神の雫(1)、(2) [料理・ワイン・料理本]
今日はイタリア語の授業のあと、本屋によって、久しぶりにいろいろと衝動買いをしてしまいました。
そのうちの2冊がこれでした。
すでに週間モーニングで、連載開始当初から読んでいるのですが、改めて読み直したいと思っていたところだったので、ついつい発売中の2冊を買ってしまいました。モーニングでは、最後に1ページのワイン講座があって、これも薀蓄たっぷりで楽しみにしているのですが、単行本にも掲載されているのは、うれしい配慮だと思います。
ストーリーは、ワイン評論家の息子である主人公が、父の遺言に記されている12のワインと「神の雫」を探すというものですが、主人公は父に反発してワインを嫌い、ワインのことは何も知らないという設定になっていますので、こちらも一緒にワインのことを学んでいく感覚で読むことができます。
連載当初から、これは長期の連載になるだろうという感覚はありましたが、改めて読み返してみると、壮大なストーリーになるだけの伏線が数多くあることが分かりました。また、絵がきれいなこともあるかもしれませんが、登場人物が多彩でそれぞれ特徴があり、魅力的に描かれていると思います。
ワインの薀蓄モノであることは確かなのですが、ストーリーもよく練れているため、二つの意味から楽しめる作品です。
個人的には、連載でも進んでいるイタリアワイン対フランスワインの結末にも興味があるところです。
コメント 0