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旧芝離宮恩賜庭園(東京都港区) [歴史散歩]

芝離宮2.jpg
 旧芝離宮恩賜庭園(国指定名勝)は、JR浜松町駅北口からすぐのところにあります。1678(延宝6)年、肥前唐津藩主で幕府老中も務めた大久保忠朝(ただとも。1632〜1712年)が、この地を拝領し「楽寿園」と命名された庭園が造成されました。江戸初期の大名庭園の流れを汲む回遊式庭園の一つです。(2012年9月27日。iPhone4sで撮影)
 幕末には紀伊徳川家のものとなりましたが、1872(明治5)年に有栖川宮邸となりました。かつては海水を引き入れ、潮の干満を利用して景色を変化させていたようですが、現在は淡水となっています。
 1875(明治8)年に宮内省の所管となり、翌年に「芝離宮」となりました。離宮時代は、新橋駅や埠頭にも近かったために、迎賓館としての役割も果たしていました。芝離宮1.jpg
芝離宮3.jpg
雪見灯籠。
芝離宮4.jpg
大きな洋館も建てられていたようですが、関東大震災(1923年)ですべて消失しました。写真は、彫刻の施された大理石の一部の展示です。

■参考資料
『旧芝離宮恩賜庭園』東京都公園協会(パンフレット)2010年
『東京都の歴史散歩(上)下町』東京都歴史教育研究会編、2005年
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