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増永弘昭先生の事 [エピソード]

私は 吹奏楽を学生時代に体験しないで 18歳のときに 
今も活動している 大阪の楽団に入団しました。
その時に先生として 楽団に指導に来ていただいていたのが 増永弘昭先生、
いわば 私にとって 吹奏楽の初めての恩師であります。
その増永先生のご命日が今年も近づいてきました。
先生は プロのフルート奏者でした。
何故、そんなプロの先生に教えて頂けたのかというと
実は先生が その大阪の楽団出身だった・・・というご縁で・・です。
(大阪の楽団の誕生は 増永兄弟が 倉庫で楽器を練習したのが始め・・と聞いています。)
先生は 小学生から中年のおじさんまでいる楽団に 
解りやすく、辛抱強く 色々教えて下さいました。
「音は音程で合わさない。倍音で合わしなさい。」 
「ほら、もっと楽しそうに吹きなさい。 楽しくないんですか!(笑)」
「胸をはって姿勢良く吹きなさい。 うつむき加減になるのは日本人の悪い所です。」 
などなど・・笑顔で教えて下さいました。
そんな先生が 急に亡くなり 電話で連絡を受けても 「へ?何?誰が?」って感じでした。
私達は知りませんでしたが ご本人、ご家族の方々は 覚悟されていたようで
亡くなる半年ほど前に 練習日でもないのに 練習を見に
わざわざ東京から来て頂いた事がありました。 それが最期になってしまいました。
先生に教えて頂いた事は 今も楽団の基本となっています。
私が今 吹いているオーボエも 先生のお見立てと聞いています。
先生は私がオーボエを始めた事を どんな風に思ってらっしゃるのか・・と
時々考えます。 「がんばってオーボエ吹けよ!」でしょうか?
それとも 「クラリネットだけしておけばいいのに・・」でしょうか?
とにかく始めた以上は がんばらなきゃね・・

先生が亡くなられてから 先生の奥様が HPを作られました。
「フルーティスト 増永弘昭 新たなる旅路 」
http://www.k3.dion.ne.jp/~masunaga/index.html です。
ご興味持たれた方は 是非HPをご覧ください。 


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Akchan

はじめまして! 私もオーボエを吹いてます。
クラリネットを吹いていたのに、オーボエを吹き始めるなんて
すごいですね! おまけにリードも作っているみたいですね!
私もリードを作っています。是非、情報交換しましょう! では!
by Akchan (2006-10-20 21:31) 

ふゆちゃん

はじめまして。リード作りはまだまだですよん(涙)。
ノートを広げて 四苦八苦だし
先生がいないと 最後の仕上げは不安です。
こちらこそ 色々教えて下さいね。 お願いします!! 
by ふゆちゃん (2006-10-20 23:50) 

札幌の増永門下生です。

増永先生の話を沢山書いています。
ぜひ、のぞきにいらしてください。
門下生が集まると先生の話で盛り上がります。
思い出を共有できるとうれしいです。

http://blog.goo.ne.jp/fl-yoko/
by 札幌の増永門下生です。 (2006-11-03 20:26) 

ふゆちゃん

こんにちは。ブログ拝見しました。
先生との会話の所では 声が聞こえてきそうで
涙が出そうでした・・
先日 ご命日なので 楽団でお花を送らせていただきました。
先生の奥様から お礼状のお葉書をいただきまして
「まだ、覚えていただいて・・」なんて書いてありましたが
忘れようはずもありませんよね。
またブログ、のぞかせていただきます。
コメント頂きまして ありがとうございました。
by ふゆちゃん (2006-11-04 11:35) 

札幌の増永門下生です。

ふゆちゃん、ありがとう。
また、ぜひ、増永先生のこと、書いてくださいね。
大阪でブラスの指導をしていたなんて
ぜんぜん知りませんでしたの。
良かったら私のブログの「恩師増永」を
仲間の皆様にもお知らせしてください。
本当に先生に教わったこと皆で忘れずにいたいですね。
演奏しているといつも先生がそばにいてくださるような
気がするんですよ。
by 札幌の増永門下生です。 (2006-11-04 22:11) 

ふゆちゃん

本当に今となっては 私達は幸せ者で 
なんて感謝が足りなかったのか・・と反省です。
「札幌の増永門下生さん」のブログの事は 早速
楽団の楽器庫のホワイトボードに 貼らせてもらいました。
フルートパートの人には ちゃんとメモでアドレスも渡しました。
また みんなでブログを拝見させていただきますね。
by ふゆちゃん (2006-11-06 00:17) 

札幌の増永門下生です。

ふゆちゃんのエピソード
ちょっと紹介させて頂きました。
ちょっとした話でも嬉しい私達です。( ^o^)ノ
また、のぞきに来ますね。
by 札幌の増永門下生です。 (2006-11-06 15:42) 

ふゆちゃん

ありがとうございます。 ちょっと恥ずかしいです・・
いつまでも底辺でもがいている私ですが
時々でも のぞいてやってください。
大阪の楽団では チュ-ニングはチューナーでしません。
「倍音であわしない」との増永先生の教えからです。
その話をまたブログで書きますね。
by ふゆちゃん (2006-11-08 00:04) 

NO NAME

現在、大阪に住んで早15年目の大学の時、増永先生に付いてフルートを吹いておりましたものです。
貴方様のブログを見て、先生もこの大阪に来て教えていらっしゃったと知ってなんだか不思議な気持です。
最近、私のブログにも先生の事を載せました。
http://blog.goo.ne.jp/nami2008temp/
なんだか不思議な感覚です。

by NO NAME (2009-08-17 02:35) 

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