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義家塚(埼玉県坂戸市塚越) [歴史散歩]

塚越神社.jpg
 坂戸市塚越は小規模古墳の密集地でもありますが、この古墳群の塚の一つ(約1.8メートルほど)に築かれたのが義家塚(よしいえづか)です。義家塚はまた塚越神社(つかごしじんじゃ)とも呼ばれています。
義家は11世紀に活躍した源氏の棟梁の八幡太郎義家です。前九年合戦(1051〜1062)、後三年合戦(1083〜1087)など東北地方での戦いで源義家は東国における源氏の棟梁としての地位を確立しました。
 義家が東北地方へ向かう途中にこの地を経由したのですが、川の増水で足止めをされました。そしてこの地に陣を敷いて近くの大宮住吉神社において戦勝と川の減水を祈願したところそれがかなったということです。
 その後源頼朝が1187(文治三)年九月、この塚に先祖の義家を祀るようにと命じたのが塚越神社の始まりです。
 源義家がこの塚に腰をかけたところから塚の腰と名付けられ、さらにこの地を塚越と呼ぶようになったようです。(2007年9月23日撮影。GR1s)義家塚西.jpg
義家塚東.jpg

 ■参考資料
『埼玉県の歴史散歩』埼玉県高等学校社会科教育研究会、山川出版社、2005年
『新版角川日本史辞典』朝尾直弘・宇野俊一・田中琢、角川書店、1996年
「地名を歩く21塚越(坂戸市)」読売新聞埼玉版
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