水坂橋梁(埼玉県比企郡嵐山町志賀) [近代化遺産]
2021年11月25日、GRDIIIで撮影。国道254号線バイパス沿いの同バイパスと国道の合流点の近くに志賀駐車場があります。そこから東武東上線の線路に沿って東松山方面に5分ほど歩くと左側にあります。歩道から橋に向かう細い道は未舗装で草に隠れているので注意が必要です。
この小さな橋梁も東武東上線武蔵嵐山駅と小川町駅の間にある橋梁(「嵐山町志賀の東武東上線橋梁群(埼玉県比企郡)」『埼玉県の近代化遺産ー近代化遺産調査報告書ー』)のうちの一つなので、1923(大正12)年11月には架設されていたと考えられます。煉瓦造りの橋梁にかかっているのは下り方向の線路です。
橋の下は歩行者用道路ですが桁下は低く身長の高い人は接触するかもしれません。
「コンクリート単銘桁」という形式の橋梁で煉瓦の橋台がコンクリート製の桁を支えている構造のように思います。
コンクリート製の桁は比較的新しいものなので改修されたものか、取り替えられたものだと思われます。
■引用・参考資料
『埼玉県の近代化遺産ー近代化遺産総合調査報告書ー』埼玉県立博物館、1996年
「気まぐれ旅写真館」(ホームページ)
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