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水子貝塚公園(埼玉県富士見市) [歴史散歩]

 2006年3月12日、埼玉県富士見市の水子貝塚(国指定史跡。富士見市水子2003-1)を訪ねました。縄文時代前期の遺跡を整備し、発掘調査にもとづいて造られた史跡公園です。
 今から約5,500年前(縄文時代前期)には、近くを流れている荒川・新河岸川・柳瀬川周辺の低地まで海が入り込んでいたようです。水子貝塚の人々は、台地となっているこの地に集落を築いたのでしょう。
 貝塚群は中央の広場を囲むように計約60カ所形成されていました。貝塚群や竪穴住居群はドーナツ状になっていたようで、その規模は直径約160メートルにもなります。広場は村の人々の作業場であると同時に宗教的儀式が行われた場所であると思われます。

上の写真は展望台から見た遺跡の全景です。復元された竪穴式住居もあります。

復元された竪穴住居と貝塚遺跡表示。貝塚のあった場所がわかるように、丸いタイルがはめ込まれています。
中央の広場を囲むように多数の貝塚遺跡があったようです。

復元された竪穴住居の中には内部の生活状況が復元されているものもあります。

■参考資料
『史跡水子貝塚』富士見市立水子貝塚資料館、2001年
『埼玉県の歴史散歩』埼玉県高等学校社会科教育研究会歴史部会編、山川出版社、2005年

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