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息子と私のバトル!? [記憶のカケラ]


今朝、昨日送り出した息子から無事に着いたとの連絡がありました。
見送った直後はやはり寂しさもあり、脱力感を感じていましたが
無事到着との電話にホッとしました。
かなり揺れが激しくて、酸素マスクが下りてきたと聞かされた時には焦りましたが。(汗)

今日はその息子の話をいくつか・・・。

 

小学生の時の息子は、家の手伝いとして 『お風呂掃除』 をしてくれてました。

最初のうちは結構素直に当然のこととしてやってくれてたのですが
学年が上がるにつれて、言わないとしてくれなくなり、
だんだん言っても文句を言ったりして、なかなかやってくれなくなってしまいました。

6年生の時、息子が言いました。

「お母さん、“お手伝い”っていうのは、自分から進んでやるもので
 人から言われてやるものじゃないと思う!」 との素晴らしい意見が!(笑)

「お母さんもそう思うよ!で?なに?」

「だからね、お風呂掃除もお母さんに言われてやるんじゃなくって
 自分でやれる時にやるから、お母さんは何も言わないでほしい。」

「オオーw(*゜o゜*)w それは願ったり叶ったり。お母さんも助かるわぁ~♪」

ということで、私は声がけするのを止めました。
と同時に、息子のお風呂掃除も止んでしまいました。(爆)

あいや~~してやられたか・・・!?

それからは、4歳下の妹が 『お風呂掃除』 をすることになりました。^^

 

息子が中学3年の時、彼は運動部のキャプテンをしていました。
親の会もあり、私は世話役代表をさせられさせてもらってました。^^

6月の中総体前のことです。
部活は7時に終わるはずなのに、なかなか帰ってこないので気になっていたところ
中学校の近くに住む先輩のお母さんからお電話をいただきました。

「Pekoさん、大変!
 息子さんたちがどうもプールで泳いでるみたいなんだけど・・・
 中総体も近いし、何かあったら出られなくなるかもしれないわよ!」

数日前には、夜の間にプールに椅子が投げ込まれていたという事件(?)があったばかりでした。
排水口に引っかかって溺れる・・・なんて事故も起こらないとも限りません。

私は中学校まですっ飛んで行きました。(走ったら5分ほどのところ)
裏階段のところまで来た時に、ちょうど息子たちがぞろぞろと階段を下りてきました。
8人くらいが、水も滴るイイ男状態で!!

全員を前に私はお説教しました。

「中総体前の大事な時に、事故でもあったらどうするの!?
 風邪でもひいたらどうするの!?
 何かあったら取り返しのつかないことになるかもしれないんだよ!?
 中総体にだって出られなくなるかもしれないんだよ!?」 等等。

家に帰り着くと、息子は私に怒ってこう言いました。

「お母さん!俺はお母さんの子供だから、お母さんが俺のことを怒るのはいいよ!
 だけど、友達は関係ない!怒るんだったら俺だけにしてくれ!!
 俺は恥ずかしくてしょうがなかった。

 それに、みんないいことか良くないことかくらいはわかってるんだよ!
 良くないってわかってても、やってみたいんだよ!
 オトナになって振り返った時に、あんなバカなこともやったなぁ~なんて、
 そんな思い出を作りたいんだよ!!」

一瞬私はひるんでしまいました。
息子があまりにストレートに言いたいことをぶつけてきて
しかもその気持ちは十分わかるなぁ・・・と思えたから。

でもでもやっぱり言わないではおれませんでした。

「気持ちはわかるよ。うん。よくわかる。
 だけど、それでもお母さんは言わせてもらう。
 あなたにも、ほかのみんなにも。」

そうは言ったものの、しばらくは考え込んでしまいました。
息子がもしキャプテンじゃなかったらどうしただろう・・・
私がもし世話役代表じゃなかったらどうしてただろう・・・

実は裏階段から下りてきたメンバーを見た時、私は密かに嬉しい気持ちになりました。
それは・・・
メンバーの中に、学校では全く言葉を発しないという寡黙症の友達も一緒に混じっていて
楽しそうに笑っている姿を見たから。

そんな楽しい気分をぶち壊してしまったことは申し訳なかったとは思うけど・・・
そういう考えでそういうことをやらかしてしまう息子のこと、いいな~とは思うけど・・・。

何人かのお母さんにも聞いてみました。
やっぱり注意をする!というお母さんもいれば
男の子だもん、それくらいのことしなきゃ~!という人もいました。

私は厳しすぎたのかなぁ・・・
いやいやそんなことないよね・・・
気持ちはわかっても、言わなきゃならないことはあるよね?

この場合、どうすればよかったんだろう・・・
見て見ぬ振りした方がよかったのかなぁ・・・

もう一度同じ状況に出くわしたとしたら・・・

う~~ん、やっぱり私は注意をするかなぁ・・・

わざわざ連絡をくれた先輩のお母さんがちょっぴり恨めしくもあり。。。

                      (おっと責任転嫁・・・ごめんなさいです。^^;)

 

高校では中学と同じ運動部に入りました。
県で2位という強い部で、毎日毎日 朝練に自主練にと没頭していました。

そのまま繋がってる大学へ行くつもりにしていましたが
夫が東京に家を買ったことで、息子も東京の大学を受験することにしたのと
なかなか試合に出してもらえなかったこととで
2年生の2学期に部活を辞めてしまいました。

それから息子の様子は変わってしまいました。

この時期、私との会話で息子が発する言葉は3つでした。

「いいや」 「別に」 「そうじゃないけど」

ほとんどの会話がこの3語で済んでいました。
今では信じられないことですが・・・(笑)

“魔の14歳” “魔の17歳” と言われますが
うちの息子にもこの時期に大きな波があったように思います。

息子は父方のおばあちゃんから特別気に入られ可愛がられていました。
なんだかしらないけど、しょっちゅうお小遣いをもらっていました。

そのお金で、高校生の分際で、若者に人気のブランド物をたくさん買っていました。
パチスロでもかなり稼いでいたとは、卒業してから聞かされました。(汗)

買いたい服があるのにお金が足りない時には
私にせびってきました。

ある日、学校をサボって寝転んだままお金をせびる息子に私はついにキレました。
腹が立ちました。頭にきました。
寝転んだ息子を思いっきり蹴飛ばしました!!

「そんなに蹴りたけりゃ、もっと蹴ればいいよ!」

息子は私を睨み付けて言いましたが、蹴り返すことはしませんでした。
私も一撃だけで、部屋を出て行きました。


二十歳過ぎた頃、彼は言いました。

「あの頃は自分でも何やってんだかわけわかんなかったな・・・
 お母さんのあの蹴りは、なかなかよかったよ。
 ありがとう。
 もっと蹴ってくれてもよかったくらいにダメダメな自分だったなぁ・・・」  と。

そんなことを言えるようになるなんて
当時は考えもしませんでした。

本当に、なるようになるものですね~^^

 

息子よ、こちらこそ いろんな経験をさせてくれて、ありがとう♪

 


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コメント 10

natyako531

おじゃましま~す♪
息子ネタですね!! またまた、しみじ~み見させて頂きました。
他人の子供を注意するとき・・・少々悩んでしまう私です。
自分の子には結構厳しい我が家ですが、友達が入るとこによりその時の叱り方が半減しているかも・・・(^^ゞ
しかし言わなければならない場面では、きっちり言いたい・・・いえ言います!
だって子供に、理不尽な自分を見せられないですよね!

今息子さんが、母親に感謝して・・・そして反対に、Pekoさんが息子さんに感謝して・・・ウラヤマシイな!!
私もこの先、息子たちと今以上にバトルの繰り返しが起こると思いますが
最終的に「ありがとう」と言い合える、親子になりたいな(^_-)-☆
by natyako531 (2005-06-02 00:21) 

Peko

よそのお子さんを注意する時って、悩みますよね・・・
半減するっていうの、わかります~~
でもでも、言わなきゃならないことはやっぱり伝えたいですよね!

お子さんそれぞれにバトルが繰り広げられることと思いますが
なっちゃーママさん、o(*'~'*)o ふぁいとっ♪
by Peko (2005-06-02 10:44) 

綺華

お風呂掃除は、うちも昔は長男がやってくれていたけど
年が上がるごとに回数が減って行きましたね~。
「お手伝いは言われてやるものじゃない・・・」との素晴らしいご意見は
我が家の次男の口からも出ましたが、やはり口だけでした・・・(^_^;)

子供とのバトルってその家庭それぞれにいろんな形で必ずあるものですよね。
長男とは一方的(私だけカッカしてる)だったけど、
次男とは最近互角に戦っています(笑)
by 綺華 (2005-06-02 12:16) 

★TAK

親から何か言われて、反応がストレートに返ってくる、、、押しつけでないPekoさんの気持ちが通じていたんですね^^
本音で対話できる、、、それって素晴らしい事だと思います。それが出来ない家族っていうのが、傍目から見て、多くなっているように思うんですよね。

文中の息子さん、、、自分も同じような態度をしたことが、、、(笑)
by ★TAK (2005-06-02 12:18) 

ええ話や~。(涙)
とてもいい母親と息子さんじゃないですか。
僕の理想の息子さんですよ。
いい関係が築けてると思います。
きっと将来、たくさん親孝行してくれそうですね。
by (2005-06-02 16:47) 

ミルモでママ

こんにちは!Pekoさんと、いい親子関係が伝わってきます^^
他人の前でも同じようにしかる。子供の友人にも同様に注意する。
なかなか、むずかしいですよね。自分の子供も大きくなるとそんなバトルする日が来るんでしょうね。今はまだ想像がつきませんが、Pekoさんの体験談を思い出しながら育てていこうと思います。ありがとう。Pekoさん!!
by ミルモでママ (2005-06-02 17:48) 

Peko

>ayaka さんちも同じ現象でしたかぁ~~(笑)
「お母さんがやりたくないからって、僕達にやらせないで~~!」とも
言われたことありますぅ~^^;
子供はスルドイですね~~確かにそういう魂胆もありましたっ!(爆)

互角に戦ってるayakaママ、o(*⌒O⌒)bふぁいとっ!!

>★TAKさん、恥ずかしながら、かなり押し付けの激しい母でもありました。^^;
息子がトラブルにあった時に、学習させてもらいました。ハイ。(笑)
本音で対話すると、しんどいこともあるけど楽しいもんですよね。^^

★TAKさんも息子と同じような態度を?
ナニナニ?どれどれ?
まさか寝っ転がってせびったりパチスロで稼いだりではないよね?(笑)
驚異の3語会話かな~~?(笑)

>820さん、ありがとぉ~♪
理想の息子だなんて・・・いいんですかぁ~?あんなんで。(笑)
でも、そう言ってもらえると、とっても嬉しいです。
出世払いがいっぱい溜まってますからねぇ~~(笑)
頑張ってもらわないとっ!!^^

>ミルモでママさん、こちらこそ嬉しいコメントありがとうございます♪
子供を通して考えさせられること、教えられること、本当にたくさんありました。
子供たちのおかげですね。^^
これからバトルもあるけど、それ以上に感動もあるから楽しみですね~♪
by Peko (2005-06-02 22:27) 

★TAK

会話です^^;
年齢もちょうどその頃、、、
反抗期ってやつですかねぇ^^;
気の無い会話以外は、私に勇気が無くて(笑)普通だったと(自分では)思うのですけど^^;
by ★TAK (2005-06-03 02:43) 

綺華

子供とのバトルでPekoさんも書いていらっしゃるけど
純粋な正論に時々二の句がつなげなくなる事があります。
子供に教わるって、そういう時ですね。

最近は、「親としてはこう思うけど、君を1人の人間としてみると
そうは思わない事もある・・・」と親としての立場と、私という個人の立場と
2つの面がある事を伝えるようにしています。
認めてもらいたくて喧嘩になってしまう事が多いので、認めているけど
親として許せないラインがあることも分かってもらいたいですしね。

ともあれ、遅くなってしまったけど無事に現地に着かれたとのこと
ホッとなさっているでしょうね。
今は、何に乗っても怖くて心配なので「無事に着いた」との連絡は
なによりの親孝行だと思いますよ。
うちの長男は「着いた?」と聞かないと連絡ないからな~(^_^;)

仕事から逃避したくて、コメント長々と書いちゃってゴメンナサイm(__)m
by 綺華 (2005-06-03 14:39) 

Peko

>★TAKさん、あは・・・やはり会話でしたかぁ~(笑)
その他のものは★TAKさんのイメージにはないですものね。^^
この時期夫は単身赴任中だったので、ひとりで奮闘してましたよ。
でも反抗期があって、よかった。(笑)
反抗期なく過ごした夫は今頃反抗期を向かえ、どっちも(夫も親も)大変です。^^;
反抗期なくても素直に育って、うまく親離れ子離れしてる人もいるんですけどね。
私の父親に対する反抗期は静かだけど長かったですねぇ~(笑)
いろいろ思い出します・・・息子の反抗期、私自身の反抗期。^^;

>ayaka さん、お仕事の合間に(?)ありがとう♪(笑)
うんうん、子供の正論にたじろぐ事ありますよぉ~(汗)
子供ってスルドイし、イタイところついてくるし、よく見てますよね。^^;
最近イタかったのは・・・
「一番大事なのは夫婦関係だからね!基本はそこだよ!親子じゃないから!」
ハイ・・・おっしゃる通り。。。としか言えませんでしたぁ~(泣) ←なぜ泣く?(爆)

子供に言われることで、自分自信を見つめ直す・・・
いったい私はこの子に何を伝えたいのか、
ayakaさんがおっしゃるように、許せないラインはどこなのか、
それを考える作業が何度もあったように思います。
結構なんも考えてなくて、口から出任せに適当なこと言ったりしてると
決まってやられましたね~(笑)
息子には何度も価値観変えさせられたかも・・・^^;

ええ、ええ。無事に着いて、本当にホッとしました。ありがとう~。
離れてしまったのはayakaさんの息子さんといっしょだけれど、
15でしっかりと目的意識を持ってる息子さんはスゴイと思います。
うちは、歳はいってるのにそこんとこが甘いから心配です・・・
それも彼自身が気付いて乗り越えるしかないのでしょうね。
by Peko (2005-06-03 17:20) 

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