LOVERS(原題)十面埋伏/感想 [映画・DVD・TV]
「LOVERS」(原題)十面埋伏(英語題)HOUSE OF FLYING DAGGERS
監督: チャン・イーモウ 撮影: チャオ・シャオティン
美術: フォ・ティンシャオ 衣装デザイン: ワダエミ
出演: 金城武 (金ジン・随風) チャン・ツィイー (小妹 シャオメイ)
アンディ・ラウ (劉 リウ) ソン・タンタン ( 牡丹坊の女将)
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チャン・イーモウ監督が『HERO』に続きメガホンを取った豪華絢爛な映像美満載のアクション史劇。
9世紀中期の中国で、悲劇的な運命に翻弄される3人の男女のそれぞれの愛を描く。
金城武、チャン・ツィイー、アンディ・ラウなど台湾、中国、香港のスターが豪華共演で
激しいアクションが見所だが内容はラブストーリー。歴史大作を期待すると裏切られる。
原題の「十面埋伏」とは、あたり一面に待ち伏せが潜んでいるという意味。
「3つの[愛]が仕掛けてくる」というコピーがついていましたが
「HERO」がドラマ性に豊んでいたことと比べると「LOVERS」はその通り「愛」でベタベタ。
誰が敵で誰が味方かわからない仕掛けやどんでん返しもありますが
基本的にアクション、アクション、アクション、ラブシーン、アクション、ラブシーン。
なのでストーリーにはあまり期待しない方がいいかもしれません。
とにかく映像的に美しいのは確かです。ワダエミの衣装もすばらしくて
監督は画面の色彩にとてもこだわったというだけあって、どのシーンも色がきれい。
遊郭牡丹坊での「鼓打ちの舞」オレンジの袖が舞って緑枠に橙牡丹の太鼓を次々と打ち
(盲目の役なので)無表情なまま踊り続けるチャン・ツィイー・・・とにかく美しいです。
美形が主役なので、アップのカットも多く惚れ惚れさせていただきました。
馬上から弓を引く金城武もカッコイイ。監督に「古いタイプのハンサム」と評されてましたが
時代モノにはちょうどいいってことですよね。あと、投げナイフの技はちょっとやりすぎ?
それはないでしょ?と突っ込みたくなります。竹林の竹渡りもね。忍者でもそこまでは・・・・
アンディ・ラウと金城武のラストの死闘はかなり本気で戦いお互いあざだらけになったそうです。
ただなぜ急に「雪」になったのかがさっぱりわかりません。でも、絵的にはOKです。
美しいアジア俳優の映像を楽しみたい時にお勧めします。
公式サイトに載ってましたが、
ウクライナでロケをしていて、天候が急変して雪になったそうです。
by NIKO (2005-10-06 19:40)
にこさん コメント&TBありがとうございます。
天候の急変だったんですね。何ヶ月も戦ってるの?と妙な疑問を持っていたのですが違ったのですね。あぁ納得~。すっきりしました。
by Ren (2005-10-06 23:30)