CD新譜情報 [千原英喜氏]
「千原英喜作品全集 第1集/第2集」に引き続き、「千原英喜作品全集 第3集/第4集」が年末にリリースされる予定。
第1集/第2集と同様に、指揮は当間修一氏、演奏は大阪ハインリッヒ・シュッツ室内合唱団。
指揮者、合唱団、作曲者の3者間の信頼関係が構築されている証拠であろう。
■当間氏のHPはこちら
収録予定曲の混声合唱とピアノのための「良寛相聞」は、立正大学グリークラブが来年の定期演奏会でも選曲する(抜粋)とのこと。
http://www3.to/risshoglee/ −演奏会情報−
◎にわか即席勉強(合っているかなあ?)◎
良寛和尚(1758年−1831年 江戸時代の曹洞宗の僧侶、歌人、漢詩人、書家)と、彼が
69歳の時に弟子入りしてきた29歳の貞心尼との間における相聞歌。
短歌の一つである相聞歌は、消息を通じて問い交わすことで、主として男女の恋を詠みあ
う歌とのこと。
年齢差がありながら、二人の間の恋愛感情は日に日に高まり、往復の書簡は仏事のことよ
りも相聞歌のやりとりになっていたようである。
今年の立正大学グリークラブは積極的に千原作品へ取り組んでいて、こちらも指揮者の窪田卓氏、合唱団、千原英喜氏との3者のアンサンブルが大変良好である。
羨ましいなあ〜。
先日、2004年全国大会で立正グリー(金賞)が演奏した混声合唱のための「どちりなきりしたん」からⅡ(第2楽章)とⅣ(第4楽章)を聴いた。
立正グリーの学生指揮者であるM君から音源をいただいた次第。
千原節満載で実に良い。
グレゴリオ聖歌のようなシンプルでありながら、重層的なハーモニーが魅力的な作品。
今後歌ってみたい曲の一つになった。
立正グリーの演奏は、とてもシャープな声で、それは硬いということではなく、十分にトレーニングされたまっすぐで張りのある声で、スピード感が凄い。
「R」の巻き具合が明快、弱音への抜き具合が絶妙、歌詞がはっきりと聴きとれる。
ハーモニーも安定、ダイナミクスレンジも効いていて秀逸な演奏である。
単純かつ感激屋の私としては、ますます千原作品に傾倒していく予感がしている。
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