大経師昔暦*吉例顔見世大歌舞伎夜の部@千秋楽/歌舞伎座 [歌舞伎]
吉例顔見世大歌舞伎夜の部@千秋楽/歌舞伎座
吉例顔見世大歌舞伎 夜の部/歌舞伎座 11/25（金）千秋楽
一、 嬢景清八嶋日記 ニ、 鞍馬山誉鷹
三、 連獅子 四、 おさん 茂兵衛（大経師昔暦）
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最後の「おさん 茂兵衛」これはあまりに筋が面白すぎて、突っ込みどころがいっぱい。
四、 おさん 茂兵衛（大経師昔暦） 二幕三場
茂兵衛◇梅玉 おさん◇時蔵
女中お玉◇梅枝 母お久◇歌江
番頭助右衛門◇歌六 大経師以春◇段四郎
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「大経師昔暦」は「堀川波の鼓」「鑓の権三重帷子」と並ぶ近松の三大姦通（かんつう）劇の一つ。
主題は当時法度の姦通だが、三作品とも恋心があっての姦通ではない。この「大経師昔暦」は
京都四条の都万太夫座の座元（劇場主）でもある坂田藤十郎が近松門左衛門に依頼した戯曲。
近松は当時京都で評判になった大経師以春の女房おさんと手代の茂兵衛の姦通事件を題材に
「大経師昔暦」という戯曲に仕上げた。大経師とは表具師の総称。以春は当時、朝廷から大経師暦
（カレンダー）を発行する権利も与えられていた。浄瑠璃では、おさんと茂兵衛は京の東の粟田口の
処刑場に送られる途中、黒谷の東岸和尚にその法衣のもとに救われるというハッピーエンドで締め
くくられる。現実にはおさんと茂兵衛、下女のお玉の三人は天和三（一六八三）年九月二十二日に
実際に処刑された。この時おさんは十九歳。不義密通の言葉も不似合いな十代の若い妻。
思いもかけず不義密通してしまった女主人おさん（時蔵）と手代の茂兵衛（梅玉）が主人公。
最後に死を覚悟して落ちてゆく際に、二人の影が土蔵の塀にあたかも磔にかけられたように映る
というのはなんだかおもしろい演出でした。ライトを当てて影を濃く映して、首吊りっぽく見えますね。
当時の社会事情からすると本当に処刑にあうような大罪を犯してしまっているわけですから
恋愛感情のあるなしにかかわらず逃げるしかないのでしょうけれど、納得いかない部分であります。
想定外の不倫に驚きを隠せないという雰囲気のこのラストシーンの時蔵さんは色っぽくてとても艶が
ありました。梅玉さんも女心のわからないマジメな堅物を上手に演じていて、好感度急上昇。
段四郎さんのダンナさまは少し影が薄く感じてしまいましたが、もうちょっとイヤらしい旦那になって
もよかったのかもしれませんね。お玉にたいしても上品なセクハラでしたから、あまりお玉が困っ
てる感じがしなかったんです。 「旦那様が私に迫ってきて・・・」と奥さんにバラすんですから相当
シツコクされてないと言えませんよ。そんなこと言うのはクビ覚悟ですから。おさん（時蔵）の世間
知らずな若奥様ぶりがこのシーンでもいい感じでした。助右衛門◇歌六さんは茂兵衛にイジワル
するのもなんだかおもしろく、上方の雰囲気がよく出ていたように感じました。屋根にのぼったり
お尻を出したり、大変な役でしたね。
最初ちょっとどうかな、退屈かな、と思ってしまったのですがいやいやこれは見ないで帰ったら
もったいないです！考え方や社会の違いを思いつつ、でも、それってどうなのよ？と1人ツッコミを
入れてとても楽しみました。今、こうして書いていても、やっぱり笑いがこみ上げます。
おさん、なんで自分の亭主と茂兵衛と間違えるのよ！間違えないでしょ？フツー判るから。
こんばんは。
ご訪問ありがとうございました。
「めでたい焼き」、私も買えませんでした…最後の休憩中に開演前ギリギリで並んでいたのに、３人前でストック（？）がなくなってしまって。ゆであずきを食べたので、いいんですけどね。でもちょっと残念 （；＿；）
by air (2005-12-14 00:40)
air さん、こんにちは～☆
「めでたい焼き」！名前が思い出せませんでした（笑）休憩のたびに
買いに行ったのですが、どうも毎回出遅れだったようで「売り切れ～」
アイス最中だけであきらめました。。。。
by Ren (2005-12-14 07:38)