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東京現代音楽アンサンブルCOmeT [コンサート]

東京現代音楽アンサンブルCOmeT
~パフォーミングエクスペリメントシリーズ2~
6月23日(木)午後7時~東京 津田ホール

小鍛冶邦隆率いる東京現代音楽アンサンブルCOmeTの演奏は初めて聴きました。
若手室内オケですがヴァイオリンは全員女性、パーカッションも女性、
黒の衣装に揃えていましたがなんとなく舞台が華やかに感じます。
現代作曲家の意欲的な新作を幅広く紹介して、昨年第3回佐治敬三賞を受賞、
今勢いに乗っている室内オーケストラです。
新たな演奏解釈を試みるシリーズの第2回となるこの公演。
フランスの近代音楽から大衆音楽を素材にした現代音楽まで幅広い。
まずフォーレの「ペレアスとメリザンド」組曲、
1898年ロンドン公演における初稿を再現した室内楽編成での全曲演奏は
世界初演ということです。
異父兄弟が1人の女性をめぐって争うという戯曲なのですがあまりそういうイメージの
演奏ではなく、どちらかというと牧歌的?やさしい印象の子守唄でした。
出だしの弦パートの響きはちょっといまいちだったように感じてしまって残念。
中井正子をソリストに迎えてのラウ゛ェルのピアノ協奏曲、
ジャズ風のリズムを強調した感の強い第一楽章、ピアノソロから始まって木管とピアノの
絡まりが美しい第二楽章、色彩豊かな第三楽章。ピアノの力強い音と正確なタッチに
比べてオケの存在感が弱かったように感じる。
メゾ・ソプラノの野々下由香里さんすらっと背が高く黄色のドレスで見た目も良し。
べリオのフォークソングスは初めて聴きました。
う~ん正直言ってよくわからない。
メゾ・ソプラノの野々下由香里さんもこなしきれていない感じがして・・・・
よく伸びるよい声だっただけに、他の演目で歌声を聴きたい。
カーゲルのオルケストリオン・ストラートは時間がなくなってしまって退席。

*演目*
フォーレ「ペレアスとメリザンド」組曲
ラウ゛ェル「ピアノ協奏曲」
べリオ「フォークソングス」
カーゲル「オルケストリオン・ストラート」


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コメント 2

今週は忙しいですね~。
クラシックとはまた趣きが違いましたか。
まぁ、私は違いはわかりませんけど(笑)。
by (2005-06-24 17:17) 

Ren

クラシックではあるんですがフォーレとラヴェルは19世紀の音楽、後半二つは20世紀のなのでその違いもあります。もちろん古典ともまったく違います。
会社で荷物運びをしてバテバテで会場へ行ったのでフォーレは何度も眠気に負けそうになりました(汗)
by Ren (2005-06-25 09:16) 

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