一冊の手帳で夢は必ずかなう [手帳]
グローバルメディアオンラインという会社の社長さんである熊谷正寿さんという人の手帳の本です。
私はフランクリン手帳というのを使っているのですが、そのフランクリン手帳を薦めてくれた友人から、この本のことを聞きました。
メッセージは、夢を持て、それを言葉にしろ、そして毎日の生活に結び付けろということだと思いました。そのためのツールとしての手帳の使い方を紹介しています。まずやりたいことを(具体的に)書くこと、夢人生ピラミッド、年表(ここでは15年)を作ることについて説明があります。これらは「夢手帳」にまとめられることになります。夢・人生ピラミッドは基礎レベルとしての「教養・知識」、「健康」、「心・精神」を底辺に、その上に実現レベルとしての「プライベート・家庭」、「社会・仕事」をおき、最上部には結果としての「経済・モノ・お金」をおき、それぞれにやりたいこと・夢を書いていくという、ツールです。
こうして夢を文字に置き換えたあとは、「行動手帳」で進捗を管理していくことになります。また日々のメモは「思考手帳」に書き込んでいきます。
この3つの手帳の使いこなしが、この本の中核なのですが、後半は熊谷さんの半生(というには早いかもしれませんが)の中で、どのようなことを心がけてきたのか、といったことが説明されています。
私は上で書いたようにフランクリン手帳というのを使ってますが、これも自分の役割ごとの目標を明確にする、重要視する価値観を書く、ミッションステートメントを書く、その上で年、月、週、日の目標と行動に落としていくというやり方ですので、基本線は同じように感じました。フランクリン手帳は「7つの習慣」の考えを基にしているので、考え方が欧米風だと感じていましたが、日本でもこうした考えを持ってやってきた人がいたというのは面白い発見でした。
正直なところ、文章が少しよそよそしい感じがする(きっと熱い思いがあると思うのですが)のと、「経済・モノ・お金」をピラミッドの頂点に持ってきているあたりの生々しさに少し辟易としてしまう面があるのは否めないのですが、メソッドの紹介としては、この類の本よりは具体的だし、説得力もあったと思います。
このコンセプトに基づいた手帳も発売されているようなので、今度文具屋で覗いてみて、自分の手帳に使えそうなものがあれば取り入れてもよいかと思っています。
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