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ロボット文明/ロボット文化 [Engineering essay]

 どうにも、いきなり肩に力が入ったタイトルになってしまった。話の筋としては、日本ではロボット文化(と呼べるものがあると私が勝手に思っているだけかもしれぬが…)がロボット文明(特に狭い意味での)に先行してしまっているのではないか、その根拠は、…。とゆうようなことを書こうと思ったのだが、注釈をいっぱいつけないとイケナイのではないかと、酔ったアタマが私に囁きかける。のでカッコつけてしまったではないか…
 もっと気楽にいこうじゃあありませんか、と酔ったカラダがキーを叩いている。仕方が無い「所詮中枢は末端の奴隷」と言った人の言葉に従うことにする。

 閑話休題、
日本でロボット開発が盛んで、しかも他国に比べれば一般社会に受け入れられ易い。と言うような話には、やれアニミズムがどうしたとか、鉄腕アトムがこうしたとか諸説並べ立てられている。もちろん優れた評論も数多く存在するので、目にする機会も多い。そういうところに無謀にも石を投げ込んでみたくなった。
 それで日本の一般のヒトがロボットに対してどのようなイメージを抱いているのか?というようなメンドウなことは学者にお任せすることにして、私がどう思っているのかを書こう。これなら調査しなくても直ぐわかる。はずだが…
 言ってしまおう。私はロボットの本質は 「哀しい」こと にあると思っている。小説にしろ、マンガにしろ、アニメにしろ、実物にしろ、すべて同じだ。「鉄腕アトム」は花火を見てキレイだと思うことを許されたか?「鉄人28号」は正太郎だけが操縦できたのか?「エイトマン」は射殺された刑事の記憶や人格を電子頭脳に勝手に移植されたのではなかったのか?「新造人間キャシャーン」の真の敵はブライキングボスだったのか?(…なんだか話がズレてきているぞ)
 少し軌道修正しよう。ヒューマノイドタイプのロボットの開発者は皆が”「鉄腕アトム」を作りたかったんです。”とホントに考えていたのだろうか?という疑念が私にはある。一般社会に対してそういう哀しい嘘をつかねばならないような状況があるのではないか。それは、世間のヒトが実際のロボットがどのようなものなのか良く理解していないため、とりあえず「鉄腕アトム」って言っとけ。というような疑いである。
 それでは、世間のヒトがロボットを良くワカッテイナイという疑いの源はどこにあるのか?と言われれば、一般社会で使われているロボットがあまりにも少ないということに尽きる。かつて、友人とメールでやりとりしているとき、価格が10万円を切るロボットが発売されれば普及するだろうな。という(誰でも考える)予想をしたことがあった。それが何と今や、”31,290円のヒューマノイドロボット、ついに発売”なのだ。これがどれほど生産されるのか判らないのだが、発売されるのは日本だけではないらしい。これがプレステ並みに売れたらスゴイことが起きるような気がする。同じi-SOBOTでありながら、日本と欧米で異なる文化が育まれる可能性が高い。具体的にどうスゴイのかと訊かれると答えられないのだが…。
 かつて自動車が欧米から持ち込まれたが、(日本で育ったクルマ文化は本当に文化と呼んで良いシロモノなのかどうかはおくとして)今度はロボット文明の生まれた国に異国のロボット文化の種をまくことができるのだろうか。種の数は多いほど芽が出易いとは思うが、どうなのだろう…。


Omnibot 17ミュー i-SOBOT

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コメント 4

teradate

アトムが花火を見ながら化学式を「スケッチ」するのに感動した子供でした。
手塚治虫はヒューマニズムとは関係が無い存在としてのロボットを書いた作家なのではないかとも思うけどそれ書き出すと長くなるので、それはそれとして。

ロボが哀しく見えるのは、脚本が哀しく書いてあるだけではないかとも思ったりもします。ロケットや潜水艦が出てくるマンガでは必ず事故が起こるように、一種の創作上のセオリーであって、物理法則や本質論とは関係が無いのではないかと。作家や脚本家の固定観念と、ロボットの本質論をチャンポンにしては、いろいろ見誤るような気がしてなりません。
たとえば、アラレちゃんはべつに哀しくないぞ。と。
by teradate (2007-10-29 02:41) 

Stroll

>teradate さん

 これほど的確にツボを衝かれてしまうと殆ど、反論できませんね。
ただ、頂戴したコメントは世間一般の人に書けるようなものではありません。
あなたは、その筋の人ですよね?(笑)
いや、正体を明かせと言っているのではありませんので、念のため。

 おもしろうて  やがて悲しき  ロボットかな
と昔、誰かが詠んでいたのが私の記憶のどこかに刺さったままなのです。
そうゆうことにならなければ良いがと思っています。

 実は、このブログはこういったディスカッションをしたいと思って作ったWebで挫折したためにできた。ということを皆様にお伝えしておきます。
by Stroll (2007-10-29 08:54) 

enya

以前、ロボットや工業には全く無縁の人にロボット三原則の話をした事がありますが、その人から真っ先に帰ってきた言葉は「ロボットって哀しいんですね」でした。人に逆らってはいけないという原則があるため、どうしてもそういうイメージが付いて回るのではないでしょうか?ロボットの定義はアレで良いのか?という論議もあると思います。あと、これはなんとなくですが、絶対に人間を超えて欲しくないという心が人の中にあると思います。部分的には人の能力を遥かに超えるまでになっているけれど、全体としては超えて欲しくないと思っている気がします。愛地球博で楽器を吹くロボットを間近に見、凄いと思いました。でも、やはり心の中には「所詮ブログラム通りに吹いているだけでしょ」という気持ちが僕の中にはありました(笑)
あ、でも僕は決してロボットの進化に対して否定的な人ではありません(念為)
by enya (2007-10-29 20:54) 

Stroll

それぞれに的確なコメントを頂戴したので、おバカエッセイで終らずに済みました。
teradateさん、enyaさん ありがとうございます。
by Stroll (2007-10-29 22:56) 

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