミングで視聴していくか迷いながら、決めきれずに、でも夜に時間が空いたから今日放送されたものを視聴。しばらくは即日視聴か、少なくともあまり溜めずに逐次視聴していくつもり
06/03(月) 13:50 -
フジテレビ|115分|10倍録
30周年記念!警部補・古畑任三郎 笑うカンガル―[再][字][デ]
これは第1シーズンと第2シーズンの間に放映されたスペシャル版とのこと
タイトルに警部補とついているが、これはウィキによれば第1シーズンだけとのこと。そういえば番組内のタイトルクレジットのところで「警部補」とは出ていない(今作もおれが昨日までに視聴した第1シーズンのものも)
ストーリーに関係のないところでしばしば面白い話題があり引っ掛かる。一方でストーリーのどストライク部分にも引っ掛かるところがある
そんなこんなでちょっと見直してみたら、重要なところをまったくおれは理解せずに見ていたことに気づいた
最初に二本松が工作し、死体を階段の下に放置し、次にそこへ来て死体がないと驚くという場面。おれは最初の工作がそういう工作だとは思って見ていなくて、死体がなくて驚いてる場面も見逃していた(スルーしていた)
でも、あんなところに放置しておいたら、すぐ発見されるのではなかろうか。工作が終わったのは9時半、死体の時計は10時半にしておいたと言っており、10時半に死んだことにしようとしているが、その前に発見されるんじゃないの?
という風に、何かに疑問を持って、調べていくとほかの疑問も湧いてきてしまって・・・、となりがちだ
次の疑問、古畑は死骸をほとんど見せてもらってないのに、首のあざだとか、スプレーの匂いが強かっただの言ってる。スプレーなんて一晩経過してるんだからさあと思わないでもない
あとはストーリーに関係ないところで気になったこと
・フランス式指電卓。これはOP。ネット検索してみたらいくつか解説記事があった
・セブンブリッジで7を出さない作戦ってなんだろうと思った。が、考えてみるとおれはセブンブリッジをほとんどやったことがないような気がする。ルールを見てもぽかーんとしちゃうのだ
・「ファルコンの定理」。これはそうだろうなあとは思ったが、現実世界にはない架空のものだ
・一日署長。二本松が古畑の職業を当てようとした際に、さっき一日署長って言ってたから、と消防隊員と答えているのだが、その一日署長ってセリフが出てこない、のだが
今作品についていろいろ検索していたら、「数学ゲーム(Nim Game)」というのが出てきた
--二本松:好きな数字を決めて、お互いに1から順に数えるんです。そして最後にその数字を言った方の負け。じゃあ、お好きな数字を。
古畑 :えー、それじゃあ、16
--
という風に始まるらしいのだが、こんな場面なかった。あ、時間の関係でカットされてるのか。っつうことは「一日署長」のことをやり取りしている場面もカットされてると考えれば納得
ウィキにエンドロール後「今作では帰りの飛行機内での一幕が追加されている」があるとされてるがこれもなかった
オリジナルの放映時間は114分で今回とほぼ同じなのだがなあ。今回の枠手見ている限りCMがやたら多いとは思う
田口浩正が殺される役

*0605視聴
06/04(火) 13:50 -
フジテレビ|95分|10倍録
30周年記念一挙放送! 古畑任三郎2 #01[再][字][デ]
今回これを録画し始めるにあたってこのメモブログで過去どの回を視聴したか確認しており、この回は内容はさほど覚えていないがでも見たのは憶えているという回
ちょっといろいろ忙しくここらはパスしようかと思い、だが一方で第1シーズンは最初から見れなかったが、この第2シーズン以降はせっかく全部録画できるのだから、今回まとめて見るのもよかろうという思いもあり
で、結局見た。面白いなあ、やっぱ。その過去見た際にも同じようなことを書いているが、そう何度も見たくなるものでもなく見てああ面白かったで全部記憶から消えてしまうような軽い面白さ。でも退屈はまったくなく、見るのに躊躇するほどでもなかった
この作品はテレビ史に残るといってもいいような作品であり、そのためウィキも充実しており、それはこの作品全体という項目以外に「古畑任三郎の登場人物」「古畑任三郎の犯人」「古畑任三郎のエピソード一覧」などの項目があり、それらを隈なく見れば書いてあるのかもしれないが、ゲスト俳優がまとめて掲載されておらず、結構重要な、もしくはそれなりに有名な人が出ていても、それが掲載されておらず、というあたりは不満だ
芳賀刑事を演じる白井晃、よく見る顔、三谷の作品によく出ていた人じゃなかったかなと思ったらやっぱりそうだ、であるが名前は初めて知った。この芳賀刑事はセミレギュラーのようだ
田山涼成が裁判官役
今更でもあるし、このタイミングでいうこともでなかろうが、西村雅彦はいい使われ方をしているな。これは目立つ。今作品で一番得をした感じであるし、それにこたえる演技
さんまの役は小清水、これで「おしみず」と読むようだ。普通「こしみず」だろと思ったので違和感だったのだが、ところどころ「こしみず」と聞こえて、おれが聞き間違ったかなと思ったが最後のほうははっきり「おしみず」と言っている
今泉が字幕オンで色付き(青)となっている。その前の回では、色付きは古畑の黄色だけ。第1シーズンもたぶんそうだったと思う

*同日視聴
二話放映するときはこういうタイムスケジュール。一回目の放送の後に、次のニュース番組「イット!」の告知がある
06/05(水) 13:50 -
フジテレビ|58分|10倍録
30周年記念一挙放送! 古畑任三郎2 #02[再][字][デ]
06/05(水) 14:48 -
フジテレビ|57分|10倍録
30周年記念一挙放送! 古畑任三郎2 #03[再][字][デ]
第15回 1996年1月17日 笑わない女 沢口靖子
宗教系の女子高が舞台。学長が赤座美代子
明石家さんま回について、過去のメモを見て、こういう作品があったことを認識していたとしたが、こちらはそのとき目に留まらず、しかし見始めたらこれも見たことあるなと思った
沢口が健闘。無表情で通す不気味さと、その作品テーマに厳しい宗教的戒律とそれを破ってしまう人間の業というあたりがマッチしている

第16回 1996年1月24日 ゲームの達人 草刈正雄
草刈正雄がまだ結構若く、阿部寛のよう
草刈正雄と田村正和、並べて語られることはあまりないように思う。近しい関係ということを聞いたこともないため、思ったこともないがほぼ同ジャンル、超美形で女性から大人気
そういう二人の共演でしかもなにやら喋り方も二人とも特徴あり
この古畑任三郎という作品はメインゲストは超のつく大物ばかり、知る人ぞ知るどころではなく、日本人誰もが知ってるような人ばかりなのだが、その一方でそれ以外はそれほどでもない人が多い。ゲスト二番手あたりはまあそれなりの人が多いか、そのころは売り出しだったのかもしれないがその後売れなかった人なんてのもいるのかもしれない
何が言いたいのかといえば、第1幕、事件の様子の場面、この回の被害者花見の邸宅、4人の人物が出てくるうちの三人がおれのよく知った顔で、珍しく豪華なキャスティングだと思った。まあ、メインゲストと二番手藤村俊二にもう一人松金よね子がいたというだけのことだが
キャストクレジットに向島音吉(小林隆)の名雨あり。あれ? 出ていなかったような気がする。カットか
藤村俊二は殺される役。軽薄で口車に乗せられ妻を悲しませるための狂言自殺をウキウキとやり、そのまま殺されるという俳優イメージ通りの役

*0606
連続する時間帯で録画する際にその引継ぎ時に録画が終了してないチャンネルとこれから録画しようとする準備のためのチャンネルと二つのチャンネルを使ってしまい、それがためその時間帯の視聴に影響してしまうことがある(HDの残量が少ない場合視聴できなくなる)ので、二作品分まとめての録画にした
06/06(木) 13:50 -
フジテレビ|115分|10倍録
30周年記念一挙放送! 古畑任三郎2 #05[再][字][デ]
「第17回 1996年1月31日 赤か、青か 木村拓哉 」は放映されず
第18回 1996年2月7日 偽善の報酬 加藤治子
脚本家が犯人という設定で古畑が先生の作品は全部見てますという流れから、「木下恵介アワー」と先生の作品が私の心の支えでした、と言っている
前回がキムタク回だったとのことだが、この回ではキムタクの名前が出てくる(伸びる人を見抜けるというくだりで)

*同日
えーと、上に書いたのは加藤治子回を見終えてのこと
木村拓哉回は飛ばされたのかと思いきや、本日放映の二本目が木村拓哉回。なぜ順番が逆なのかはよくわからない。
木村拓哉回についてはすでに見ていることを確認済、なんとなく内容も覚えており、まあ飛ばされたらそれでいいやと踏ん切りをつけたところに、これが始まり、しばし再度見る気になるために気持ちを立て直す時間が必要なくらいだった
第17回 1996年1月31日 赤か、青か 木村拓哉
なんでこうなるんだよという疑問が中盤に二個ほどあり、そこで集中が逸れたのか、謎解きの始めでうまく理解できずに、そのまま畳みかけるようにどんどん謎解きが進んでしまい、俺の頭の中は大きな「?」。久しぶりというか初めてかもしれないが、見終えてすぐに最初から最後まで再視聴(1.3倍速ではあるが)。その疑問点は謎解きのところ以外にも確認したいことがいくつかあったというのもある
疑問点というのはまず今泉がなぜあの爆弾が仕掛けられたゴンドラに乗ってるのか。そしてなぜ下に降ろして爆弾処理をしないのか、である
後者は二度目を見て、爆発するかもしれないから止めた方がいいと犯人に言われたからとわかった
前者は・・・、あの奇抜な行動をする今泉だからということであろう
そして謎解き部分。今回は全部理解できた。そしてこの部分の畳みかけのテンポがよく、すごいと思った
この作品の終わり方はお約束的で、古畑がゲームの勝利者として敗者と穏やかに会話をし、外へ出るよう促し、二人が出ていくというものだが、今回はそれが破られている。まず敗者側との関係が穏やかでなく、なんと古畑はキムタクを逆平手打ちをしている。そして彼は連行され、最後の場面は古畑と向島の会話
明石家さんま回直後だと思わせる設定。今泉があの事件の後遺症で病院に言ってると芳賀が言っている
なんと金井大が出ている。キャストクレジットに名前があり、ただなんとなくあのおれが見ている時代劇での悪役専門の人じゃないだろうと思った。制作の年代も異なるし、こんなドラマに出てくる感じでもないので。さらに、最初のほうに金井という警備員が出てきており、俳優の名前をそのまま使うということをやっていると思い、その警備員の顔を見るとおれの知ってる金井大とは全然異なり若い人だったので、この人がその金井大なのだろうと思った次第。しかしウィキを見て驚く。二番目に出てくる警備員(今回の被害者役)があの金井大であった
今回は異例なことが多かったと上に書いたが、今回金井大が演じた真鍋という警備員が殺されているが、その殺しでなく、爆弾処理というのがメインストーリーなのもそうだ

*0609
第19回 1996年2月14日 VSクイズ王 唐沢寿明
草刈正雄回のように始まりの場面で知った顔がいくつも出てくる。クイズ番組が舞台。メインゲストの対戦者である松尾貴史、そして大槻ケンヂ(かと思ったら違ったあ、池田貴族だった)、司会者役で顔はあまり映らない山田雅人も喋り方で気づいた。山田はトメに来ている
さらに次の場面でテレビ局のプロデューサーなどで近藤芳正、佐戸井けん太
そして被害者役に伊集院光である。ただ当時まだそれほどの知名度ではないはずで、これはキムタク回の被害者と同様に成り行きで殺されてしまったという枠である
古畑が録画しておいた方ラッキーと称する4人の出前配達についてはおれもその場面を見ていて気付いた。なぜ3軒なのに4人いるのだろうというところまでは
「ファルコンの定理」が登場

第20回 1996年2月21日 動機の鑑定 澤村藤十郎
この回は異例な点が二点
今作品はCMがたくさん入り、全部で何幕あるかは把握していないが、最初の幕と最後の幕(謎解き)が長い。そして最初の幕で、事件の状況が描かれ、そしてその現場に古畑がやってくるまで(古畑登場が第二幕の頭になるときもある)が描かれるのだが、この回では、事件の状況が全部終わらない段階でCMが入り、第二幕へ。第二幕はその続きから始まり、そして古畑登場まで、となっている
次に、二人も被害者がいるという点
出演者は前回に続き豪華
殺されるのは夢路いとし。犯人の共犯者で第二の被害者が角野卓造

*0610
第21回 1996年2月28日 魔術師の選択 山城新伍
まだ二十歳前の松たか子が出演。犯人の実の子、そして起きた殺人も娘を守りたいというところから起きているのだがそのことは知らずにいる
前回と同じく、2幕使って殺しが起き、古畑が捜査に入るという風な作り
第22回 1996年3月6日 間違われた男(間違えられた男) 風間杜夫
見どころのとても多い回
サザエさんが映ることから再放送で飛ばされる回とのこと
コメディ回とされておりそうやって見るべきなのだろうけど・・・。見ていて全然面白くなく、意図がよくわからない感じであった
冒頭に山荘で若林による殺しがあり、車の故障で帰れなくなりヒッチハイクさせてもらったが、その車の持ち主である鴨田が口の軽い男で、秘密にしてくれと約束したのに、家への留守番電話で、若林と会っていることを話してしまったので、鴨田をも殺してしまい、鴨田の家に行き留守番電話を消そうとする。とそこへなぜか古畑がやってくる。
で、鴨田になりすました若林が古畑と探りながら話し始める
古畑がやってきた理由がすでに劇中で話されていたことだが、鴨田が拾った財布は古畑のものであり、古畑は警察に取りに行こうとしたら、先に書類をもらってきてくれと言われたとのこと、こんなことあるかね、古畑が刑事だから、なにか特別なやり方なのか
古畑は偽鴨田を怪しいと見る、若林は古畑が何者か探りながらそして自分が偽物とバレないように探りながら話すというこのあたりの不自然さが極まりない。古畑も怪しいと思ってるのなら、もうちょっと直接的に聞けばいいじゃないか、とそこらをフィクションとして楽しまなきゃダメなのかな
こういうときのにやにやしながら追い詰めていく古畑=田村正和のいやらしさが気持ち悪く見える
鴨田役が小野武彦

*0611
第23回 1996年3月13日 ニューヨークでの出来事 鈴木保奈美
前回に続き異色作。今回は事件さえ起こらず、バスの中で物語られる彼女が無罪評決を受けた事件をその話を聞いただけで古畑がその完全犯罪の謎を解くというもので、であるから彼女は捕まらずに終わっていく

数回飛ぶ。総集編やスペシャル版だ
第28回 1999年4月13日 若旦那の犯罪 市川染五郎
ここから第3シーズン
主人公は落語家
師匠役が梅野泰靖
主人公の兄弟子で被害者役がモロ師岡
被害者が握っていた煮干しがダイイングメッセージで落語の「干物箱」なのだが、その干物箱がどんな噺なのか、この手の大衆向けドラマの場合やるべきなのだろうがそれをやっていないという風に通にわかればいいや的な態度がある一方で、落語に対して無知というか、やはりこういう大衆向けドラマの場合にありがちな、わかりやすいがその世界に対する無理解がそこかしこにあり、例えばこれだけ笑いが取れてるならとっくに真打になれてる、なんてのは、今の真打制度とはそぐわない
西園寺登場、やけに場慣れした感があるが、これ以前に飛ばされたSP版でお披露目があったようだ
「15分拡大放送」とのことでなんだそうか
向島の小林隆が東国原とクレジットされており、しかし出ていなかったようだ
古畑が落研出身の同僚桑原に聞いたと扇子の話をしており、そんな場面あったかな、と思っていたら、桑原もキャストクレジットにあった。がその場面はなし
主人公の兄弟弟子など端役に落語家の名前が見える

無用ノ介 [時代劇]

04/02(火) 08:55 -
BSフジ・181|65分|10倍録
[新][字]<時代劇名作選>無用ノ介第1話「虎穴にはいった無用ノ介」182ch韓ドラ
04/29(月) 08:55 -
BSフジ・181|65分|10倍録
[字]<時代劇名作選>無用ノ介[終] 第19話「明日に生きる無用ノ介」

録画が溜まっておる。
連ドラも最終回まで放映済のものがいくつもある。何から見ようかと。ただ連ドラでもストーリーのあるものを追って一気に見ていくほどの気力がなく、一話完結ものっぽいこれにした
第2話まで視聴
ストーリーよりも迫力のある映像やいくらか実験的でさえある演出、全体に漂う虚無感、ニヒリズムの雰囲気を味わう作品かと思う
マカロニ・ウエスタン、といっても作風は西部劇と同じくらいいろいろあるにはあるが、一般的にマカロニといったときに思い出すような作風、例えば、「荒野の用心棒」の「ドル箱三部作」や、「続・荒野の用心棒」のような作品、特に後者のほうだが、と共通するよう案時代劇。なにもマカロニわ引き合いに出すことはなく、時代劇なら、それこそ「荒野の用心棒」がお手本にした黒澤明の『用心棒』や、それに倣ったようなテレビ時代劇「荒野の素浪人」、さらには「眠狂四郎」のような作風の作品
こういうのってハードボイルドというのかと思ったが、そのウィキを読んでみると、全然違うような、でもハードボイルドの項目に時代劇も載っていて、それを読むと、合っているような・・・。
ルパン三世での次元が体現する世界観ともいえる
まあそんな作風の作品
賞金稼ぎが主人公、同日に見た高橋英樹版遠山の金さんで木の実ナナが賞金稼ぎを演じた回を見たばかりだ

ウィキから丸々コピペ--
『無用ノ介』(むようのすけ)は、さいとう・たかを作の日本の漫画作品、およびこれを原作とする連続テレビドラマ・単発テレビドラマである。
概要
1967年から1970年まで講談社の『週刊少年マガジン』に連載されていた。
賞金稼ぎだった父と町の遊女との間に「無用の子」として生まれ、孤児として育った孤独な男で、自らも賞金稼ぎを生業とする隻眼の浪人・志賀無用ノ介が、我流の「野良犬剣法」で生きるために必死に戦う様を描く

連続テレビドラマ版
1969年3月1日から同年9月20日まで日本テレビ系列局で放送。国際放映と日本テレビの共同製作。全19話(本放送時には第18話まで放送)。カラー放送。放送時間は毎週土曜 20:00 - 20:56 (日本標準時)。
主人公・無用ノ介役には、当時デビュー間もない新進俳優だった伊吹吾郎が扮した。伊吹は1万を越す書類選考と100人を越す面接を経て抜擢され、劇画と寸分違わぬイメージが話題となった。監修は内田吐夢が務め、主題歌「ひとり行く」は美空ひばりが歌うなど、テレビ時代劇史上類を見ない豪華さも話題を呼んだ。また、日本テレビのテレビ時代劇では初のカラー作品である。劇画の迫力そのままに、豪快かつ斬新な殺陣の場面、賞金稼ぎとして生きるがゆえの孤独や悲しみ、無用ノ介にまつわる人々の哀歓が、人間臭く骨太な作風で描かれた。ロードムービーの形式をとり、主人公の無用ノ介以外の出演者はすべてゲスト出演者である。
放送は7か月に及んだが、本放送時の放送回数は18回で最終回は未放送に終わっている。伊吹はプロ野球中継の放送が優先された雨傘番組扱いであったと証言しており、視聴率も苦戦したとされる
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1 虎穴にはいった無用ノ介 1969年3月1日 猪俣勝人 高橋繁男
山形勲(羽沼自斎)、南原宏治(押崎双達)、大前釣(押崎源次郎)、根岸一正(押崎十鼠)、小松方正(赤砂多十郎)、中村是好(居酒屋の亭主)、牧よし子(内儀)、杉原久之(羽沼有之助)、福原秀雄(和尚)、里木左甫良(小役人)、松島映一(浪人)、伊藤信明(浪人)、森幸男(浪人)
2 無用ノ介の首 五百両也 3月8日 土屋啓之助
伊丹十三(白鳥弁十郎)、富田仲次郎(鬼達)、大辻伺郎(居酒屋の親爺)、吉田義夫(忠次)、玉川伊佐男(矢七)、石山律(石松)、吉沢京子(おかね)、志摩燎子(お米)、中岡慎太郎(権次)、伊藤信明(闇の狼の部下)、森幸男(闇の狼の部下)、関国麿(闇の狼の部下)
短いOPでは監修(内田吐夢)、無用ノ介(伊吹吾郎)、監督(各回異なる)、そして制作(国際放映、日本テレビ)の四者のみのクレジット。不気味なBGM、そこに被さる映像はまず霧だろうか煙だろうか、白い靄、そして無用ノ介が登場する異様な映像。どんどん(※)と叩く集団の修験者(でいいのかな、太鼓を打ち鳴らしている)の集団が囲むその真ん中に無用ノ介がおり、そこから離れて一人歩く無用ノ介(修験者は無用ノ介を見送る)、そして無用ノ介によるナレーション
(※)宗教については詳しくないのでよくわからないが、ここで叩かれるリズムは「どんどんどん どんどんどん」というもの。法華の「ドンツクドンドンツク」とは異なる
EDではまずスタッフクレジットがあり、その後「配役」と出てキャストクレジット
無用ノ介はまだ経験の浅い伊吹吾郎。顔はすごいが、声は意外にも甘さがあることに気づく。深夜ラジオのDJに合いそうな感じさえある。このキャラにはちょっと迫力不足か。
小松方正は序盤にちょっとだけ。今回の敵役たちとつるんでいるとされるキャラですぐ殺されてしまう役。ある意味作品の説明、つまり主人公が賞金首を狙う賞金稼ぎであり、そういう人たちが次々と登場する作品ということをわからせるような役
山形勲も無用ノ介同様賞金稼ぎで無用ノ介に一緒に組んである首を狙おうと持ち掛けるのだが、実はその相手は自分がかつて甚振られその仕返しを狙うも、自分だけではやれそうになく、無用ノ介を騙して巻き込むという構図で、ちょっと賞金稼ぎとしては弱々しいところもある役
演出としていいなと思ったのは、ちょっとルパン的というか、忍者的というか、超人間的な技が繰り出されるところ。例えば無用ノ介と自斎が腰に紐を巻かれ吊られるという場面。無用ノ介が体を揺らし、壁に刺さってる剣を口で咥え、自斎の紐を切る
また敵役の使う剣法。大柄の人間の後ろにすっぽり隠れる小柄な人間が飛び出してくるというもの。そしてそれで自斎が敗れるのを見て、次に自分のところに来たときにはそれを破る無用ノ介
ただニヒリズムといってもそれを突き詰めすぎるとテレビドラマにならないからということか、ヒューマニズムなんかが無用ノ介には見え隠れ
山形勲はトメ。なお、キャストクレジット(その他監督や脚本なども)に関してはウィキを丸々コピペ
作風のせいなのか、第2話では有名どころ全員がなんかイメージの違う役で面白い
闇の狼という盗賊の賞金首として狙う話
誰が闇の狼なのかというところがストーリー上の興味。鬼達は無用ノ介と白鳥の両方にそれぞれが闇の狼だと思わせるような策を弄して、ということは鬼達が闇の狼なのかなと思うも違う
さらには以下の二人がもしかしたらと思うがそれも違う
玉川伊佐男、悪代官、悪家老なんかが多い人だが、ここでは全然違って、江戸から悪人を追ってきた十手持ち、つまり町人であり、粋な感じも醸し出している
石山律も悪役が多い人で、この二人、おれの勝手な俳優として悪役が多いというイメージから、ひょっとしてストーリーの中で実は悪役という正体を現すのかなとか思ったが、全くそんなことはなく、出てきた当初の役そのままだった
結局終盤に初めて登場した(もしかしたら序盤にも出ていたのかもしれない、あ、そうだ、出ていたな、無用ノ介の手配書の張り紙をしていたか)居酒屋の親爺が闇の狼だった
伊丹の名前は先にこの回に出ていることを知っていて、それでも最初のうちは全然気づかず、中盤まで見て、ようやく気付く。格好良い
富田はいつも通りの役なのに、でもちょっと違う
吉沢京子は全然気づかなかったし吉田義夫もひょっとしてそうかなあ、という程度
大辻伺郎はトメで特別出演。伊丹十三はキャストクレジットトップ、こちらも特別出演

*0529
3 吹雪が無用ノ介の肩で舞う 3月15日 小池一雄 さいとう・たかを 下村堯二
馬淵晴子(頼母の母)、金子光伸(石出頼母)、福山象三(瀬降兄弟の兄)、戸上城太郎(瀬降兄弟の弟)[2]、清水元(旅の僧)、佐藤京一(鑓道の銀三)、国方伝(いたちの金平)、中村光雄(少年無用ノ介)
一日に一気に何話も見進めようと思っていたがなかなか難儀だ。一話見るだけで結構疲れる
この回だけかもしれないが、会話に結構タメがあり、その間に気が逸れてしまう。で、その会話の積み重ねで結論が出て、次の展開があるのだが、もうその前の部分を忘れてしまっていて、なにがどうしてこうなった、と、巻き戻して見返すことになる
ただ、見終えてみればストーリーはなんということもなく、ごく短い期間を切り取って、そして緊張感あふれる一瞬をラストのハイライトにしており、ストーリーを説明するなら短くすむ
この回なら、賞金首を狙って雪山に入った無用ノ介は山小屋で仇討を狙う少年と出会う。その少年に自分の昔を見た無用ノ介は少年に生きてもらいたいと思い、仇と会わないことを願うが、その仇がやってきてしまい、なんとか少年と会わせないよう算段するも、とうとう両者は向かい合ってしまい、無用ノ介は少年の助太刀を買って出る、というもの
そういえば第1話でも羽沼自斎の息子に無用ノ介は肩入れしていたっけな
前にも書いたが、ニヒルそのものといったキャラでありそうな無用ノ介が、意外にもヒューマニズム精神を発揮するところに違和感ではあるが、まあこういうものなのだろうと受け入れるしかないし、だんだん慣れてきた
また、さいとう・たかをの作品ということで、それならわかるといういった演出でもある。ウィキに「劇画と寸分違わぬイメージが話題となった」とあるが、そこらへんも見事
この回からEDの楽曲は変わり、美空ひばりの主題歌となる
瀬降兄弟というのがその少年が狙う仇討の相手。ウィキに瀬降兄弟の弟について「コミックスでは「瀬降小弥太」というフルネームが判明している」とあるが、字幕オンでも確かに弟のほうだけは、「小彌太」と表記される
馬淵晴子はトメ、清水元はその前で単独表記、(その前は二人並記なので、清水もトメ扱い)

4 無用ノ介・将棋・無用ノ介 3月22日 猪俣勝人 高橋繁男
御木本伸介(茂十)、名古屋章(矢吉)、内田稔(雲形)、常田富士男(銀造)、生井健夫(江川)、土方弘(角兵衛)、稲吉靖(香太郎)、菅沼赫(三次)、北町史郎(竹腰)、須永恒(常吉)、石垣守一(町人)、佐野哲也(町人)、草柳種雄(町人)
将棋の駒をそれぞれが名乗る六人組の凶賊「将棋六花撰」が今回の無用ノ介の狙う賞金首、六人合わせて三百二十両、といっても各人に開きがあり、王将が百両だが、香車と桂馬は五両だ
桂馬の三次が殺され乱暴に埋められているのを、賞金稼ぎの作法と違うとちゃんと埋葬してやろうとしていると、そこへ車の香太郎が現れ、無用ノ介は仕留める。が、役人に届け出ると、もうその二人は「無用の介」(別人ということで分けてるつもりなのか、字幕オンで「ノ」でなく「の」となっていた)という男が届け出たので賞金を渡したという
無用ノ介がつっかけの銀造と対峙していると、脇から槍が飛んでくる、さらには死闘の末羅漢飛車の常吉、血槍の角兵衛を倒すも自ら負傷してしまい、その間に賞金はかっさらわれてしまう、と変なことばかり起こる。果たしてこれはなんなのか。
御木本伸介演じる「将棋六花撰」の頭、王手の茂十がその犯人、もう余命少ない茂十が仲間を殺して役人雲形と山分けしていたのだった。その茂十、盗賊の際は白髪の老人という形なので、最終盤に正体を現す団になりようやく御木本だとわかる
第2話でも書いたが、作風がそうさせるのか、格俳優がこれまでにあまり見たことないようなキャラ。名古屋は小悪党の役、身のこなしが軽やかでこんな若々しい彼をあまり見たことがない
常田富士男、見た際にひょっとして常田かなあとかろうじて思う程度
稲吉靖は稲吉靖司のことで、こちらもひょっとしてとかろうじて思う程度
OPの一番最初タイトルの出るところ。文字に派手な色がついており、それは趣味の悪い安っぽい感じに見えるるのだが、無とノは赤、無用は緑、介は黒となっている。そしてそれは前の回までと同じだが、この回からは文字の配列がこれまでの大人しめな横の配列から変わって、この回は無と介が大きな文字で、左上から始まり、右下で終わるという形。
スタッフクレジットで原作が第3話で抜けていた(が、それまで原作と同画面で出ていた脚本のところは、「さいとう・たかをと小池一雄(さいとう・プロダクション)」となっている、この作品の原作はさいとう・たかをである)が、この回には復活していた
主人公無用ノ介のキャラについて今まで数回触れているが、ここで名古屋との演技なんかを見ていると、無用ノ介のほうは、ニヒルに徹しきれず、いまだ修行中という感じに見える
御木本伸介はトメ

*0530
5 夕日と弓と無用ノ介 3月29日
岡田英次(水堂正典)、金田龍之介(大場左近)、上田忠好(佐々木熊正)、高城淳一(菅野)、大木正司(木村又七)、井上博一(川岸)、杉浦真三雄(吉野)、津崎恵二(由松)、三門照太郎(赤造)、青山宏(英吉)、藤江喜幸(大吉)、池田よしゑ(女)、半田幸一(四天王の武士)
今回は賞金首を狙うという展開でなく、ある場所へ泊めてもらいそこで事件に巻き込まれるという形式。まずは弓の名手である水堂が若侍に挑まれ、弓の勝負、水堂が勝つも、その若侍の仲間が水堂を取り囲み、それを無用ノ介 が仲介、大勢が一人を取り囲むというのは気に食わないという理由で、という風に二人は知り合う
無用ノ介 が行こうとした道が整備工事中、がけ崩れが多く、この先は行けないと言われ、そこで泊めてもらおうとすると、その工事を指揮している棟梁が水堂であった。水堂はそこの百姓らから神と崇め奉られていた
この水堂が岡田英次で、善玉悪役どちらもやれる人ではある。ここで善人そのものといった感じで登場しているが、どうも怪しいという感じだが、それは当たり
実は水堂は老盗賊の最後を看取り、例に隠し金のありかを教えてもらっていた。それがこの山なのだが、崖崩れが多く、とても一人ではやれず、道の整備といって、人を集めやらせていたのだった
金田龍之介、今作品にこれまでも多かったその俳優のイメージと異なる感じでの登場
金田は代官だとか奉行だとか家老など、身分の高い武士や、大きな商家の旦那だとか多く、大邸宅で豪華な衣装を着たある意味おさまった人物が似合うのだが、そもそも今作品、マカロニ・ウェスタン風と書いたが、その意味として荒野での戦いが多く、一方で江戸のような華やかな町は出てこないし、真っ当な藩だとか、行政が機能し統治がなされているような感じのしない無法地帯といったところが舞台なので、そういう人は出てこない。ここで彼のやる役は藩の剣術指南役という「藩」も出てくるし身分の高い武士なのではあるが、珍しく野卑で日に焼けたような顔つき
ラストでは無用ノ介に決闘を挑むも、無用ノ介のほうは、水堂の善人そうに見えて、金を独り占めしようと、周囲の仲間を殺し、無用ノ介をも殺そうとしてきたことをバカらしいと感じ、同時に挑まれた決闘もバカらしいと旅に出てしまい、金田の大場はその場所で放ったらかしにされるという終わり方
今回はこれまでにはなかったラスト。edの主題歌前に挿入歌、本編では初めて流れたものだと思う、これもたぶん美空ひばりのものだと思うが、が流れ、無用ノ介の旅のシーン
これまでのラストは必ず無用ノ介の開いてる目のアップ(ちなみにOPのいつも流れる映像の最後は無用ノ介の顔のアップ、目だけでなく鼻までも映ってるが)なのだが、この回では、それがあった後に上記挿入歌と無用ノ介の旅のシーンとなり、それが終わってEDの主題歌とスタッフクレジットへ
その挿入歌、「破れ袴にまつわる犬も、おれの目を見て横を向く」と始まり、「この野良犬がこの野良犬が、雨に触れて(「震えて」だった。↓このことが書いてあるブログでわかった)どこへ行く」と終わる歌。調べても出てこないや(※)
(※)--再度検索、ようやく見つける
歌詞で検索して以下二本の記事を見つけて、曲名がわかったので再度検索、つべにて発見
【漫画/TVドラマ】気高く孤独な野良犬の闘いに夢中になった無用ノ介
〝破れ袴にまつわる犬も 俺の眼を見て横を向く〟/『ゴルゴ13』のさいとう・たかをの出世作。無手勝流の殺人剣〝野良犬剣法〟で無法者たちを斬る賞金稼ぎ、無用ノ介は、雨に震えてどこへ行く―
美空ひばり「無用ノ介」
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今回の放映では次回予告があるのだが、前回のところの次回予告、つまり今回分、ここからは通常の次回予告というか、ナレーションがあらすじの説明をするという形になったのだが、そこまでの次回予告はどこか異様、ナレーションはなく、当該回の映像の一部をただ流すだけ。しかも挿入歌(上記、美空ひばりのものと思われるもの)が流れ、セリフさえ流れず映像だけという次回予告もある
岡田英次はトメ

6 剣につばする無用ノ介 4月5日 西沢治 下村堯二
中村梅之助(伊庭七郎)、佐々木愛(香織)、小栗一也(大藤心刀斎)、小瀬朗(姫次郎)、森幸太郎(伴周作)、八木喬(天坊)、森本景武(掛札)、窪田英世(味岡)、中川健太郎(堂本)、山田禅二(甚五左)、松井功(三津木)、平沢公太郎(浪人)、大友純(浪人)、矢野昭(浪人)、野本礼三(村人)、小島岩(大藤の門人)、原田赫(大藤の門人)、佐久間三雄(大藤の門人)、川田甫(武士)、長坂蜂郎(武士)、石川冷(直助)
無用ノ介が狙うは人買いの姫次郎。逃げる姫次郎、追っかける無用ノ介という場面がかなりコミカル
この姫次郎も最後まで絡むがメインは彼ではない
姫次郎が逃げ込んだ先は道場(次回予告では「江戸で名高い」とされている。本編では江戸とは出てこなかったが。今回の舞台は江戸なのかもしれないが、「江戸で名高い」だけかなあ、いわゆる江戸の町の風景みたいのは出てこないで、これまでどおり荒野的なマカロニ・ウエスタン的な舞台)
ここの道場主が大藤心刀斎でこれが俗物っぽい。先生先生とおだてられてるが、逃げ込んできた姫次郎を目を見ればわかると善人扱いし、無用ノ介を追っ払うも、姫次郎は隙を見て逃げてしまう
ここの師範代が伊庭七郎で今回はこちらとの対決がメイン
伊庭の剣術の腕前は高いのだが、人を斬らない剣士で生涯を終えたいと願っている
テーマは竹刀と真剣の重さ。道場と野での喧嘩剣術の違い
さいごの二人の対決は申の刻(午後四時)に始まり、隙がないと両者が見合い、立会人や物陰で見ている姫次郎はコックリコックリ。翌朝に真剣の重さを初めて思い知った伊庭が先に動き敗れる
立会人は無用ノ介のその心の強さに感激しその極意を聞くも無用ノ介ははぐらかす、ここの緊迫から一転緩む演出はとても良い
中村梅之助はトメ
「きちがい」という言葉がこの回、前回と使われている。それより前の回にも「きちがい」はあったはずで、ほかに「こじき」もあった。すべてカットなし、字幕オンでも表示されていた

*0531
7 無用ノ介 世直し不動にあう 4月12日 高橋繁男
安井昌二(仙波十三郎)、原保美(大番の虎造)、城所英夫(中駒の勝五郎)、沢りつお(赤熊の団七)、伊藤久哉(旅川流馬)、二本柳敏恵(お葉)、浜村純(佐市)、春日章良(頑竹)、小峰千代子(老婆)、岩崎信忠(若いやくざ)、石橋雅史(田丸)、吉原正皓(半太郎)、伊東新二(丁次)、伊吹新(小鉄)、水島真哉(黒岩)、折尾吉郎(白岩)、保高安伸(青丹)、室田一人(信吉)、武田一音(鳥羽)、槐柳二(町人)、岩城和男(町人)、山下与一(町人)、遠藤征慈(音松)
無用ノ介の今度の狙いは侍強盗の南波
その匂いを嗅ぎつけやってきたのは、三組のやくざ、赤熊、中駒、大番が競い合っている奇妙な町。そこの同心仙波は、町民からせっつかれる。少年信吉がお不動さまみたいな強い人が来てくれるといいというと、仙波はそれに同意。と、面を被った世直し不動が現れやくざを退治していく
さて不動さまの正体は? そして南波はどこにいるのか
ラストは第5回と同じく挿入歌、そこに被さる映像も同じだった。そして右目のアップで本編が終わるというお約束は今回は今シリーズ初めてなし
二本柳敏恵は悪役の妾だとか悪女の役が多い人だが、ここではそれとは全然異なり飯屋の女中、信吉の姉で、姉弟は仲が良い。やくざに翻弄される住民という役
原保美はトメ

8 雨に消える無用ノ介 4月19日 下村堯二
大友柳太朗(東條造酒)、左幸子(おきぬ)、嵯峨善兵(金兵衛)、杉裕之(俵林之助)、矢野間啓治(槍の一平)
死骸のある小屋に無用ノ介、そこへ造酒が入ってくるという場面から始まる
その死骸を巡る捜査のため同心林之助らが容疑者おきぬを連れてやってくる
その死骸はその地の金持ち、金貸しの金兵衛。同心林之助はおきぬという女が下手人だと決めつける。林之助にはお絹を疑う根拠があった。二人の間にはトラブルがあったのだ
一方無用ノ介と造酒
賞金首おに子を追いかけてる最中に別のごたごたに巻き込まれ、無用ノ介と同じく賞金稼ぎをやっている槍の一平という男が無用ノ介に五十両を母親に届けてくれと言い残し死んでいく
そこへ現れたのが、浪人造酒。半分分けてくれと無用ノ介につきまとう
そしてやってきた小屋で死骸を見つけたのだった
趣味の弓矢をやっていた金兵衛、矢が逸れて、おきぬの娘を殺してしまっていた。慰謝料五十両を渡してその件は一旦納まったものの、金兵衛がいらぬこと、五十両は自分の財産の百分の一、それでもあんなには大金だ、などと言い、おきぬは五十両を返却、再度渡すためおきぬを探すだろうという策略、やってきた金兵衛を殺し、一文、百姓の有り金の百分の一、を手に握らせていたというのが事件の真相
そしてそのおきぬ、一平の母親だった
無用ノ介は五十両渡すが、そこで一両を貸してほしいと頼む。そこへ造酒が嘘噺、無用ノ介が一平を殺した、おれがそれを見ていたので、おきぬの前で白状させようと、監視し連れてきたのだ、と
大友柳太朗はトメ。大友の俳優としての特徴の一つにユーモラスというのがあるが、そっち側が出ている役。飄々としていてそしてラストの卑怯な感じも面白い
その他全員単独表記
サブタイトルは本編をほとんど現してないな。ラストシーン、雨の中、空腹、炊事をしている少女の姿を見る無用ノ介、芋を味見しているのを見て、食べたいという気持ちを前面に出すが、踵を返して雨の中を走っていく
OPが大幅変更
まず映像は無用ノ介による殺陣、スローモーション。BGMも変更
ナレーションはこれまで無用ノ介の伊吹だったのだが、ナレーション専門の人になったようだ。このナレーションの人のクレジットはない。ナレーション内容はほとんど変わらないのだが、最後の部分が違う。「どうってこたぁねえんだ、どうってこたぁ・・・いや、違う!」というのがこれまでだったが、「いや、違う!」がなくなっている
ちなみにナレーション全文「無用の子に生まれた用無し犬、この世に無用の悪を斬る、流れ流れの無用ノ介、どうってこたぁねえんだ、どうってこたぁ・・・いや、違う!」
違うという否定の言葉(ここで無用ノ介の顔アップ画像となるのも効果的)で、虚無感を否定し、本編が始まるという効果が今まではあったのだが
その代わりということではないのだろうが、本編で無用ノ介のセリフに「ちがう」というものが二つもあり、一つは、OPナレーションと似た文言に「ちがう」が加えられた形だ(※)
(※)一回目は金がなく空腹の無用ノ介、預かった五十両に手を付けようと、「背に腹は代えられぬ、こんな金、手を付けたってどうってこたぁねえ、どうってこたぁ・・・、いや、違う」(OPの際は力強い声で「違う」だったがここでは力無く)。そしてもう一回は、林之助(造酒に斬られて死んでいる)の言葉「どんな人間も金を見りゃ本性をさらけ出す、おれがこの十手を通して知ったのはそれしかない」を頭に浮かべた無用ノ介が「違う」と
そして、タイトルロゴ、これは変わらず
その後第5話、7話の最後にあった挿入歌部分がそのままここへ移ってきた(一番最後に少しだけ映像が付け足されているが)。ここで内田吐夢や伊吹など四者のクレジット
これまではタイトルクレジット、四者クレジットの後にナレーションだったが今回からは、ナレーション、タイトルクレジット、四者クレジットとなった
この回からCMが入る位置が変わった(OPの後にCMが入る)ため三幕ものになった。これまでは四幕

*0601
9 やってきた無用ノ介 5月10日 高橋繁男
安部徹(河津官兵衛)、内田朝雄(文華堂治助)、永井智雄(橋善)、植村謙二郎(暗夜剣)、高城淳一(書き屋のジョー)、鳴門洋二(風天仙之助)、二見忠男(地獄虫)、河原崎建三(馬子の英次)、亀井三郎(番頭幸四郎)、三谷昇(売り屋のサブ)
異例な作りで無用ノ介は最初と最後にしか出てこない。見栄っ張りの自称賞金稼ぎ、河津官兵衛の物語
無用ノ介が賞金首の海坊主を仕留めるが相討ち気味。無用ノ介もくたばったと見て、官兵衛が獲物を横取りしようとするが無用ノ介は生きており、会話を交わす、という風に始まる。その会話で、無用ノ介は新米、官兵衛は長年賞金稼ぎをやっているが、腕は無用ノ介とは雲泥の差ということがわかる
暗夜剣、地獄虫、風天の三人が首を取られた海坊主の敵討ちとしてやってきて、官兵衛に問い質すと、官兵衛はあっさり無用ノ介の名前を吐いてしまう
その地は官兵衛の故郷、瓦版屋のジョーにはおれが海坊主の首を取ったと官兵衛。瓦版に書かれ、官兵衛の評判が上がり、その町の用心棒をその地の有力者橋善に頼まれる。橋善は賞金稼ぎになる前の官兵衛が日雇いで働いていて、いざこざがあった相手でもあるが、それは過去のことで両者の中でいろいろ脚色されているらしい
暗夜剣、地獄虫、風天の三人は、なぜか瓦版に書いてあったことを信じて、官兵衛がやったのだろうと言い出し、町に居座り、官兵衛は逃げられないようになる。そしてこれは橋善の狙いでもあった。橋善は官兵衛の腕を信じたわけではなく、三人の前に官兵衛を差し出して、ご機嫌を取ろうというのだ
切羽詰まった官兵衛だが、無用ノ介が現れ、三人を討ち、官兵衛を先生先生とおだて、町の人の前では恥をかかさないようにしてやる。官兵衛は恩に着るも、その町を出ていく際には無用ノ介に賞金半分分けてやったと相変わらず、というオチ。読み切り漫画っぽい
もうひとつのテーマとして話よりも紙に書かれた瓦版を信じるという現代マスコミに通ずるようなことが描かれてるがいかにも浅く、そこらへんが原作、劇画/漫画だなあと思う。
他の部分、映像は話の運びなんかも劇画だなあと感じるところ多し。
安部徹がトメ、一番最後。その前が単独表記で永井智雄(その前は三人並記なので、永井もトメ扱い)
見知った俳優陣がことごとくいつもとは異なるイメージであるということは再三書いているが、これは今作品の作風のせいかと思っていたが、あともう一つ、おれがいつも見ているのより、ちょっと年代が古いせいもあると思われる。みな若々しい
ここでも河原崎建三がもしかしたらそうかなあとは思ったものの、見慣れない顔。官兵衛の腕を信じ切って弟子入り志願する若者の役
永井智雄も若い
高城淳一は二度目の出演、この人はもうちょっと後になると老齢の商家の旦那なんかをやるような人であるが、ここではそういう面影はなく、若い人の役。当時44歳で若い役も年寄りの役もできるような年齢
安部徹はそれこそ大物悪役で、悪家老などが多いが、ここでは老齢ヘボで見栄っ張りの賞金稼ぎというよく見る役とは異なった役、こういう役のため普段は見ないユーモラスさも備えている。そのためだろうか、見たことある人だなあと思いながらも名前は出てこなかった
サブタイトルは終盤無用ノ介が官兵衛を助けに来る場面のことだろう

*0602
10 無用ノ介 かまいたちの異造を追う 5月17日 猪俣勝人 香月敏郎
深江章喜(かまいたちの異造)、北沢彪(原山)、高品格(秋造親分)、二木てるみ(お由)、加茂嘉久(文吉)、佐藤一明(金一)、鎗田順吉(代官)、加藤欣子(宿屋のおかみ)、中村光雄(少年無用ノ介)、桶田なおみ(飴売りの少女)、石川冷(飴売りの老人)
鎖鎌を使うかまいたちの異造が今回の狙う相手だが、無用ノ介は病で倒れてしまっていた。その無用ノ介を見た異造は死んだと勘違いし行ってしまう
無用ノ介はまだ息があり、助けてくれたのが薬売りお由、その弟
メインはいつもはトメにきているが、今回はトップ(深江章喜)、トメに北沢彪、その前が二木てるみ(単独表記)。北沢の原山は代官の手下であまり大きな役でもないが
代官が川合伸旺に見え、そう思って見ていた。割合ストーリーに絡みそうな悪代官(お由を欲しがる)という役なわりに序盤だけの登場、このころはまだ売れてなかったのかなと思ってしまった


11 月にうそぶく無用ノ介 5月24日 布勢博一 下村堯二
江見俊太郎(前川主膳)、下元勉(久助)、浜田寅彦(青木主馬)、左時枝(およね)、川辺富明(清吉)、土屋靖雄(百姓一)、灰地順(百姓二)、今村原兵(百姓老人)、小沢忠臣(上州)、内村軍次(村二)、石川十郎(百姓)、松下照夫(村人)、竹沢勝美(村人)、西尾徳(長吉)、田尻康博(武士)、尾崎孝二(武士)、木村正道(武士)、剛竜二(武士)、大島幸憲(武士)、山村晋平(ならず者)、川崎信雄(ならず者)、松島映一(ならず者)、伊藤信明(ならず者)、菊池英一(ならず者)
メインゲストは江見俊太郎で、今回狙われる首(これまで賞金首と称されていたと思うが、ここでは懸賞首)
前川主膳を探すため金山に労働者として入ったが、金山奉行青木(前川はその用心棒になっている)は悪事を行っており、隠密に隠密に怯えており、無用ノ介を隠密と勘違い、襲われた無用ノ介は谷川でくたばる。百姓の久助に助けられ、その息子である少年清吉と仲良くなる
その姉はおよねで、狙う首である前川と懇意であった
結末で前川を追いかける無用ノ介だが、山の中腹の小屋に逃げ込まれ、そして前川は井戸に落ちる。ここまで追い詰めたのに、首は取れずで悔しがる無用ノ介。このあたりにはひたすら首を追い求める無用ノ介というあまりテレビドラマのテーマとしてふさわしくないキャラがそのバカバカしさにユーモラスに浮かび上がる
サブタイトルは一番最後の場面で月に向かって無用ノ介が叫んでるというところであろう。「うそぶく」というのはちょっと合わないな。中盤にも月が出ている場面で無用ノ介が「腹が減った」と言ってる場面があるけど
久しぶりに無用ノ介の目のアップで終わる
およねが父親に売られたと恨み事を言う場面があるが、およねの働いているのは一杯飯屋のようなところで、売られたというほどのものでもないかと
トメは下元勉。今作ではおれの記憶にあるイメージと異なる役をやってる場合が目立っていたが、この人に関しては、自分の記憶にあるそのものずばりのような役。「モチモチの木」という有名な絵本があるが、あそこに出てくるおじいさんがこの人のイメージ

*0603
12 処刑前 無用ノ介は走る 6月7日 小池一雄 さいとう・たかを 高橋繁男
堀雄二(山田浅右衛門)、広瀬みさ(小浪)、田中春男(藤吉)、田武謙三(徳次郎)、高橋俊行(夜がらすの青次)、長島隆一(牢屋同心)、谷津勲(目明し)、志水辰三郎(検使番)、山田圭介(検使番)、伊藤初雄(囚人)、引田敏彦(介添人)、遠矢英治(介添人)、伊藤信明(同心)、秋山要之助(同心)、明石健(見物人)、大川義幸(見物人)、羽沢寛二(見物人)、井ノ口勲(見物人)、加藤弘二(通行人)、石渡雄幸(通行人)、森山司(通行人)、鈴木正幸(通行人)
無用ノ介が捕えた賞金首、夜がらすの青次。だが、小浪と藤吉が現れ、あれは自分たちの一座の親方だと言い出す。誤って捕まえてしまったか。処刑の日が近づく
処刑人の首斬り浅右衛門もやれる範囲で協力しようと助言。処刑前の引き回しに本当の青次が現れるのではないかと、無用ノ介はその一瞬の機会を狙う
無用ノ介に捕えられた男はなんで青次ではないと言わないのかなどの前提部分がなかなか明かされず、ストーリーの前提となるところが説明不足のような気がして、そこらを入れてもっと長編にすべき作品かと思ったが、終わってみると過不足なく(終盤に疑問な点が皆説明される)、というか省略されてる部分はカットの美学とでもいうか、過剰にならず、さっぱりと短編にしているとも思え、佳作だ
ラストもいい。もうちょっとあってもよさそうなところを、処刑が中止になったとわかるところで終わる
堀雄二がトメ
原作のクレジットがない。第3話と同じだ

13 赤い月下の無用ノ介 6月21日 下飯坂菊馬 土屋啓之助
水島道太郎(助川)、木村俊恵(まき)、天野新士(神津帯刀)、田浦正巳(望月)、平凡太郎(青江)、渡辺高光(本堂)、沢まき子(なみ)、中岡慎太郎(川上)、町田澄彦(如月)、向精七(下ッ引)、奥村公延(木村)
辻斬りで大量の人が殺害される宿場。その辻斬りが無用ノ介の狙う賞金首
その町で知り合った助川は二人で組もうと無用ノ介に持ちかけてくる
その町の居酒屋で働く少女なみを助川は可愛がる。その居酒屋のおかみのまきは元は江戸の辰巳芸者、流れ流れてこの宿場へ。同心神津に可愛がられているが、実は病身の夫望月を持つ身
誰が本当の辻斬りか
水島道太郎がトメ、田浦正巳がその前の単独表記

*0604
14 無用ノ介危機一髪 7月5日 西沢治 高橋繁男
永田靖(老人)、加藤武(石黒主水)、高津住男(各務弾正)、高角宏暁(丹下三平)、山本清(編笠の侍)、松野健一(編笠の侍)、橋爪秀雄(編笠の侍)、梶哲也(岩吉)、山下与一(侍)、石川冷(酒屋の親爺)
この回についての次回予告はやけに力が入っており、ゲスト出演者四名(永田靖、加藤武、高津住男、高角宏暁)の名を挙げている。残念ながらおれが知ってる名は加藤武くらいだが。永田靖も時折見るか
賞金首猪谷丈二郎を狙ってやってきた宿場町で老人と知り合う。その宿場町にはもうすぐ関八州取締各務弾正がやってくるというが、その各務弾正は山目付から忠実に仕事をしているのに首になったと恨まれ襲撃計画が立てられていたが、その老人はその計画を先回りし山目付を殺す
無用ノ介の狙う猪谷丈二郎老人も狙っていた。老人は牙の新兵衛という有名な賞金稼ぎだった。そしてその猪谷丈二郎は今やなんと各務弾正になっていた。しかもそれは新兵衛の息子丈二郎であり、なんとしてもで自分で斬って決着をつけようとしていたのだった
無用ノ介は捕えられ磔にされる。老人が出てくるのをおびき寄せようという罠であった
加藤武は各務の配下。丹下はその宿場町の同心で、関八州取締がやってくるということで、余計なことをするなと無用ノ介らを制するが、弾正が賞金首ということを無用ノ介らの話から知り、少し考えを変える

*0605
15 天にさけぶ無用ノ介 7月19日 [4] 下村堯二
里見浩太郎(朝吉)、二瓶正也(若林猪衛門)、清水元(和尚)、木田三千雄(親爺)、池田忠夫(虎松)、ピーターみのわ(三吉)、中村光雄(少年無用ノ介)、阿部希郎(赤垣)、渡真二(賞金首の男)、矢田稔(番頭)、高杉哲平(酒屋の親爺)、石橋雅史(侍)、芹昌郎(侍)、田尻康博(侍)、神田正夫(酒屋の親爺)、林昌子(旅籠の女中)、梅原かおる(旅籠の女中)
里見浩太郎がトメ。中途まで見てハッと気づく。あれ? これ里見浩太郎じゃん、と。いや、いつもと異なる顔をしていたわけでなく、まさに里見浩太郎のままなのだけど、これに出ているとは思いもよらなかったので(またこの手の顔はほかの時代劇俳優にもいた感じがするのだ。例えば中村竹弥なんて里見とは年齢はかなり違うが、ここでの里見はそれを思わせる顔)。それに気づいてからは里見と伊吹に目が釘付け。あくまでおれのイメージだが水戸黄門での活躍ぶりは里見のほうが格上で、共演はあったのかなといま調べてみると、結構長い5年ほどやっているようだが、伊吹が後輩という感じ。なので伊吹主演の作品に出ていることに驚いたというわけで、またここでの役柄は里見もいつもどおり十分に格好良いのだが、その里見が伊吹にへこへこしているような関係性でもあり、そこも水戸黄門でのイメージからすると奇妙に見えてしまう。年齢も里見のほうが10歳も上だ
少年無用ノ介、左目がすでに負傷し潰れている。前の回にも出ていたがそんな風だったっけ(見直してみた、3と10に出ているが両方とも負傷済)
血しぶきがカメラにかかるというような演出が二回ある。これは本来おかしくて、カメラはその劇世界にはないもので、劇世界そのものを映し出しているとされるというのが前提。ということはカメラにかかった血しぶきというのは、その劇世界ではありえない状態。血が宙に浮いて止まっている状態
まあ、だからこそ目を惹く演出ともいえるわけだが
無用ノ介、親し気に寄ってくる男と酒を飲み、その男がかつて賞金稼ぎになりたいと弟子入り志願してきた若林猪衛門だと気づく
その帰り道、酒を印籠でつけにして買おうとして断られてる少年三吉を見て、昔の自分を見るようで酒を買ってやる。三吉は家に戻ろうとしたそのとき、声をかけてきたのが、旅烏姿の兄の朝吉。久しぶりの再会
朝吉は賞金首になっており無用ノ介が三吉に声をかけてきたのを自分を狙っていると勘違い、という風に二人は知り合う
朝吉はある藩からの依頼でのその城へ入っての盗み、これは使い込みごまかすためだったのだが、その姿を夜回りに見られ、夜回りが番所に駆け込み、このことで藩からも邪魔な存在とされ追われる身になっていた
その藩の追手に討つ無用ノ介、そこへ現れたのは猪衛門、朝吉を追っていたのだ。朝吉は討たれ、無用ノ介は猪衛門を討つ。三吉は侍なんかみんな嫌いだと叫ぶ
ウィキ--脚本のクレジットなし。伊吹吾郎によると「脚本がなく、原作を脚本の代わりにして撮影した」とのことだが、そのような事態になった理由は伊吹も推測を述べているのみで真相は不明--
クレジットは脚本がなく原作のみ

*0606
16 さむらい渡とのらいぬ無用ノ介 8月23日 小池一雄
さいとう・たかを 高橋繁男
山本学(渡徹馬)、梅津栄(垣沼矢藤次)、岩崎信忠(渡欽吾)、河村憲一郎(内海刑部)、渡辺高光(風ノ介)、加藤隆(中川)、田部誠二(金子)、平林章三(伊東)、島喜義(南原)、田尻康博(若侍)、伊藤信明(若侍)、尾崎孝二(若侍)、伊勢谷浩(若侍)、向精七(目付配下)、佐多慧亮(目付配下)、安藤敏夫(水戸藩士)、石見栄(水戸藩士)、松島映一(内海配下)、菊池英一(内海配下)、秋山要之助(内海配下)、初川久(内海配下)、森幸男(内海配下)
山本学はトメ。冷酷非情な藩の目付役無表情で敵対する奴らを斬る殺人マシーンのようなキャラで無用ノ介は自分と比較して彼の剣術を「飼い犬の剣」と称している
賞金首矢藤次を追う。その手配は江戸から出ていたが、矢藤次は矢代藩からも藩主導の抜け荷の秘密を知る男(というより矢藤次は抜け荷請負人であり、彼がそれに加わっていた)ということで追われていた
その藩の抜け荷の一件は二人の家老の派閥争いの種となっており、水野は抜け荷を主導し、それを明るみにされては困る派で、もう一方の内海はそれを明るみにし、水野を失脚させようとしており、矢藤次の奪いあいにもなっていた
渡は目付け役で、抜け荷を暴こうとする一派を追っており、その中には弟の欽吾もいた
この兄弟の対決、というか冷酷非情だと思われていた渡が、最終局面でやむを得ず(欽吾が信じていた内海の本当の思惑を知り、破れかぶれになって渡に斬りかかり、それでも渡は相手の剣を押しとどめる程度であったが、ついには欽吾が止めに入った仲間を斬り、さらに向かってきたので)弟を斬ってしまい、そして泣くという場面にはグッとくる。そして無用ノ介(もちろんそれまでに因縁がある)と対決を申し出る。無用ノ介は藩の秘密を知るおれを斬りに来たと勘違い。平常なら敵わない相手を無用ノ介は斬る。そして渡の動揺は弟を斬ってきたことに相違ない(無用ノ介はその場面を見ておらず知らなかった)と理解する
山本学、梅津栄、どちらもよく知った顔で、ほかの時代劇ならすぐわかっただろうが、ここではなかなかわからず。中盤で梅津はわかったが、山本のほうは最後まで見たことあるけど、えっと誰だったかなあ、と。今シリーズでよくある現象だ。まあ山本のほうは思い出せなかっただけという感じ。ずっと片岡仁左衛門の片岡孝夫を思い浮かべていたが、制作年代からしてちょっと早すぎるかなあと思った。この渡というキャラが例えば彼がやった眠狂四郎なんかと被るということもあったかもしれず、だが、そこらの作品はもうちょっと後年のはずで、片岡孝夫がいつ生まれだかわからないもののこの制作年にそれなりの年齢というのは変だなあ、と。もう一つ片岡孝夫で見たのは、なんかやけに変な役だった高橋英樹の旗本退屈男で、あれももっと後年のはずで、だけどあの作品で若くテレビドラマにまったくはまっていない役だっ
たはずでそこから比べても変だな、と。ただいまウィキを見たら、旗本退屈男は1970年制作で、今作品とかなり近い
サブタイトルが出る際の映像が通常と異なる。通常サブタイトルは第1幕冒頭か、本編プロローグがちょっとあってから出るかは混在だが、サブタイトルが出る際のバックは劇世界の映像(静止画像か動いているかも混在)。今回は第1幕冒頭でサブタイトルが出るが、そのバックは上半分が白で黒文字で「さむらい渡と(渡にはルビ))」、下半分が黒で白文字で「のらいぬ無用ノ介(「無」の字だけ赤)」。そのサブタイトルが上に流れて、ということはカメラが下に向かうわけであるが、そして出てくる劇世界の映像という風になっている
なかなかの見ごたえ
第3話、12話と異なり原作クレジットもありで、脚本が「さいとう・たかをと小池一雄(さいとう・プロダクション)」

*0609
ウィキ--「夏の終わり 無用ノ介はひとり」は本放送時には第17話として放送されたが、CS放送などでの再放送では「おいらの好きな無用ノ介」と順序が入れ替わって第18話として放送されている--
今回の放映でも17話が「おいらの好きな無用ノ介」、18話が「夏の終わり 無用ノ介はひとり」

18 おいらの好きな無用ノ介[5] 9月20日 西沢治 下村堯二
土屋嘉男(民五郎)、草間靖子(お篠)、桑山正一(銭安)、山本麟一(黒阿弥)、高野浩幸(正太)、二見忠男(銭安の子分)、梶哲也(長屋の男)、西村淳二(長屋の男)、矢野昭(長屋の男)、田中賤男(銭安の子分)
無用ノ介が狙う賞金首、探し当てたらそいつが善玉、もう足を洗って長い間妻子もおり平穏な町人としての暮らしという設定。無用ノ介のような賞金稼ぎが主人公でストーリーにバリエーションをつけたいなら、まず最初に来るような設定のように思うが、そういえばこのシリーズでこういう設定は初めてだったような気がする(あまり集中して見れてないので、間違ってるかもしれん)
狙う首はおさらば伝二、今は民五郎と名を変え、妻子とともに長屋住まい、だがその長屋がやくざによって強引に取り壊されようとしていて、それをなんとかしようと立ち向かう民五郎という風に完全に善玉。そして無用ノ介と顔を合わせ、女房子に自分が賞金首だということは知られたくないと、死ぬ気でやくざに立ち向かう覚悟を決めてしまう始末で、無用ノ介もそれに加勢するという展開
土屋嘉男はトメ

17 夏の終わり 無用ノ介はひとり[5] 9月6日 さいとう・たかを
大塚道子(おかね)、巌金四郎(死人小左衛門)、和崎俊也(志賀風ノ介)、松川勉(京四郎)、須永宏(甚十)、秋月喜久枝(老婆)、田所千鶴子(わらじ屋の女)、前川哲男(袈裟三)、奥村公延(白痴の亭主)、坂本長利(村人)、紺野英樹(少年無用ノ介)、加賀麟太郎(掛居の四人衆)、関国麿(掛居の四人衆)、石見栄(掛居の四人衆)、西京利彦(掛居の四人衆)
見どころ多し
無用ノ介の父親が回想場面で登場、志賀風ノ介
和崎俊哉(クレジットは俊也)がトメ前単独表記で、トメは巌金四郎
そして無用ノ介の母親探しというストーリーもあり、最終場面ではやっぱり母親だったのかと思わせる展開から、その女おかねが叫んだ子の名前は無用ノ介でなく「達之進」・・・、人違いという結末
この回についての次回予告では「用無し犬を襲う殺し屋、そして彼を待つ罠」というフレーズが三度も出てくる
灯篭流しを見て子供時代を回想する無用ノ介。川に落ちたばあさんを助けると、そのばあさんが無用ノ介の手のひらのほくろを見て、隣の宿場しもふだの女おうめがお前の母親ではないかと言い出し、無用ノ介は会いに行くことにする。しかしそのしもふだは無用ノ介を罠にかけ待ち構えていた
しもふだは死人家が支配。その跡継ぎを決める際の掟が、刺客となった侍三人を倒すことで、その試験で生き残ったものが跡継ぎになれるのだったというもの
誘い込まれた侍は死人家跡継ぎ候補への刺客になるために三度殺し屋に襲われ、それを生き残った者が刺客になるのだった、という風に望んでもいないのに勝手に刺客にされるのだった
そして無用ノ介は生き残りその死人家当主死人小左衛門と対面。無用ノ介が子供のころに合って、子供心に恐れを抱いた男、そして小左衛門のほうでも志賀風ノ介とその息子無用ノ介を知っていた
小左衛門の息子が一人息子で京死郎(ウィキでは京四郎となってるがクレジット及び字幕オンでは京死郎)。一人息子なのに跡継ぎ試験をやる必要があるのか、という疑問も小左衛門は厳格に試験をすることにしていた
しかし京死郎のほうは、金貸しの後家おかねから大金を借りて、殺し屋を雇い、刺客を二人まで殺しており、三人目が無用ノ介。おかねは過去おうめという名だったらしいとされているが、そもそもここら辺の話は最初のばあさんのところからしもふだに誘い込む罠なので、ここら辺も作り話かと思われる
結末も見もので、そういう資格を雇っていた息子に怒り、小左衛門が京死郎を殺すが、京死郎は「一人息子なのにどうしてやらなきゃならないんだ、おれはやりたくなかった」と言い(つまり卑怯にそして楽に試験に受かろうとしているかのように見えた京死郎だが、そもそも殺しなんてしたくはなかったのだ)、無用ノ介も「掟のために息子に人殺しを押し付けた、そして自分の手で息子を殺してしまった、親ってそんなに勝手なものなのか」と言い、しかも小左衛門も先に手で受けた京死郎の吹き矢の毒が回り死んでいく
少年無用ノ介、この回では左目の負傷なし。役者が変更されている

*0610
19 明日に生きる無用ノ介 未放送
瞳麗香(マキ)、渡辺篤(栗兵衛)、塚本信夫(金子忠輔)、田中淳一(大徳)、浅沼創一(十五夜左近)、渡辺高光(大徳の配下)、中庸介(大徳の配下)、川村禾門(大徳の配下)
クレジット順は田中淳一(大徳)、浅沼創一(十五夜左近)が二名並記、渡辺高光(大徳の配下)、中庸介(大徳の配下)、川村禾門(大徳の配下) が三名並記、次からが全員単独表記で、塚本信夫(金子忠輔)、渡辺篤(栗兵衛)、瞳麗香(マキ)の順
生きたまま賞金首の十五夜左近を捕えた無用ノ介。だがその兄大徳が配下を引き連れ奪還作戦に出る。守は酔いどれ役人の金子、番所の小者栗兵衛、そして無用ノ介
栗兵衛は賞金稼ぎに憧れて賞金首に殺された息子の姿を無用ノ介に見て、この仕事が終わったら一緒に暮らそうなどと言っており、無用ノ介もまんざらでもない
マキは居酒屋の女で金子に惚れており、酔った隙に夫婦約束などをさせている
そのマキは他の二人がやられたと聞かされ、大徳の言う通り、金子を連れ出してしまい、金子は大徳の人質に
左近と金子を交換することになるが、そこで最後の殺陣となり、大徳らをやっつけてハッピーエンド。妙に明るい作調
マキと金子は結ばれたようで、そして無用ノ介は栗兵衛の誘いを断り賞金首を続けることを言い宿場を去っていく

ウィキに
--オーディションの選考には、伊吹のほかに和崎俊哉、村井國夫、地井武男などが残っていた[3]。最終的には伊吹と和崎の決選投票となり、票数では和崎が優っていたが、内田吐夢の意向によって伊吹に決定した
--
とある
17話で出てくる無用ノ介の父親役が和崎俊哉

*0611
一通り見て、ちょっとストーリーが把握しきれず心残りだった第2話を見直す
最近いろいろ忙しく、ちょっとおざなりな見方をしており、さらに今シリーズ始まったばかりで内容がよく把握できておらず、ということが重なり、自身でなんかよくわからなかったから全部見終えてから覚えていたらもう一度見ようと思っていたのが第2話
ただ上に書いた感想とほぼ同じで、ストーリーもとくに難しいところはなく、自分で把握した通りだった
出色は伊丹十三。あまり出演したものをバンバン再放送しているということもないので、なかなか見れない役者なのだ。格好良いねえ、撮られてることを十分意識した演技もいい
あと、すでに書いているが悪役でよく出ている人が悪役でない役で出ているのもの特徴で、玉川伊佐男、石山律に加えて吉田義夫もこの回では無用ノ介の首に賞金がかかってると知り、その首を取ろうとする役ではあるが、一応善玉、善良な百姓である
玉川伊佐男が格好良い、悪に通じた正義の人で弥七に通じるなあと思っていたら、役名も矢七である。江戸から盗賊を追ってきた御用聞きで、無用ノ介を何度も助けるが悪の手にかかって最後は討ち死にする
さて、データを消すとするか

知恵泉「足利義昭」「織田信雄」(伯山出演のテレビ番組)

05/21(火) 22:00 -
NHKEテレ1東京|45分|10倍録
先人たちの底力 知恵泉 悪評なんかぶっ飛ばせ“自分流”を見つけ出せ 織田信雄[解][字]

05/14(火) 22:00 -
NHKEテレ1東京|45分|10倍録
先人たちの底力 知恵泉 悪評なんぞぶっ飛ばせ 諦めたらそれまでよ 足利義昭[解][字]

この知恵泉については前に数回見ており、それはこのメモブログにも書いてある。伯山が松之丞時代に出たのも見たことあったが、それは再放送だったので、今回も過去のものかなと思ったのだがどうやら新作
そもそもこの番組が今もやってるのかどうかさえ知らなかったもので
最近放送分では「伊丹十三」を扱った回があり、伊集院光がゲストで出ていたようだ
さて今回視聴した二回、両方ともゲストが同じ、二回分同日収録したのだろう
伯山のほかにアンミカ。世間、主にネットだが、の評価からするとあまり好きでないタレントだが、まあこの回に関してはさして出しゃばらずにバランスよく、そのタレントらしい意見を言ってた印象
伯山、登場の際に「お久しぶりです」などと言っており、それは前にも出たことあるということだろう、さらには織田信雄の回(二代目はつらい)とこの番組の司会者(店主と称している)が数回交代していていることを絡ませたOPトークでは「先代店主が好きでした」などと現店主をへこませるジョークを言っている
時代の価値観による歴史の解釈の変化というのがあるが、例えばこの数年の常識の変化に合わせそのたびにで歴史の解釈が変わるなんてのは軽すぎて肯定的にはなれない。というかむしろ無視すべきであろう
で、今回取り上げた題材はまさにそれなのだが、意外にもとても面白い。まあそもそもこの二回に取り上げられてる二人ともおれは名前業績ともにまったく知らないのだから、解釈の変化といっても、ここで紹介されてるのをはあそうですかと受け取る以外にないのだけど
初回の「足利義昭」。室町時代の最後の将軍で、その将軍気取り、自分に実力(兵力)もないのに、上から目線で戦国武将に手紙を送りまくるとう人物
最後のほうに紹介されたエピソード、かの本能寺の変、自分が明智に言って信長を討ち取らせた、お前らも続け、みたいなことを手紙で書いていたというもの。
考えてみたら、マスコミがなく、情報の伝達がいまとは全然違う時代、偉い人がそう言ったら、それはそれで信じちゃう、信じないにしても一考に値すると思ってしまってもおかしくないなと思った
晩年は一大名におさまり、朝鮮出兵の際に九州まで出向くよう言われ、嬉々として出向き、滞在し続けたなんて話の楽しい。まだ彼に権威があったため、それだけでも効果があるのだが、老齢でもあるし、戦力としては考えておらず、来てもらうだけでよかったので、秀吉はもう帰るように促すも、ずっといたというのは微笑ましいエピソード

大岡越前スペシャル 大波乱!宿命の白洲 [時代劇]

12/29(金) 19:30 -
BS 101|90分|12倍録
【特集ドラマ】大岡越前スペシャル 大波乱!宿命の白洲[解][字]

去年年末のものをようやく視聴(なお、放送時間はテレ朝で昨年末放映された東山の引退作「必殺仕事人」がこの大岡越前が終わってすぐの12/29の21時から放映されている。はかったのか偶然か知らんが東山引退作でどちらも歴史のある作品を東山が引き継いだという作品だ)
意外や意外。とても良い作品だった
冒頭に赤穂浪士による討ち入りの場面があり、が、なんでこんなシーン入れたのだろう、と思わされるくらいなかなかそれがストーリーに絡んでこない
ちょうと真ん中あたりで絡んできたのかな、そこまでは凡作というか取り立てて悪くもないが良い面も見当たらない、見終えたらすぐ忘れるくらいの作品だと思っていたが、それが絡んできてからはそこまでのストーリーに忠臣蔵後日譚が絡む因縁噺(討ち入りの27年後とされている)となり、面白く見れた
現代制作なだけあって、現代視聴者が見るに耐え得る構図となっており、それはわかりやすい悪役善玉でないというあたりだ
キャストクレジットではレギュラー陣に目が行き、あまりそうとは気づかなかったのだが、メインゲストはゴリと南沢奈央、とくにゴリのほうがメイン、で、この二人の演技もよい。南沢演じるつやの母親役に竹下景子、終盤に登場し一気に引き締める

ウィキで、登場人物の来歴を確認していたら「小山田庄左衛門」の項目で以下のような記述がある。この逸話を今作品では使っている--
享保6年(1721年)1月15日、深川万年町冬木店に住む中島隆碩という医者の夫妻が、下男の直助(権兵衛とも言われる)に殺害された事件が起こった。『享保通鑑』は中島隆碩が浅野長矩に仕えていたことを記しているため、これが小山田庄左衛門であるとしているが真相は不明である
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レギュラー陣では寺田農。キャストクレジット前に登場し、この役は確か寺田だったはずだが、確か亡くなったし、違う人になったのかなと思ってしまった(くらいに顔が違って見えた)が、寺田であった
ラストシーン、大岡家、寺田の顔が見えないが、後姿で男が映り、たぶんこれが吉本作左ヱ門であり、もしかしたら寺田がもう撮影に参加できなかったのかなと思った

前にも書いたことだが、字幕オンの色付き、忠相と吉宗、そしてもう一人がなぜか榊原伊織でなく結城新三郎
この東山版大岡越前は医師として榊原伊織、結城新三郎の両方が出ている作品が多かったと思うし、前もそうだったと思うが。榊原伊織のほうがメインに近いような気もするし、キャストクレジットでも榊原伊織(勝村政信)が二番目、結城新三郎(寺脇康文)が三番目
田村亮の声が以前の作品で悪かったということを書いたが、今作品では気にならず
脇役では
堀部安兵衛 - 若山騎一郎、大石内蔵助 - 峰蘭太郎
佐吉 - 平尾勇気
あたりがクレジットでは目についた。ちなみに忠臣蔵の場面は本筋ではないので当たり前だが、少ししかない
東山の演技はいつも通りさして抑揚のないもので、引退作とも思えない淡々としたもので、が、それがかえってストーリーの邪魔をせず良い効果


驚愕、「NHK大岡越前」で検索したら、新シリーズが始まるとのこと
東山引退で、これも終わりだろうなあと思っていたのだが
BS時代劇「大岡越前7」主演決定のお知らせ
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公開:2024年5月17日(金)午後1:00
新たな大岡忠相に 高橋克典 決定!
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※追記
上記を見た後、録画しておいた加藤版大岡越前の第7部第15話「怨念秘めた唐人剣」を視聴。これは見逃していたもの。感想などについてはその該当項目に追記してある
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