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CD新譜:第22回TVEC一般男声部門 [アンサンブルコンテスト]

今年の2/4(日)、北とぴあ・さくらホールで開催された第22回東京ヴォーカルアンサンブルコンテスト(TVEC)一般男声合唱部門の録音CDを購入した。
出演者以外で購入するのは、かなりのマニアしかいないと思われる。

参加団体7団体で、金賞・東京都知事賞:1団体、銀賞:2団体、銅賞:1団体。
一気に全団体を鑑賞したが、最も印象に残ったのが金賞受賞の「暗男底」。
<暗い男の底>と書いて、「あんだんて」と読むとのこと。
音楽表記のandante(ゆるやかに、歩く速さで)に引っ掛けたらしい。
指揮は窪田卓氏、立正大学グリークラブの男声OBが主体とのこと。
ネーミングが非常にユニークである上に、演奏が素晴らしい。
声が出来上がっている。
訓練された発声で、若々しさ、ストレートさが全面に出ていて、響きも明るく、他団体と比較して抜きん出ていた。
演奏曲は「小夜の中山」(千原英喜:作曲)と「引き念佛」(間宮芳生:作曲)。
特に「引き念佛」には驚いた。
制限時間のせいか、普段演奏されるテンポより速い演奏で少し急いている面はあったが、団体の発声と実に合った選曲で、勢いがあり、ハーモニーのぶれもなく、とても惹き付けられた。
第1位、金賞受賞が納得できる演奏。
録音でここまで感動するので、会場ではどんでもない演奏だったのだろうと想像できる。
生演奏を聴けず残念であった。

他には、銀賞受賞の「イェーノーリャ・ラウラヤット」。
今年の朝日コンクール課題曲「田植唄」を選曲した。
実に粋な演奏で、田圃、農民等の光景が浮かんできて、土着的な雰囲気が出ていて感心した。
テノールが明るい発声で聴いていて心地が良い。

銅賞受賞の「お江戸コラリアーず室内アンサンブル」は、昨年の朝日コンクール混声部門の課題曲「とむらいのうた」の男声版を選曲した。
合唱マニアとしては、是非男声版の楽譜を購入したいと思った。

全団体の演奏レベルが高いことにも感心した。
やはりTVECはレベルが高いコンテストだなあと再認識した次第。
ポパイも上級レベルを目指して精進して行こう。


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